【モヤモヤにどう向き合うか?】
1分書くだけ
世界一シンプルなこころの整理法
(赤羽 雄二 氏)

【モヤモヤにどう向き合うか?】1分書くだけ世界一シンプルなこころの整理法(赤羽 雄二 氏)

プライベートや仕事でモヤモヤしているとき、皆さんはどのようにしてそのモヤモヤに向き合っていらっしゃいますでしょうか?同僚と飲んでスッキリする、美味しいものを食べる、運動をするなど、皆さんそれぞれに合った方法でモヤモヤを解消されているのではないでしょうか。(ただし、飲み過ぎ食べ過ぎにはご注意ください!)

モヤモヤとの向き合い方は人それぞれかと思いますが、今回はその向き合い方でも「モヤモヤの原因を考え抜いて、落ち着いて改善に向けて行動をしていく」ためにお勧めの方法のひとつをご紹介します。

今回ご紹介するのは、「速さは全てを解決する―『ゼロ秒思考』の仕事術」の著者でもある赤羽氏の書籍。書籍を読まれた方はもうすでにご存じかもしれませんが、著者は自分が直面する課題などをA4の紙に書きだすことで即断即決するための思考力を鍛えていく手法を提唱しています。その手法が、モヤモヤしている悩みなどを解消する上でも効果的だと指摘しています。それはなぜなのでしょうか?

著者自身の体験にその理由がまとめられていますので、抜粋してご紹介します。

私がA4メモをこの形で書き始めたきっかけは、8年在籍した小松製作所から経営コンサルティング会社であるマッキンゼーに転職した際に、全く新しいことだらけで、山のように覚えることがあり、それらを効率よく整理する必要があったためです。

私自身の仕事のスピードも、今の数分の1以下でした。何とかこなそうとする中で、エンジニアからの転身で気になることや悩み事、インタビューのしかた、チームのリードのしかたなどを忘れないためにA4用紙に全部書き出すようにしました。

特に何も期待せずに書いていただけですが、書いてみると、自分を客観視できるせいか、気分がどんどん軽くなることを感じました。気分が軽くなると、自然に一歩前に出やすくなりますし、アクションも早くなります。

仕事に追われるのではなく、書くことで好循環を自ら生み出せる、ということもわかっていきました。

今の日本において、考えない習慣が蔓延していることに警鐘を鳴らす著者。

ぐるぐる悩んでいてもモヤモヤは解消されない、愚痴を言っても何も変わらない。人であれば誰でも悩むのは仕方がないこと。ただ、悩んでいるだけでは物事は前に進むことはありません。悩みを解消し、物事を前に進めていくためには「考える」ことが大切です。

では、悩むことと考えることの違いはいったい何なのでしょうか?著者は、考えるとは問題を特定することだと考えています。そのために、自身のモヤモヤを言語化することで見える化し、モヤモヤと向き合えるようにしていくことが重要な意味をもってきます。

著者がお勧めするのは、A4用紙1ページにつき1テーマ、1分程度で速やかに、飾らず、手書きで率直に頭に思い浮かんだことを書き出していく方法です。詳細は本著に譲りますが、まずは行動あるのみ。ご自身の思考を見える化するためにも、一度気軽にチャレンジされてみてください。文字にすることで、きっとご自身の考えがよりクリアになってくるかと思います。

MBAプログラムをご検討の方の場合、「なぜ自分はMBAプログラムで学ぼうとしているのか?」などを一度書き出して考えてみられるのもよいかもしれませんね。

ご興味をお持ちの方は、ぜひ一度本著を手に取られてみてください。

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