【効果的・効率的に情報収集をするには】
不況知らずのコンサルが実践している ~時間をかけない!情報整理術~(佐々木 直彦 氏)

【効果的・効率的に情報収集をするには】不況知らずのコンサルが実践している ~時間をかけない!情報整理術~(佐々木 直彦 氏)
【Bond-BBT MBAメールマガジン ブックレビュー・ランキング2015 第8位】

日々の仕事が忙しい中、皆様にとって間違いなく大切なもののひとつが「時間」なのではないでしょうか。

子育て、勉強、プライベートなど、仕事以外に必要な時間も含めると尚更でしょう。限られた時間をやりくりしながら日々を過ごされているかと思います。

ただ一方で、物事を判断したり、何をすべきか決定したりするためには「情報」が必要になりますが、その情報は巷に溢れかえっています。どのような情報が必要で、どのリソースから得られる情報は信頼性が高いのかなど、情報の収集や整理などに多くの時間を割かれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

時間が限られている中、できるかぎり効率的・効果的に取り組みたいものです。

今回ご紹介するのは、コンサルタントである佐々木氏が自身が20年かけて生み出した「情報整理のための方法」をまとめた書籍です。

本の帯に「誰にでも使えるメソッド」と書かれているように、紹介されている方法は目新しいものでも、特殊なものでもありません。ただ、だからこそ日々の生活の中で取り組むことができる実践的なものになっていると言えるのではないでしょうか。

情報は活かしてはじめて意味があるもの。

そのために、情報整理をしていく中でどのようなことができるのでしょうか。ここでは、本著の中で紹介されている「ホンモノの情報(実際に活かせる、その人ならではの情報)」を創り出すための情報収集術を一部だけ抜粋してご紹介します。

「ホンモノの情報」を創りだす情報整理には、重要な行為が三つあります。それは「収集」「思考」「伝達」の三つです。

①(収集)現場から情報を取り、自分の感情も重視して整理する。
②(思考)自分自身で考えて、情報の意味をより深く整理する。
③(伝達)強い伝達力をもった表現を創り出すために整理する。

この三つの行為が、(中略)「思考を整理して行動につなげる情報整理」を可能にします。基本的な流れは、収集→思考→伝達ですが、それぞれが完全に分かれているわけではありません。情報を集めながら思考し、思考しながら整理します。整理しながら、また情報を集めて思考し、伝える方法を思考しながら整理していきます。

この三つの行為を行きつ戻りつしながら、伝達へ向けて進めていくイメージです。

(中略)

こうした「ホンモノの情報」を創り出す情報整理によって、人の思考と行動は大きく変わります。そして、いままでには考えられなかった成果が出るようになります。

たとえば、これまで門前払いだったV社の年間計画プレゼンテーションに参加できるようになり、初参加にもかかわらず、五社の競合相手に勝って大型受注をあげる、ということが起きます。

さらに深くお知りになりたい方は、本著をご覧ください。

ご自身が現在取り組まれている情報整理の方法と比較しながら、ご自身にとってどのような情報整理方法が、そしてその後の活用方法があり得るのか、一度考えるきっかけになるかもしれません。

MBAプログラムでも、情報を整理する力は膨大な学びを得ていく中でとても重要です。学びをしっかり消化して実力に昇華させていくためにも、ご入学前に見直しをされてもよろしいかもしれないですね。

▼本を見てみる(Amazon)
⇒⇒ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569777945/bond11-22

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