グローバルビジネスで戦える人材になるためのヒント"The Essence of BBT"
日本・アフリカビジネスウーマン交流イベント「アフリカ女性企(起)業家とリーダーシップ」

BBT大学ビジネス・インキュベーションセンター(BIC)は国際協力機構(JICA)と共同で、アフリカのビジネスウーマンと日本のビジネスパーソンが交流するイベント「「アフリカ女性企(起)業家とリーダーシップ」を2016年2月3日(水)に開催いたしました。当日は、BBT大学からはBICの余語邦彦教授と大学院の椿進教授が参加し、会場参加者を巻き込んで活発な議論が行われました。

ファシリテーターを務めた椿進教授は、アフリカでのビジネス経験が豊富で現地の事情に精通されていることもあり、アフリカ各国から参加した17名のビジネスウーマン、行政官からも具体的な質問がたくさん寄せられました。

イベント前に行われた柴田巌教授によるBBT大学紹介のプレゼンに聞き入る参加者たち。プレゼン後には自分自身がBBT大学で学びたい、自国の起業家にBBT大学で学ばせたいという声があがりました。

 

イベント開会時の余語教授からの挨拶では、BIC(ビジネス・インキュベーションセンター)や2016年4月から新設されるBBT大学大学院アントレプレナーコースなどが紹介され、BBT大学がいかに起業家育成に力を入れているかということがアピールされました。満席の会場は既に熱気で包まれていました。

 

BBT大学の特徴をわかりやすく説明する余語教授

 

次にファシリテーターを務める椿教授が、ビジネスの視点から見てもアフリカはとても魅力的であること、特にビジネスに携わるアフリカの女性たちはとても頼もしい存在であり、これから始まるプレゼンテーションとディスカッションが非常に楽しみであることなどを会場に告げたあと、いよいよプレゼンテーションがはじまりました。

 

ご自身のアフリカ滞在経験を交えて会場をさらに盛り上げる椿教授

 

今回プレゼンしてくださったアフリカ女性企業家の方は5人。BBT大学で開催されたこのイベントは、JICAなどが行っている、「日アフリカ・ビジネスウーマン交流セミナー」課題別研修の中の一つのプログラムとして2015年からはじまったもので、今回で2回目となります。約2週間に及ぶ研修の後半に行われるこのBBT大学でのイベントは、アフリカでビジネスについて深くディスカッションできることもあり、研修参加者のみなさんもとても楽しみにしてくださっているそうです。

 

 

【企業家プレゼン】

  • Ms. OKEI Michele Caroline

トップバッターは、コートジボアールのOKEI Michele Carolineさん。衣類の製造、販売を手掛ける会社を経営しながら、ファッションや縫製のトレーニングを行う学校も運営しています。若者や女性に職を与えることで経済的な自立を促したいと説明しました。

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ビジネス展開のビジョンをプレゼンするMicheleさん

2代目社長としてビジネスを拡大させているMicheleさんのブランド

 

 

 

  • Ms. KILIBA Genoveva Nsaho

次のプレゼンターはタンザニアのMs. KILIBA Genoveva Nsahoさんです。

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ヘアメイクサロンとヘアメイクを教える学校を運営しているGenovevaさんは、最近はブライダル関連にもビジネスを広げていると説明。貧困に苦しんでいる人の状況を変えたい、そのために貢献したいという思いがビジネスを行う原動力になっているそうです。

自身の運営する学校を、「BBTのように」大きくするのが次の目標だと話し、会場を沸かせました。

Genovevaさんの学校の学生さんの真剣に学ぶ様子です。

novevaさんのプレゼンを受け、椿教授は、アフリカの女性はエクステンションを使って毎週のように髪の毛をセットするため、ヘアメイク市場は非常に大きくチャンスも多いと説明しました。タンザニアで日常的に使われているブランドのエクステンションは中国から持ち込まれたものとのことで、Genovevaさんはなぜ日本人がこのマーケットに進出してこないのか?と冗談交じりにプレゼンを締めくくりました。

 

 

  • Ms. NYIRONGO Charity Nkonjera

ザンビアのCharityさんはファッションデザインと衣類の製造を手掛けています。女性用、男性用、そして子ども用の衣類も手掛けるCharityさんはかつて日本でトレーニングを受けたこともあるそうです。このビジネスは雇用を創出するという意味でも意義があるとし、国内だけでなく、国外にも積極的に展開していると説明されました。

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手がけたファッションショーの様子を説明

 

課題としては、素材となる布や織物が安く買えないことがあげられました。競争力を高めるためにも、中国等から直接素材を仕入れる方法を考える必要があると説明しました。参加した外国メディアの記者からは、どのように輸出ルートを開拓、維持しているのか等の質問があがり、活発な意見交換がなされました。

 

自国だけでなく、海外にも積極的に展開している

 

 

  • Ms. AMORO Margaret Afi

Margaretさんはガーナでイベントの企画運営やフラワーアレンジメント、造園等を行う会社を経営しています。二人の子どもを育てるシングルマザーであるMargaretさんは、お金を稼ぐためにそれまで趣味だった花をベースにしてビジネスを立ち上げたそうです。自社のイベント会場を運営するほか、ホテル等のイベント会場の装飾の仕事なども受けており、一週間に10~20ものイベントを手掛けているとのこと。

椿教授の質問に回答する形で、拡大しつつあるガーナでの花や造園へのニーズについても言及しました。以前は少なかった、都心から離れた地域からの問い合わせも増えているそうです。

倫理的(エシカル)にビジネスを展開したいと語るMargaretさん。女性の自立を支援することもビジネスのポリシーの一つ。

 

デザインした結婚式会場

 

 

  • Ms. MAESELA Nompumelelo

南アフリカ共和国のMAESELAさんは、小規模農業従事者を資金面、技術面でサポートするファンドを運営しています。資金や技術援助が不十分なためにほとんどビジネスとして成立させることのできないような小規模農家を営む女性のことが気になっていたことが、事業をはじめたきっかけだとMAESELAさんは説明します。資源が豊かなアフリカの自給率をあげるため、持続可能なモデルを構築したいと語るMAESELAさんは、資金を集めたり技術を学んだりできるような総合的な農業に関するオンラインプラットフォームを作ることを目指しているとし、貧困や高い失業率の改善に貢献したいと述べました。

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農業のバリューチェーン全体を支援することで持続可能な仕組みを作りたいと説明

小規模農家を営む人々

 

 

【行政官とのディスカッション】

5人のプレゼンのあとは行政官よりいくつか質問があげられ、椿教授や会場と活発なディスカッションが行われました。

 

行政官らは、女性の起業やビジネスの継続を支援するためにどのような支援が必要か、という点に関心を寄せていました。アフリカの状況に詳しい椿教授より、具体的なアドバイスが出される場面もあり、参加者は真剣なまなざしで聞き入っていました。

アンビションを持ち続けること、ベストを尽くすこと、基本的な習慣やルールを守ること、の3つを意識することの重要性を説明する椿教授

メモを取りながら真剣に椿教授のアドバイスを聞く行政官

会場の様子

 

イベント終了後の懇親会でも白熱した議論は続き、非常に有意義な会となりました。本イベントは、今後も継続される予定となっております。

 

グローバル環境下のビジネスをけん引できる人材の育成を目指しているBBT大学は、急速に成長しているマーケットであり、ビジネスチャンスが豊富なアフリカに非常に強い関心を持っています。実際に現地でビジネスを展開されている方々と深いディスカッションができる機会である本イベントは、本校にとっても非常に有意義な機会です。次回の来訪も楽しみにしております。

 

 

BBT大学

BBT大学院

 

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