グローバルビジネスで戦える人材になるためのヒント"The Essence of BBT"
内田流知的生産の技術

内田和成のビジネスマインド03

講師:内田和成氏(早稲田大学ビジネススクール 教授)

 

■内田流知的生産の秘密
同じ情報に接していても、人によって得られるものが異なっているのは、個人ごとにバイアスがかかっているからであり、それがその人なりの個性である。我々は、自分の持っているバイアスを理解し、問題意識を持つことで、より有益で多くの情報をインプットできるようになる。
シリーズ第3回は、視点やアイデアがユニークだといわれることが多い内田和成の発想の根源である情報のインプット方法を詳しく解説し、その知的生産の秘密を探る。

 

■それぞれの情報のインプット方法
家電製品のカタログを読む場合でも、前から読む人と、後ろから読む人がいて、得られる情報に違いがある。それぞれの癖が自然と差別化になるのだが、それを意識することで、人とは違う視点を持ち、差別化を図ることができる。
内田和成の場合、書籍や新聞は目的を持って自分の文脈で読むが、雑誌やテレビはトレンドをつかむために意識しないで読むことにしている。インターネットは調べものをする時には便利であるが、情報が多すぎて際限がないので、あえて限定的に使うようにしている。

 

■一次情報は現場にあり
しかし、一次情報は、書籍や新聞ではなく、現場にあることを理解しておかなければならない。コンサルティングをする際にも、あらかじめ考えていたことが現場では使えないことはよくあることである。まさに「事件は会議室で起きているんじゃない」
特に重要な情報は人から得られることが多い。

 

■重要な情報は人から
ただし人から情報を得るためには、ただ漫然と話を聞くだけではなく、仮説を持って意識して聞くことが必要になる。まずは人と話す目的を明確にして、その上で、メモをとるなり、ノートに書き込むなり工夫をすることである。また仕事上の付き合いだけではなく、自分とは関連がないと思われる異質な人からの情報も重要である。それぞれの専門家などの人脈とともに大切にすべきである。

 

■キョロキョロする観察力
人から情報を得るには、ギブ・アンド・テイクが基本であるが、若いうちには有益なギブができなくても仕方がないので、テイクだけでよいと考えよう。
有効なアウトプットをするためには、いきなりアイデアをひねり出そうとしても無理なので、普段から、キョロキョロして、世の中を観察しておくことが大切である。町を歩いていても、電車に乗っていても、人は様々な情報を読み取ることができる。要は、問題意識の持ち方なのである。

 


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