現代の経営戦略
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7月日系進出企業
RE:7月日系進出企業
RE`2:7月日系進出企業
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RE`2:7月日系進出企業
7月日系進出企業
日付: 2002/07/17 (水) 21:23:00
送信者:ken-ishi
題名: RE^2:7月日系進出企業


> 仰るとおりですね。でも、こうした状況は、戦後の日本でバイクのメーカーが270社近くあった時と似ています。 自転車も中国最大のメーカーが今経営危機になっていますが、理由は既に自転車からバイクや自動車に需要がシフトしてきているからです。 日本もパソコンを作っている会社が80年代の終わりには200社もありました。今は何社が残っており、また儲かっているのでしょうかね。 中国は厳しいけど、日本も決して易しくないですよね。ロボットを作る会社もかっては350社もありましたが、ずいぶん淘汰されました。

中国に多くの同業企業が進出しているが、過当競争や過剰生産などで深刻な事態に陥るという結果になるであろう、 それは、ちょうど魅力ある新規市場に何社もの企業が参入し、成長期を経てやがて成熟期になると市場がなくなるか、 あるいはそれまでの間に淘汰によって強力な僅か数社が勝ち残るという状況と似ているとのことですね。

何気ないように思えますが、このような普遍的な大局観を持てるようになることが、このスクールに参加している価値であり、 このような大局観に基づいてこそ、中国に進出して行って成功している企業から学び、出来得る限り勝ち組みに残るための必要条件を考える意味があると思いました。

だから、最終的な勝ち組みに残るための必要条件を満たせない企業や初めから成長期だけの旨みを狙う企業があっても良く、 多くを占めるそれらの企業にとっては自社の企画、研究開発、製造、販売、サービスといった一連のビジネスプロセスの中に、 強みと考えられる中国を部分的に内包化し、自社の強みと組み合わせるという戦略も最適である可能性があると思われるのです。

いずれにしても、しっかりした戦略を持って進出しても見たこともない大きな落とし穴に落ちるくらいなのに、 向こう見ずの、あるいは個別問題対応型の「戦略なき進出」の如何に多いことか。ですね。


_/_/_/ 2002年7月17日(Wed) ken-ishi _/_/_/