Aoba-BBTの注目テーマ「リベラルアーツ」
顧客のニーズの多様化や競合の追従により、商品やサービスがが短期間でコモディティ化する中、既存の延長を抜け出す「やり方・考え方」が求められています。また会議のリモート化で海外との交流機会が増加し、海外に通じる話題や教養の不足を痛感するビジネスパーソンが多くみられます。 そこで、企業やビジネスパーソンの間でキーワードとなっているのが「リベラルアーツ」です。
本ページでは、Aoba-BBTのオンライン映像講座の中から、「地政学」、「宗教」、「哲学」といった各領域における講座を紹介します。いずれも知識の習得のみを目的とするものではなく、固定概念を超えた発想や考えを生み出すことを目的に構成しています。記事と短編映像で、興味のある分野を発見頂けると幸いです。
Aoba-BBTのオンライン映像講座は、
階層別研修やテーマ別研修、社員の自立学習支援において多くの企業で活用されています。
【オンライン映像講座】地政学入門
国家関係を地理的条件から説明する学問
ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ紛争、米中対立等、日々目にする世界のニュース。あなたは、なぜそれが起きたのか、その思惑や背景を説明できますか?
各国の対立関係、緊密関係には、地理的な背景を伴います。いわば情報戦で各国の報道が異なる中、無意識に偏った認識をしたり、情報の多さに混乱する場合もあるでしょう。しかしながら、地政学を学ぶことで、世界の事象の一面を自分の頭で整理し、理解することができます。
人類は生物であり、生存のための本能をもちます。そして人類の集団である国家もまた、生存をかけて闘争します。国は特定の場所にあるため、まず国は地の利を考えるのです。そこで従来の「政治学」に「地理学」が加わり「地政学」となるのです。
本講座では、12回のシリーズで、地理的環境から国の行動様式を解説します。現代はインターネットで膨大な情報が得られますが、かえって多くの情報が理解を阻んでいるとも言えます。地政学の観点で眺めてみると、世の中の流れは意外にシンプルなことに気付くかもしれません。
講師
茂木 誠 氏(駿台予備学校 N予備校 世界史科講師)
ダイジェスト動画
コンテンツ
第1回 地政学の考え方
第2回 ランドパワーとシーパワー
第3回 アメリカと中国
第4回 朝鮮半島
第5回 ロシアと中国
第6回 ロシアとウクライナ
第7回 EUとイギリス
第8回 サウジアラビアとイラン
第9回 トルコとシリア
第10回 イスラエル
第11回 インド
第12回 日本
※各回平均54分、全10.75時間。いずれもオンラインにてご提供します。
【オンライン映像講座】世界を読み解く宗教入門
宗教を通じて世界を知る。~世界秩序を考える入口としての宗教~
世界を知るには、宗教の現状を無視しては知り得ることができません。
海外では2人に1人が一神教徒で、宗教的価値観が生活の隅々にまで入り込んでおりその価値観は、政治やビジネスにも及んでいます。 日本人は、宗教とは馴染みが薄いと考えられがちですが、実は日常の中に宗教的な価値観が根付いています。例えば、鬼との戦いがテーマである漫画『鬼滅の刃』は、昔ながらの伝統宗教が継承され、その世界観がふんだんに盛り込まれています。爆発的なヒット作となったのは、作品はもとよりその背景や精神に面白さを感じる点があったからでしょう。
ビジネス教養として広大な宗教の世界を知ることは、国や地域、人々への理解を深める機会につながります。また、普段我々にない考え方や世界に触れることで、想像力をかき立てられることもあるでしょう。宗教に対するダイバーシティとインクルージョンを磨き、新しい見地から世界の出来事を見つめてみてください。
講師
小原 克博 氏(同志社大学 神学部 教授)
ダイジェスト動画
コンテンツ
第1回 宗教を通じて世界を知る
第2回 現代の宗教地図
第3回 一神教を理解する ユダヤ教・キリスト教・イスラーム
第4回 日本の宗教 仏教・神道
第5回 宗教と政治
※各回60分、全5時間。いずれもオンラインにてご提供します。
【オンライン映像講座】グローバルに活躍するためのリベラルアーツ哲学
常識を“超えて”考えるための思考「哲学」をビジネスに活かす
将来の予測が難しくなったVUCAの時代には、既存の枠組みにとらわれない見方、考え方が求められます。そのために活用できるツールとして、今、哲学が注目を集めています。哲学は、経験則を用いる通常の思考とは異なり、考える対象について自分がもつ枠組み(常識)を越えて考えを巡らせるためのツールでもあります。 不確実な世の中では、数字のエビデンスだけではやっていけません。かと言って、感性に頼り過ぎてもビジネスでは通用せず、論理性が求められます。そこで感性と論理との両方の要素をもった哲学が役立つのです。
哲学の思考プロセスでは、物事の意味を疑い、さまざまな視点で捉え直し、再構成することで新たな意味を創出します。こうした哲学の思考を使って課題を解決したり、イノベーションを生み出す動きが欧米のビジネスで進んでいます。 哲学は、知るだけでなく使ってこそ生かされる学問です。長い歴史の中で今こそ哲学が注目されており、哲学プラクティスの潮流が起きています。どうぞ、この機会に哲学に触れてみてください。
講師
小川 仁志 氏(哲学者・山口大学国際総合科学部教授)
ダイジェスト動画
コンテンツ
第1回 哲学とは
第2回 自由とは
第3回 働くとは
第4回 幸福とは
第5回 正しさとは
第6回 社会問題を哲学する
※各回約60分、全約6時間。いずれもオンラインにてご提供します。
【オンライン公開研修】リベラルアーツ六観講座ライト
経営や組織人材にかかわる根本的な自論=世界観を固める
組織人事コンサルタントの高橋俊介氏(慶応義塾大学 SFC研究所上席所員)が講座長を務めるAoba-BBTのオンライン講座「リベラルアーツ六観講座ライト」は、リベラルアーツの学びを通じて、経営者やビジネスパーソンの構想力や戦略立案の前提となる「世界観=自論の形成」を目的としています。
加速する変化に惑わされる事なく、より複雑で多様化したビジネス社会の意味合いを長期的な視座から考察するためには、社会科学・自然科学・人文科学などの大きな視点での普遍的な「知=リベラルアーツ」を学び、ひとりの人間としての根本的な「世界観=自論」形成が重要です。また発想方法の引き出しを増やすことで構想力を鍛え、グローバル環境下で「交流する力」を磨きます。
「リベラルアーツ六観講座」は、年2回開講(5月、11月)いたします。
※開講期、開講期間、価格、講座内容等は変更される可能性がございます。
塾長
高橋俊介氏(慶応義塾大学 SFC研究所上席所員)/開講期間:9ヶ月間