ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
CSVの先へ > CSVの先へ 01

CSV経営を実践していくために


概要:
2011年、米経営学者のマイケル・ポーターは、CSV(Creating Shared Value/共通価値の創造)を提唱。2019年には米国経営団体が、株主第一主義から脱却し、顧客・従業員・取引先・地域社会・株主と順位付けた総体による価値づくりの声明を発表。ダボスの世界経済フォーラムでも、資本主義から人本主義(Talentism)への移行が話題だ。当シリーズは、もう一歩進めた「志本主義(Purposism)」を提案する一橋大学の名和高司氏を講師に迎え、著書の『CSV経営』を基に、戦略立案の手法を解説していく。
名和氏は、東京大学法学部卒業後、ハーバードビジネススクールで経営学修士を取得。三菱商事を経て、マッキンゼーのディレクターとして約20年間コンサルティングに従事。2010年、一橋大学ビジネススクール教授に就任。2014年よりCSVフォーラムを主催。Sustainability・Digital・Globalsの3つの円からなるベン図の重なりに、志(Purpose/どのような地球を後世に残したいかの想い)を置いた「新SDGs」を2050年に向けたキーワードとして提言している。

よりよい社会の実現をめぐる用語の整理をすれば、ESGは企業の取り組み姿勢を見る指標だ。17のテーマを掲げるSDGsは、社会課題を商機と捉えるがおおむね利益は薄い。CSVは、社会価値と経済価値をシェアし、持続可能な社会課題解決を利益に還元する考え方となる。率直に社会課題から入ると骨折り損だが、純粋な想いから取り掛かれば難題もクリアしやすい。メインビジネスから少しずれたエリアに目を向けることが鍵だ。

スイスに拠点を置く食品・飲料最大手のネスレは、元祖CSVと呼ばれる。コンプライアンスを底辺に、サスティナビリティー、共通価値の創造(栄養、水資源、農業・地域開発)と積み上げた三角形で経営理念を表す。地球環境の保全は大事だが、自分たちは専門ではない。されど主力のコーヒーやチョコレートに近い領域なら、本業での高収益と社会課題を同時に解決できる。商売をモノではなく価値に言い換えて表現している点がポイントだ。

一神教が多い海外は、志が教条的で、組成がうまく、破壊力があり、理念的なストーリーを発信しがちだ。八百万の神のわが国は、志が多様で、匠頼り、継続性にたけ、共感的ストーリーを得意とする。CSVを日本の新たな成長のバネとするには、どのように外国から学び、どう自国のよさをアピールするかが肝要になる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 CSVの先へ#1 CSV経営を実践していくために
00: 00: 45 名和高司
00: 02: 38 資料
00: 03: 01 第1回 CSV経営を実践していくために
00: 03: 20 資本主義の再構築
00: 04: 16 米経済界「株主第一」見直し(1)
00: 04: 57 米経済界「株主第一」見直し(2)
00: 05: 43 The End of Capitalism(1)
00: 05: 49 The End of Capitalism(2)
00: 08: 08 The End of Capitalism(3)
00: 09: 13 The End of Capitalism(4)
00: 09: 19 The End of Capitalism(5)
00: 09: 45 新SDGs~資本主義(Capitalism)から志本主義(Purposism)へ(1)
00: 18: 49 新SDGs~資本主義(Capitalism)から志本主義(Purposism)へ(2)
00: 19: 38 マクロトレンド①:Sustainability ESG&SDGsの先へ
00: 23: 02 CSVと競争戦略論
00: 26: 18 ベストプラクティス①ネスレ CSV経営
00: 27: 48 【再掲】CSVと競争戦略論
00: 28: 36 【再掲】ベストプラクティス①ネスレ CSV経営
00: 30: 29 ステークホルダーごとの価値提供
00: 33: 05 Nestle日本発の取り組み(1)
00: 33: 37 Nestle日本発の取り組み(2)
00: 38: 04 ベストプラクティス②ユニリーバ ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン
00: 39: 37 3 Pillars of Unilever Sustainable Living Plan
00: 39: 59 ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランから学んだこと
00: 41: 36 ベストプラクティス事例③グーグル Google の企業理念(ミッション)(1)
00: 41: 50 ベストプラクティス事例③グーグル Google の企業理念(ミッション)(2)
00: 41: 59 ベストプラクティス事例③グーグル Google の企業理念(ミッション)(3)
00: 42: 36 Google X(1)
00: 42: 41 Google X(2)
00: 43: 05 Google X(3)
00: 43: 14 Google X(4)
00: 43: 39 Google X(5)
00: 45: 35 ベストプラクティス④:ノボノルディスクファーマ(1)
00: 47: 09 ベストプラクティス④:ノボノルディスクファーマ(2)
00: 48: 04 ベストプラクティス事例⑤ディスカバリー 「バイタリティ・プログラム」の「三方よし」(1)
00: 48: 27 ベストプラクティス事例⑤ディスカバリー 「バイタリティ・プログラム」の「三方よし」(2)
00: 48: 51 ベストプラクティス事例⑤ディスカバリー 「バイタリティ・プログラム」の「三方よし」(3)
00: 49: 25 「バイタリティ・プログラム」の概要
00: 50: 24 Vitality Programの効果
00: 50: 59 Vitality Programのグローバル展開とDiscovery社の成長推移
00: 51: 24 日本企業事例① ファーストリテイリング FRの企業理念(1)
00: 51: 30 日本企業事例① ファーストリテイリング FRの企業理念(2)
00: 52: 13 【再掲】日本企業事例① ファーストリテイリング FRの企業理念(1)
00: 53: 48 デジタル化による新しい産業モデル(1)
00: 54: 55 デジタル化による新しい産業モデル(2)
00: 56: 21 日本企業事例② 味の素 ASV
00: 57: 47 日本企業事例④ 三菱ケミカル ”KAITEKI”
00: 59: 06 KAITEKI経営2.0: MOS⇔MOT⇔MOEの連携強化
00: 59: 26 【再掲】日本企業事例④ 三菱ケミカル ”KAITEKI”
00: 59: 45 【再掲】KAITEKI経営2.0: MOS⇔MOT⇔MOEの連携強化
01: 01: 36 志本経営ベストプラクティス比較
講師紹介: 名和 高司(なわ たかし)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
東京大学法学部卒、ハーバード経営大学院修了。三菱商事を経て、マッキンゼー入社。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、情報・通信、自動車・プラントなど、幅広いハイテク・サービス分野で、成長戦略や異業種アライアンス、経営変革に取り組む。
マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンのディレクターを経て、同社を退職。現在に至る。

『名和 高司』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:長谷部 真奈見

Copyright(c)