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世界を読み解く宗教入門 > 世界を読み解く宗教入門 01

宗教を通じて世界を知る


概要:
世界の人々を知る上で欠かせない宗教について全5回で解説する。外国では2人に1人が一神教徒で宗教的価値観が生活の隅々まで入り込んでいる。グローバルなビジネスシーンでコミュニケーションを円滑にするには宗教の知識は重要だ。とかく日本人は宗教とはなじみが薄いと考えられがちであるが、大ヒットで人気を博す最近のアニメ作品は鬼との戦いがテーマであり、実は日本人の心にも宗教的精神は組み込まれている。本番組で世界の宗教を学ぶことで、私たち自身を対象化して見る視点が醸成されることも期待したい。
講師は同志社大学神学部教授の小原克博氏。氏は1965年大阪生まれ。1989年よりドイツ・マインツ大学とハイデルベルク大学に留学。現在同志社大神学部長、神学研究科長、良心学研究センター長。専門はキリスト教思想、宗教倫理学、一神教研究。宗教と政治やビジネスとの関係を追究する文明論、戦争論にも取り組む。著書も多数。『世界を読み解く「宗教」入門』『人類の起源、宗教の誕生』では宗教の基礎的考え方を分かりやすく説く。

『サピエンス全史』(ユバル・ノア・ハラリ)によれば、そもそも人類=ホモ・サピエンスは言語とともに、見えないものを虚構としてシンボル化する能力を獲得、現代の仮想現実(VR)や拡張現実(AR)にも通ずる宗教経験の基本型を太古より見いだしていた。米ギャラップ社による質問「あなたは宗教的か」に対する肯定度合いを濃淡で示した世界地図は興味深い。日本は淡色に塗られているが、例えば「鬼」などシンボル的思考は他国同様、古来あることは認識したい。

多くの宗教は千年単位の歴史を持つのに比べ、国家や一般企業は持続性を保ちにくい。宗教は16世紀の宗教改革など形骸化した組織を時代に合わせて刷新する「適応」と「変化」を繰り返した経験を経ているからで、この点はビジネス面でのヒントになりそうだ。

企業経営における利己主義(自社利益重視)と利他主義の葛藤の問題を考えるとき、日本の近江商人が掲げる「三方よし」は社会的貢献を包摂し、実業家・渋沢栄一や松下幸之助も道徳と経済的利益双方の両立を目指した点は注目に値する。一方、欧米では宗教改革以降、職業を神に仕える「天職」と捉え、特にマックス・ウェーバーによる節制と倹約の奨励は初期資本主義につながったといわれる。『旧約聖書』に安息日が記述された背景から、神に倣って週に1回は休息を取り、自分を取り戻す習慣が定着したが、日本で休息が制度的に定着したのは明治維新以降だ。コロナ禍を機に宗教的側面から、社会や企業の在り方を一度リセットして考えてみてはどうだろう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 世界を読み解く宗教入門#1 宗教を通じて世界を知る
00: 00: 50 講師:小原 克博
00: 03: 00 資料(1)
00: 04: 32 シリーズ全体の趣旨
00: 07: 12 資料(2)
00: 08: 58 資料(3)
00: 10: 43 各回の概要
00: 12: 55 Overview(第1回)
00: 13: 33 1 宗教とは?
00: 14: 32 言語・虚構による世界認識
00: 18: 09 資料(4)
00: 19: 48 リアルとバーチャル ─ その来歴
00: 24: 06 「宗教」に関する注意点(1)
00: 24: 18 資料(5)
00: 27: 38 「宗教」に関する注意点(2)
00: 29: 31 2 ビジネスと宗教
00: 30: 00 組織の持続性と改革
00: 37: 44 利己主義と利他主義
00: 44: 55 何のために働くのか
00: 51: 02 労働と休息(安息)
00: 59: 12 まとめ(第1回)
講師紹介: 小原 克博(こはら かつひろ)


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  アシスタント:渡名喜 織恵

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