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経営の失敗学 > 経営の失敗学 06

失敗のパターン(4)、まとめ


概要:
本シリーズ最終の6回目は、経営の失敗を招く要因の三つ目、ビジネスプランの実行段階でつまずいてしまう場合について解説する。まず戦略の徹底度が足りないことが多い。いつ・誰が・何をするかを決め、効果測定を数字で行い、想定する実利が実行後に挙がりかまで検証したい。もう一つは、実行者の意識や行動自体が変わっていないことも、ありがちである。戦略を実行し切る強い意志と覚悟を醸成し、意識改革を組織全体で実現した上で、戦略の基本をなす価値観・信念を明文化して各人の言動まで浸透させたい。
経営の失敗要因には大きく分けて、頭の使い方・考え方、ビジネス戦略プランの立案内容、プランの実行程度という三つの側面がある。今回のテーマである三つ目の失敗は、第1に、戦略実行が徹底されていないことが挙げられる。誰が・いつまで・何をするのか、最低3要素は図で示すなど分かりやすく決めておきたい。このときに注意したいのは、戦略実行自体が目的化してしまうことだ。どういう効果を得たくて実行するのか、プラン実行により、組織内に付加価値のある変化が産み出されているかは常に意識することが重要で、一定の数値指標で効果測定を続けたい。戦略実行には投資も不可欠である。セレクトショップで個性的衣料などを販売するユナイテッドアローズは、ディレクションと呼ぶファッショントレンドを社内で決定、展開し、そのトレンドに添った仕入れや店舗運営ができる人材育成や組織体制づくりに経営資源を投入している。従業員個々のファッション感覚による販売によって同社統一のディレクション推進に支障を来す失敗を排除する戦略だ。
実行段階で失敗する第2の理由は、実行者の意識や行動に変化が起きないこと。意識の変革は、頭での理解促進、行動する動機づくり、やり遂げる能力育成の3ステップの仕組みが必要であろう。実行し切る強い意志と覚悟も、その過程において生まれる。加えて戦略の根底をなす価値観・信念がきちんと明文化され、各人が実行する段階まで浸透していなければならない。フランチャイズ方式の学習塾を世界展開する日本公文教育研究会は、「KUMONの想い」として、子どもたち一人一人の学力や個性に合わせた学習プランを実施できるよう、塾の講師向けに方針の明文化を行った。これにより各国語に翻訳でき、現場講師の教育指針として浸透できた。
本講座全6回を通じ、企業経営の失敗例に共通して見られる要因を分析した。誰もが気付くような注意点も多く、講師の菅野寛氏は、それを排除することで失敗しない経営を説く。氏の著書『経営の失敗学』も参照されたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 失敗のパターン(4)、まとめ
00: 00: 59 経営の失敗学
00: 01: 05 この講義で何を学ぶのか
00: 01: 25 前回のまとめ(1)
00: 01: 39 前回のまとめ(2)
00: 01: 51 前回のまとめ(3)
00: 02: 06 前回のまとめ(4)
00: 02: 18 前回のまとめ(5)
00: 02: 31 前回のまとめ(6)
00: 02: 46 今回の内容(1)
00: 03: 08 今回の内容(2)
00: 03: 14 実行に際しての徹底度が足りない
00: 03: 48 アクションプラン:WHO, WHAT, WHEN(1)
00: 03: 57 アクションプラン:WHO, WHAT, WHEN(2)
00: 04: 39 アクションプラン:WHO, WHAT, WHEN(3)
00: 04: 56 アクションプラン:WHO, WHAT, WHEN(4)
00: 06: 18 アクションプランのWHATは達成すべき「実利」を書く(1)
00: 07: 05 アクションプランのWHATは達成すべき「実利」を書く(2)
00: 09: 34 BEFORE(前)とAFTER(後)
00: 15: 23 実行に必要な資源・能力を特定して揃える
00: 18: 26 ユナイテッドアローズ:セレクトショップなのに多店舗展開(1)
00: 18: 36 ユナイテッドアローズ:セレクトショップなのに多店舗展開(2)
00: 24: 46 実行結果を測定する
00: 27: 04 実行スピードを上げる(1)
00: 27: 41 実行スピードを上げる(2)
00: 28: 08 実行スピードを上げる(3)
00: 28: 32 実行スピードを上げる(4)
00: 29: 05 実行スピードを上げる(5)
00: 29: 38 実行スピードを上げる(6)
00: 32: 53 今回の内容(3)
00: 33: 11 実行者の意識・行動を変えていない
00: 33: 57 やりきる強い意志と覚悟
00: 34: 12 強い意志と覚悟で行ったこと(1)
00: 34: 35 強い意志と覚悟で行ったこと(2)
00: 35: 53 強い意志と覚悟で行ったこと(3)
00: 37: 36 強い意志と覚悟で行ったこと(4)
00: 38: 22 意識・行動を変えるためのしくみ(1)
00: 38: 29 意識・行動を変えるためのしくみ(2)
00: 39: 01 意識・行動を変えるためのしくみ(3)
00: 39: 27 意識・行動を変えるためのしくみ(4)
00: 40: 04 意識・行動を変えるためのしくみ(5)
00: 40: 54 価値観・信念はなぜ重要か(1)
00: 41: 13 価値観・信念はなぜ重要か(2)
00: 41: 20 価値観・信念はなぜ重要か(3)
00: 41: 54 価値観・信念を明文化する(1)
00: 42: 03 価値観・信念を明文化する(2)
00: 45: 34 明文化すると多言語化できる
00: 46: 18 価値観・信念を明文化しただけではダメ。日々の行動に浸透させる。
00: 48: 04 価値観・信念を明文化しただけではダメ。具体的な戦略・アクションに結び付ける。
00: 48: 26 スターバックスの価値観:「第三のプレイス」(1)
00: 48: 50 スターバックスの価値観:「第三のプレイス」(2)
00: 48: 51 スターバックスの価値観:「第三のプレイス」(3)
00: 48: 52 スターバックスの価値観:「第三のプレイス」(4)
00: 48: 53 スターバックスの価値観:「第三のプレイス」(5)
00: 48: 54 スターバックスの価値観:「第三のプレイス」(6)
00: 50: 55 経営の失敗学
00: 51: 06 まとめ(1):ビジネスの失敗のパターンは共通(1)
00: 51: 07 まとめ(1):ビジネスの失敗のパターンは共通(2)
00: 52: 10 まとめ(1):ビジネスの失敗のパターンは共通(3)
00: 52: 43 まとめ(1):ビジネスの失敗のパターンは共通(4)
00: 52: 55 まとめ(1):ビジネスの失敗のパターンは共通(5)
00: 53: 51 まとめ(2):地雷を排除して「負けない戦略」を
00: 54: 37 まとめ(3):失敗のパターン(第3回-第6回)(1)
00: 54: 55 まとめ(3):失敗のパターン(第3回-第6回)(2)
00: 55: 32 まとめ(3):失敗のパターン(第3回-第6回)(3)
00: 55: 56 最後に:失敗する経営から成功する経営へ(1)
00: 56: 06 最後に:失敗する経営から成功する経営へ(2)
00: 56: 18 最後に:失敗する経営から成功する経営へ(3)
00: 56: 31 最後に:失敗する経営から成功する経営へ(4)
00: 57: 02 最後に:失敗する経営から成功する経営へ(5)
00: 57: 40 最後に:失敗する経営から成功する経営へ(6)
00: 57: 57 最後に:失敗する経営から成功する経営へ(7)
00: 58: 16 最後に:失敗する経営から成功する経営へ(8)
講師紹介: 菅野 寛(かんの ひろし)
株式会社ボストン コンサルティング グループ パートナー アンド マネージング・ディレクター
東京工業大学工学部卒、同大学院修士。カーネギーメロン大学経営学修士(MBA with Award)。日建設計を経て、現在に至る。
ハイテク、情報通信、製造業等の業界に対し、新規事業戦略、営業・マーケティング戦略、研究開発戦略、情報システム戦略等の策定・実行支援プログラムを数多く手がけている。顧客企業のために経営幹部育成プログラムの規格・実施も行っている。

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  アシスタント:渡名喜 織恵

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