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経営の失敗学 > 経営の失敗学 04

失敗のパターン(2)


概要:
単にものを詰めて運ぶためなら、数千円のかばんで不足はないだろう。にもかかわらず、ゼロがもう二つほど並ぶエルメスやルイ・ヴィトンを買い求める人がなぜ大勢いるのか。他社の失敗から学ぶことで、ミスを巧みに回避してビジネスの成功確率を上げるヒントを提供する当シリーズ、今回はビジネスの立案時における陥りがちな失敗パターンを二つ紹介する。普段当たり前に行っていることに問題意識の視点を持てば、地雷を踏まない戦略=負けない戦略が見えてくる。
経済が右肩上がりのころは、戦略不在でつまずいても不動産などの含み益でカバーが利き、企業はつぶれにくかった。デフレで成熟経済の現在は、事業でもうけないと即倒れる本業勝負になっている。要となる戦略だが、そもそも筋が通っていないことが多い。例えばメーカーなら、低コストで製造→低価格で納品→低い販売価格→需要拡大→生産量増大と独りよがりなループを描きがちだ。たとえ低価格で納品しても、商売なら小売店が安値で売ってくれるとは限らない。ポジティブ思考で仮説を立てたら、ネガティブ思考で徹底チェック、枝葉を足して、より緻密にし、最後に俯瞰で見て太い幹を決める。こうした戦略的思考がなければ、ビジネスは構想段階で地雷を踏むだろう。
顧客の求める価値を提供できていないケースもよくある。カメラ機能付き携帯電話(写メ)が登場した際、デジカメ業界はクオリティーが違うとたかをくくっていた。ユーザーにとっては、そこそこの品質であれば、いつでもすぐ写真が撮れ、ほかの人とシェアできる方が魅力的だ。保守本流は新参者の価値を低く見過ぎると、時流に取り残されてしまう。
時代に即した顧客提供価値から出発している企業に、楽器メーカーのヤマハがある。業界では珍しく、あらゆる楽器から音響機材までを製造販売するが、売っておしまいではなく、楽器を手段にして満足感や楽しさの提供まで事業展開している。老舗のヤマハ音楽教室をはじめ、古くは中島みゆきなど多くのアーティストを輩出した音楽のコンテスト(ポプコン)、最近は歌声の音声合成ソフトVOCALOID(ボカロ)がある。初音ミクとのコラボで大ブレークし、いまやカラオケベスト10の多くがボカロ曲で占められているようだ。
ビジネスでは、当たり前のことが当たり前にできなくて失敗するケースが多々ある。成功例は十社十色でまねが利かないが、共通項の多い失敗例は真摯に学ぶ価値があるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 失敗のパターン(2)
00: 00: 50 経営の失敗学
00: 01: 06 この講義で何を学ぶのか
00: 01: 39 前回のまとめ(1)-1
00: 02: 07 前回のまとめ(1)-2
00: 02: 21 前回のまとめ(1)-3
00: 02: 26 前回のまとめ(1)-4
00: 03: 21 前回のまとめ(2)
00: 04: 09 前回のまとめ(3)
00: 04: 40 1. 教科書の理論を盲信してしまう「理論」の功罪
00: 05: 06 理論は万能ではない 例:「需要曲線」
00: 05: 37 2. 意思決定の質とスピードのバランスを欠いている
00: 06: 08 3.そもそもの出発点としての論点がずれている
00: 06: 33 真の論点は何か?
00: 07: 21 正しい論点設定
00: 07: 44 今回:失敗のパターン(2)
00: 08: 11 1.そもそも戦略の筋が通っていない
00: 08: 25 「そもそも戦略の筋が通っていない」 それ以前の問題として…
00: 08: 39 そもそも戦略不在:古き良き時代の2つの前提
00: 09: 33 古き良き時代の終わり
00: 10: 40 1.そもそも戦略の筋が通っていない 戦略の筋(ストーリー)
00: 11: 07 A社の戦略(文章)
00: 11: 46 A社の戦略(因果関係図)(1)
00: 11: 55 A社の戦略(因果関係図)(2)
00: 12: 07 A社の戦略(因果関係図)(3)
00: 12: 10 A社の戦略(因果関係図)(4)
00: 12: 15 A社の戦略(因果関係図)(5)
00: 12: 34 A社の戦略(因果関係図)(6)
00: 12: 37 A社の戦略(因果関係図)(7)
00: 12: 42 A社の戦略(因果関係図)(8)
00: 12: 46 A社の戦略(因果関係図)(9)
00: 13: 07 A社の戦略:筋が通っているか?(1)
00: 13: 10 A社の戦略:筋が通っているか?(2)
00: 14: 00 スーパーマーケット 仕入れ値が下がれば売値も下げるのか?(1)
00: 14: 37 スーパーマーケット 仕入れ値が下がれば売値も下げるのか?(2)
00: 15: 17 スーパーマーケット 仕入れ値が下がれば売値も下げるのか?(3)
00: 15: 19 スーパーマーケット 仕入れ値が下がれば売値も下げるのか?(4)
00: 15: 21 スーパーマーケット 仕入れ値が下がれば売値も下げるのか?(5)
00: 16: 44 A社の戦略:筋が通っているか?
00: 17: 34 戦略的思考とは(1)
00: 17: 35 戦略的思考とは(2)
00: 17: 41 戦略的思考とは(3)
00: 18: 00 戦略的思考とは(4)
00: 18: 18 戦略的思考とは(5)
00: 18: 45 戦略的思考とは(6)
00: 19: 37 戦略的思考とは(7)
00: 19: 39 戦略的思考とは(8)
00: 20: 32 2.顧客が求めている価値を提供していない
00: 21: 07 顧客は提供された製品・サービスに価値を感じるから対価を払う(1)
00: 21: 13 顧客は提供された製品・サービスに価値を感じるから対価を払う(2)
00: 21: 22 顧客は提供された製品・サービスに価値を感じるから対価を払う(3)
00: 21: 52 顧客に提供している真の価値は何か?(1)
00: 23: 13 顧客に提供している真の価値は何か?(2)
00: 24: 38 顧客に提供している真の価値は何か?(3)
00: 26: 57 顧客に提供している真の価値は何か?(4)
00: 32: 10 DSC(デジカメ) 対 カメラ機能付き携帯電話(写メ)
00: 35: 01 顧客提供価値から発想する(1)
00: 36: 16 顧客提供価値から発想する(2)
00: 38: 49 ヤマハ音楽教室
00: 40: 55 YAMAHA POPULAR SONG CONTEST (ポプコン)1969年-1986年(1)
00: 42: 33 YAMAHA POPULAR SONG CONTEST (ポプコン)1969年-1986年(2)
00: 42: 48 YAMAHA POPULAR SONG CONTEST (ポプコン)1969年-1986年(3)
00: 43: 00 YAMAHA POPULAR SONG CONTEST (ポプコン)1969年-1986年(4)
00: 43: 10 YAMAHA POPULAR SONG CONTEST (ポプコン)1969年-1986年(5)
00: 43: 26 YAMAHA POPULAR SONG CONTEST (ポプコン)1969年-1986年(6)
00: 43: 34 YAMAHA POPULAR SONG CONTEST (ポプコン)1969年-1986年(7)
00: 44: 26 VOCALOID(ボカロ)
00: 46: 19 ボカロで歌うバーチャル・アイドル(1)
00: 49: 28 ボカロで歌うバーチャル・アイドル(2)
00: 49: 33 ボカロで歌うバーチャル・アイドル(3)
00: 52: 55 競合が誰かを勘違いしてしまう(1)
00: 53: 30 競合が誰かを勘違いしてしまう(2)
00: 53: 55 耐熱ガラス食器の競合は?(1)
00: 56: 05 耐熱ガラス食器の競合は?(2)
00: 57: 38 本日のまとめ
講師紹介: 菅野 寛(かんの ひろし)
株式会社ボストン コンサルティング グループ パートナー アンド マネージング・ディレクター
東京工業大学工学部卒、同大学院修士。カーネギーメロン大学経営学修士(MBA with Award)。日建設計を経て、現在に至る。
ハイテク、情報通信、製造業等の業界に対し、新規事業戦略、営業・マーケティング戦略、研究開発戦略、情報システム戦略等の策定・実行支援プログラムを数多く手がけている。顧客企業のために経営幹部育成プログラムの規格・実施も行っている。

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  アシスタント:渡名喜 織恵

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