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BBT大学(経営学部)10周年記念オンライン式典開催、今後の構想を発表

2020年10月30日 

BBT大学(経営学部)10周年記念オンライン式典「BBTU-X[TEN] 宴(UTAGE)」開催、今後の構想を発表
スマホ普及率5パーセント未満の時代に始まったオンライン大学の10年の歩みを紹介


あらゆる年齢層に対し生涯に渡るリカレント教育を提供する株式会社ビジネス・ブレークスルー(所在地:東京都千代田区、代表取締役:柴田巌、以下BBT)が運営するビジネス・ブレークスルー大学(学長:大前研一、以下BBT大学)は、2020年10月24日(土)にBBT大学10周年記念オンライン式典「BBTU-X[TEN] 宴(UTAGE)」を開催しました。当日はリアル・オンライン合わせて約450名の学生・関係者が日本全国・海外から式典に参加しました。
 
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 (写真1:麹町キャンパスメイン会場の様子)

BBT大学は、2010年に日本で初めて完全オンラインで学士を取得できる大学として経営学部を新設しました。スマートフォンの普及率が5パーセント未満であった設立当時から「いつでもどこでも」講義が受けられ、ビジネス界の第一線で活躍する実務家教員から経営を学べる環境を学生に提供し、10年間で525名の卒業生を輩出しました。また、コロナ禍において、2020年秋期の入学者は昨年の1.5倍、2021年春期の総合選抜型(旧AO入試)も例年平均の5倍の出願数を記録するなど、BBT大学の設立時より一貫して実践してきたオンライン教育が改めて注目を集めています。

■関連プレスリリース:https://www.bbt757.com/news_release/2020/10/bbt2021ao5.html


開学10周年の記念式典が始まると、2019年のラグビーワールドカップでパフォーマンスを担当した世界的太鼓芸能集団【鼓童】が、佐渡ヶ島からのライブ中継で和太鼓の演奏を披露しました。参加者は、音に合わせて手拍子をし、会場が一体感に包まれました。
式典の冒頭では、BBT大学の10周年を記念したスペシャルムービーが流れました。BBT生の家族や同僚が、第三者目線で語る映像です。身内がBBT大学で高い志を持って学んでいることを嬉しそうに話す人や、これまでの10年間の歩みの映像・写真と共に「意欲さえあれば誰でも次の道が開かれる」「自慢の施設や由緒ある歴史もない、 あったのは志だけ」など、オンラインや実践型教育という日本の大学としては「異質」から始まったBBT大学の10年を象徴する言葉が並び、会場が感動に包まれました。


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(写真2:上映されたBBT大学10周年記念スペシャルショートムービー)


続いて、2019年に旭日重光章を受賞した九州旅客鉄道株式会社 特別顧問石原進氏と、BBT大学の元グローバル経営学科長である松本孝利教授がビデオメッセージで登場し、祝辞を述べました。松本教授は、「BBT大学は様々な年代・役職の人が集まっている。その「異質」さの中ではクリエイティブなことも生まれやすく、生涯の友を作る場所としても最高の環境です」と語り掛けました。

続いて、麹町キャンパスのメイン会場に出席したBBT大学廣瀬光雄名誉教授が祝辞を述べました。BBT大学が設立される前の向研会(※)の勉強会で「世界から後れを取らないようにするには株式会社が学校を経営するべき」という大前学長のアイデアに賛同しプロジェクトを進めましたが、当時は株式会社が学校を創れるという法律がなかったことなど設立時の苦労を語りました。その後、小泉政権時代に千代田区の特区でBBT大学院大学を開学し、その5年後である2010年にBBT大学経営学部が開学します。

廣瀬名誉教授は、株式会社立であることでのメリットを説明しました。学生を顧客として扱えること、デジタル技術をフルに使っていつでもどこでも学べる環境を提供できること、ビジネススクールとして実践的な学びを与えられること。最後に、「このようなメリットを今後も活かしながら、次の10年も皆さんと一緒に歩んでいきたい」と締めくくりました。

(※)向研会・・・大前研一が主宰する、国内の主要都市ごとに新しい時代のビジネスモデルの創造を志す企業経営者で構成される勉強会・経営者ネットワーク。

 
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(写真3:麹町キャンパスに登場して祝辞を述べる廣瀬名誉教授)
 

続いて、BBT大学設立に携わった3名((株)ABS 代表取締役社長 伊藤泰史、BBT執行役員 宇野令一郎、BBTシステム開発部副本部長 原秀文、)が、当時の開学秘話を談笑しながら振り返る動画が放映されました。「学生が一人でもやる」といった大前学長、設立後の学生集めでのスタッフのハードスケジュール、本人確認システム開発の苦労、設立当時のハプニングなど、当時のスタッフだけが知るBBT大学の「裏方」の歴史が語られました。スマホ普及率4.8%の2010年に始まったBBT大学の歩みと共にスマホ普及率も爆発的に伸び、2015年にはe-learning awardを受賞したことも紹介されました。動画の最後にABS伊藤社長は、「皆さんには、BBT大学卒業生としてのプライドを背負って、意志を貫いてほしい」とメッセージを送りました。

■開学秘話の映像はこちらからご覧ください:https://youtu.be/nHLfk6KhDRk

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(写真4:事前収録された動画内で開学秘話を語る3名。左から、原・ABS伊藤社長・宇野)


式典の中盤では、大前研一学長が登壇し、約1時間に渡り特別講演を行いました。(コメント一部抜粋)
大前学長:「私はBBT大学を「教えない大学」というコンセプトで開きました。これから先は、一人ひとりがまず何を学びたいか、どんな人間になりたいのか自分自身で考え、それに応えられるようなカリキュラムを作りたいと思ったのです。日本で教育を受けた人は“答え”を知りたがりますが、21世紀は答えのない時代です。ですから、リーダーになろうとしている人は自分で答えを見つけなければいけません。その答えを見つけるために、サイバースペースで世界中の人と議論するなど、その”プロセス”も非常に重要です。

また、ビジネススクールでは同じケーススタディを何年にも渡り教えていることが見受けられます。経営は”今現在”上手くやっている人や会社から学ぶしかありません。それを勉強して実践することで、自分のスキルにしていくのです。そのため、BBT大学の教員に現在進行形の経営者を採用しています。
私は日本の教育に危機感を持っています。2045年にシンギュラリティを迎えると言われておりますが、このままいくと日本の人材が世界のサイバー社会でリーダーシップを振るえるとは思えません。時代が移り変わる中で、自分がどう生きていくのか自分の頭で考える能力を養わないといけないと同時に、特に現在のようなコロナ禍においては、自分自身で社会をよく観察をしていくことが大切です。

今後の10年ですが、我々には校舎などの物理的キャパシティがないので、ここまで作製したコンテンツと先駆的なシステムの認知を進めて、これまでの10年間よりも更に多くの人にBBT大学で学んで頂ければと思います。」
 
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(写真5:麹町キャンパスで特別講演を行う大前学長)

続いて、宇田左近副学長と柴田巌事務総長が登壇し、BBT大学の卒業生たちのキャリアに関するアンケートの結果を共有しました。宇田副学長は「今後10年は皆さんのキャリアの成功に更にコミットする覚悟です。そのためにカリキュラムを改良し、教員と学生の1対1のキャリア面談を行うなど、大学がさらに一丸となってサポートしていきます」と決意を表明しました。
 
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(写真6:BBT大学の今後10年の覚悟を語る宇田副学長)


また、BBT大学は、先月の9月だけで250件の個人面談を行ったことも発表されました。式典の司会を務めた白﨑雄吾事務局長は「皆さんからフィードバックを頂きながらどんどん科目を改善して、良い大学にしていきます」と意気込みました。

 
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 (写真7:学生に寄り添い、より良い大学を目指すことを意気込む白崎事務局長)
 
終盤では、中継地の8か所の広島、沖縄、札幌、大阪、仙台、名古屋、福岡、東京会場がリレー形式で画面に映し出されました。リアルで中継地に集まった全国の学生たちは、10周年記念の自作のケーキを紹介したり、地元の方言でお祝いをしたり、自作の歌を歌ったりなどして会場を盛り上げました。


その後、グローバル経営学科長の谷中修吾教授が登壇し、10周年を迎えての今後の構想を解説しました。谷中教授は、「新しい特設ウェブサイトでは、110か国に居住する学生、実務家の教授陣の生き様をコンテンツ化して、その熱量を国内外に発信していきます。また、そのコンテンツと連動して、各地域の拠点から配信するオンラインセミナーもどんどん実施していきます。」と発表しました。

■BBT大学10周年特設ウェブサイトはこちら:https://bbt.ac/bbtux/

 
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(写真8:今後の構想について話す谷中学科長)


最後に宇田副学長が、「BBT大学の提供する普遍的な価値に対して誇りと自信を持つと同時に、ここまでBBT大学を育ててくれた多くの関係者そして卒業生、在校生に対する感謝と敬意を表します。さらには今後の10年、またそれ以降のBBT大学の継続的な発展、そして在校生の皆さんと卒業生の方々のキャリアの成功を祈念いたします」と式典を締めくくりました。

 
【BBT大学について】
日本初の100%オンラインで経営学学士を取得できる大学として2010年に経営学部を新設。教授陣の6割が現役経営者、学生の約7割が社会人。大前研一が学長を務める本学では、“teach(教える)”ではなく学生が主体的に“learn(学ぶ)”するのを手助けすることに大学の役割があるという考えに基づき設計されたカリキュラムで、グローバル時代を生き抜く力の育成を目指している。2014年3月に1期生が卒業。2014年10月にはe-Learning大賞 厚生労働大臣賞を受賞。2015年12月に「ITソリューション学科」、「グローバル経営学科」、2017年1月に「履修証明プログラム」が、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」認定。https://bbt.ac/

【BBTについて】
グローバル環境で活躍できる人材の育成を目的として1998年に世界的経営コンサルタント大前研一により設立された教育会社。設立当初から革新的な遠隔教育システムによる双方向性を確保した質の高い教育の提供を目指し、多様な配信メディアを通じてマネジメント教育プログラムを提供。大学、大学院、起業家養成プログラム、ビジネス英語や経営者のための勉強会等多用な教育プログラムを運営するほか、法人研修の提供やTV番組の制作などあらゆる年齢層に対し生涯に渡る「リカレント教育」を提供する。在籍会員数約1万人、輩出人数はのべ約5万人以上。また、1,300社以上の企業に対して研修を提供。2013年10月のアオバジャパン・インターナショナルスクールへの経営参加を契機に、生涯の学習をサポートするプラットフォーム構築をグループ戦略の柱の1つとして明確に位置づけている。https://www.bbt757.com

(PDF)BBT大学10周年オンライン式典.pdf
BBT大学10周年特設ウェブサイト