向研会の定例勉強会は、著名人を招いた講演会兼名刺交換会ではなく各社にとっての経営課題を研究するための、メンバー参加型の勉強会となっております。テーマによっては各分野の専門家や海外の経営者もゲストに招き、質疑応答やディスカッションを通じて議論を深めていくというスタイルをとっております。
4月
講師:大前 研一
いま日本の不動産市場で二極化が進行している。
東京など世界から投資を呼び込んでいる都市では不動産価格が高騰しているが、世界標準から見ればまだまだ割安のため更に上昇の余地がある。
一方、少子高齢化の進行により日本全体では土地が余っており不動産価格は下落している。
二極化時代を迎えた日本の不動産は日本経済にどのような影響をもたらすのか、どのようなリスクとチャンスがあるのか、検証致します。
5月
上記テーマにて、8名の講師に御講演いただきます。
◆名古屋
講師:井無田 仲 氏(テックタッチ株式会社 代表取締役CEO)
当社は「システム化を進めているのに使いづらくて現場に浸透しない」「自社の顧客に提供するツールのオンボーディングコストが高すぎる」等の課題を、ノーコードのガイド・ナビゲーション「テックタッチ」を通じて解決します。ユーザー数は400万人を突破しており(2024年3月時点)、生成AIを組み込んだ新サービスも発表しました。本講演では、日本企業のDXに欠かせないデジタルアダプション(DAP)という概念のご紹介と、当社の取り組みについてご説明します。
講師:平尾 喜昭 氏(株式会社サイカ 代表取締役社長CEO)
「環境変化が加速し勝ちパターンが通じなくなってきた中、優先的に手を付けるべきマーケティングの課題が分からない」「課題解決に向けた各マーケ施策の事業成果に対する貢献が科学的に評価できず、強化 or 改善するべき施策が分からない」「改善するべき施策が選抜できても、各施策の良い/悪い原因が特定できず、施策改善の方向性が分からない」これらの課題を解決する“データドリブンマーケティング”を実現し、マーケティングで狙って勝てるようにするための具体論をお話しします。
◆大阪
講師:小川 嶺 氏(株式会社タイミー 代表取締役)
現代の日本では人材不足は、ビジネスの成長を阻む大きな障壁となっています。この重要な問題に対処するため、本セッションでは、スポットワークとビジネスプロセスリエンジニアリング(BPR)の二つの戦略に注目します。これらのアプローチが人材不足の解消にどのように役立ち、同時に生産性の向上にどう繋がるのかを深く掘り下げていきます。具体的な事例を交えながら、タイミーがこれまでに築き上げてきた実績と、将来に向けたビジョンについても詳しくお話しします。
講師:長沼 斉寿 氏(Acall株式会社 代表取締役)
近年、経営課題として注目されるワークプレイスの在り方。多様な働き方に伴い、オフィスで働くことにどんな意味を持たせるか、また生産性と働く環境に関する議論が国内外で盛んになされています。本講義では、7,000社以上の働き方DXに携わったAcallが「今後求められるハイパフォーマンスなファシリティ体験の在り方」を、AI・環境センサー・認証テクノロジーなど、最先端テクノロジーを踏まえてご提示します。
◆福岡
講師:山﨑 俊明 氏(株式会社タレントアンドアセスメント 代表取締役)
近年、コロナ禍の影響もあり、採用の分野においても急激にデジタル化が進んでいます。そのような中、面接は「人」にしかできない特殊なものとして捉えられていましたが、面接工程を構造化することでAI化を実現した対話型AI面接サービスをご紹介いたします。日本は少子化の影響により、採用市場は過去に類を見ないほどの売り手市場となっており、今までとは全く違うアプローチで採用活動に取り組む必要があります。将来を見据えた採用活動のあり方をお伝えいたします。
講師:宮城 徹 氏(株式会社UPSIDER 代表取締役」
昨今、企業に求められる内部統制の水準や、インボイス制度等の法令の変化等により、求められる基準やオペレーションの要件が大きく変わってきています。また、金利上昇や円安の影響を受け、資金調達の環境も大きく変わろうとしています。一方で、人手不足の市況では、この波を乗りこなせる財務・経理の人材を採用することは難しく、資金調達や支出管理における最新のテクノロジーを理解・自社に活用することが重要です。このような課題に対し、弊社が提供する法人カード「UPSIDER」をはじめとし、どんなトレンドがあるのか、経営インパクトはどのようなものなのかをご紹介します。
◆東京
講師:山室 佑太郎 氏(メリービズ株式会社 代表取締役社長)
メリービズは、2011年の創業以来「ビジネスを楽しく」をビジョンに掲げ、多才な個人がイキイキと活躍し、企業経営や業務課題を解決できるよう、新しい働き方・新しい組織をつくるサービスを企画・運営しています。累計1,000社以上の支援実績を誇り、現在は2つの事業を展開しています。累計登録1,700名以上のスタッフを有するオンライン経理アウトソーシングである『バーチャル経理アシスタント』、DXを軸とした総合的な経理コンサルティング『メリービズ経理DX』。今回は経理・バックオフィス領域におけるDX・アウトソーシングで切り開く展望についてご紹介し、経営の羅針盤となるための経理のあり方について、将来像から実践的な具体事例までご紹介します。
講師:城戸 大輝 氏(ジョーシス株式会社 チャネル営業本部 営業部長)
コロナ以降、DXの推進によりSaaSやITデバイスの利用が爆発的に増えて利便性が高まってきた一方で、その管理方法に課題を持つ企業が増えてきています。部署毎のSaaS導入やシャドーIT等による情報漏えい等のリスクも日々高まり、ITコストも肥大化しています。本講演では、従来とは環境が大きく変化するなかで今こそ求められるITガバナンス視点でのSaaS・ITデバイスの管理方法や、そこから見えてくる新たなITマネジメント戦略について、独自調査や最新トレンド・事例を踏まえてお話いたします。
6月
講師:大前 研一
中国経済が減速する中、2期目となるモディ政権のもとで高い経済成長率を維持するインドの存在感が高まっている。
今後2025年には日本を、2027年にはドイツを抜いて世界第3位の経済大国に躍り出ることが予想されている。
「目覚めた巨象」となったインドでいま何が起きているのかどのようなビジネスチャンスとリスクがあるのか、検証致します。
7月
講師:大前 研一
日本企業の好決算が相次いでいる。インバウンドの回復や円安効果などが業績を押し上げ、純利益は過去最高を更新した。
一方、日銀が17年ぶりの利上げに踏み切ったなかで、人手不足や原油・素材価格の上昇の影響を受けて苦戦が続いている業界・企業も見受けられる。
どんな企業がどのような経営戦略で業績を伸ばしているのか23年度決算から、日本企業の強さと課題について検証致します。
8月
講師:大前 研一
日経平均株価がバブル経済期の1989年末につけた最高値を上回り史上最高値を更新した一方で「失われた年数」も35年となり日本経済は長期停滞から脱することができていない。
日本が衰退している根本的な要因は何か、新しい日本の姿はどうあるべきか、検証致します。
9月
今月は2つのテーマにて、5名の講師に登壇いただきます。
◆名古屋
講師:網野 知博 氏(株式会社ギックス 代表取締役CEO)
クリケットの日本代表選手であった私が競技を引退する時に「残りの人生何に情熱を傾けて生きて行けばよいのか。」と思案していた時に出会った本「企業参謀」。
ビジネス界でも世界と戦っていけるフィールドがあると感じ、企画部署に異動し、後にコンサルタントに転職。
その後「アナリティクス」「ビッグデータ」の世界に魅力を感じて起業しました。当社は「あらゆる判断をデータインフォームドに」と言うPurposeを掲げていますが、高度に分析したデータをビジネスで活用していくとはどういう事かを、ギックスの事業拡大の取り組みと共に分かりやすく説明していきます。
◆大阪
講師:大竹 弘 氏(株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長)
ハッチ・ワークは、月極駐車場の秘めた可能性を見出し、新たなビジネスチャンスと位置付けてきました。
一見、利益の出ない事業とされる月極駐車場を高収益事業へとするための、仕組みについて解説いたします。
そのためのカギとなるのがアイドルエコノミーと組み合わせた二重の収益構造。
さらには、月極駐車場のネットワーク化を推進することで、実現できる社会課題解決とその可能性や今後の展開について、お話いたします。
講師:鮄川 宏樹 氏(株式会社モンスターラボホールディングス 代表取締役社長)
テクノロジーの急速な発展は、個人のライフスタイルを変えただけでなく、ビジネスやサービスの世界でもあらゆる領域で変革をもたらしています。私たちは世界19の国と地域のグローバルネットワークを活用しながら、ビジネス・デザイン・テクノロジーのプロフェッショナルが各領域のケイパビリティを融合させることで、クライアントのビジネスの成功とDX推進を支援しております。
今回は、モンスターラボの事業内容と今後の構想・挑戦について紹介します。
◆福岡
講師:小堤 音彦 氏(AnyMind Group株式会社 共同創業者兼CCO)
インターネットの普及やテクノロジーの進化により、ビジネスのグローバル展開に注目が集まっています。当社、AnyMind Groupは2016年にシンガポールで創業し、8年間でアジアを中心に15カ国・地域にビジネスを拡大し、昨年、東証グロース市場に上場しました。本講演では、当社の具体的なグローバル展開事例や、最近の東南アジア市場の動向などを交えて、グローバルにビジネスを展開するヒントとなるような手法をご紹介します。
◆東京
講師:柴山 和久 氏(ウェルスナビ株式会社 代表取締役CEO)
日本社会の構造が変化する中で、豊かな老後に向けて、働きながら資産運用を行うことが大切な時代となっています。
新たに生まれた社会課題を解決するために、ウェルスナビは自動でおまかせの資産運用サービスを一から立ち上げ、創業から8年で預かり資産1兆円を超える規模に急成長してきました。また、約40万人の利用者の8割以上が20代から50代の働く世代であり、「働く世代に豊かさを」というミッションの実現に向けて努力を続けています。
創業間もないスタートアップとして、人材や資金のリソースに大きな制約がある中で、どのようにビジネスモデルを構想し、実行に移してきたのかを解説します。さらに、資産運用だけではなく、幅広いお金の悩みを解決する総合アドバイザリー・プラットフォームの構築を目指しています。今後の構想についてもお話しします。
10月
講師:大前 研一
日本のインバウンドが急回復している。
23年の訪日客消費は初の5兆円を突破、人数ではコロナ前の8割にまで戻りつつある。
政府は、2030年の訪日外国人旅行者数6千万人、消費額15兆円を目指しているが、日本が真の観光立国となるには何が必要か、検証致します。
11月
講師:大前 研一
日本は30余年に渡る長期衰退から抜け出せずにいる。
日本が衰退している最大にして最も本質的な原因は、文部科学省による旧態依然とした工業化社会向けの教育にある。日本が没落しないためにはどのような教育改革が必要か、海外の事例を交え検証いたします。
12月
講師:大前 研一
2024年の世界の潮流を整理し、2025年に向けての日本の課題を総括・検討致します。
1月
今月は3つのテーマにて、4名の講師に登壇いただきます。
◆名古屋
講師:齊藤 雅彦 氏(マニー株式会社 執行役会長)
「やらない経営」の実践:選択と集中を通じた経営戦略の強化
「ものづくり戦略の革新」:技術力の継承と新たな価値創造への挑戦
「世界一にこだわるDNA」の活用:品質へのこだわりと持続的成長への取り組み
本講演では、「やらない経営」の実践を通じて選択と集中を重視し、経営戦略を強化する方法についてお話いたします。
次に、「ものづくり戦略の革新」として、技術力の継承と新たな価値創造への挑戦の重要性を紹介いたします。
また、「世界一にこだわるDNA」の活用を通じて品質へのこだわりと、持続的成長を目指す取り組みについても詳しく解説します。
これらのアプローチを通じて、企業が競争優位を保ち続ける方法についてお伝えいたします。
◆大阪
講師:中山 哲也 氏(トラスコ中山株式会社 代表取締役社長)
教科書通りでうまくいくならば、世の中は成功者で溢れている。
日頃からどんな経営課題に対しても、教科書を紐解く訳でもなく、人様に尋ねる訳でもなく、自分で考え結論を出すことをモットーにしてきました。
そんな繰り返しをしている間に気づいたことは、『教科書にはないオモシロイ答えが世の中には沢山ある!』 ということでした。今回はそんな教科書にはないお話と、社長業30年間で学んだことを中心にお話したいと思います。
◆福岡
山本 貴士 氏(株式会社エムビーエス 代表取締役社長)
毎年、全国で台風被害や地震があり、日本は自然災害が多い国であります。大切な家屋やビル、公共の資産である橋やトンネルなどのインフラを守りたい、そして壊して新たに造るのではなく、今あるものを強化して守る。これが、日本の取るべき道だと考えております。
この思いに至る経緯を、生誕から創業期を経て、現在にまでの自分史という形でお話させていただきたいと思います。
また、弊社のスローガンである「列島リフォーム」の実現への取り組みについてもご紹介させていただきます。
◆東京
講師:朴 焌成 氏(Legend Capital Co-CIO)
今や中国で開発されたLLMは全世界の40%を占めるまでに至っています。アメリカとは全く違った進化の過程をたどっている中国のAI産業。背景には国を挙げてのAI産業育成計画に加え、大量の理工系の人材の輩出など国家レベルの戦略があります。アメリカとは違った進化の過程をたどる中国のAI産業、そして中国における最先端のAIスタートアップ、Legend Capital のAI投資戦略について、アメリカ・中国・韓国・日本のエコシステムに精通したCIO Joon Sung Park氏が解説します。
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