向研会の定例勉強会は、著名人を招いた講演会兼名刺交換会ではなく各社にとっての経営課題を研究するための、メンバー参加型の勉強会となっております。テーマによっては各分野の専門家や海外の経営者もゲストに招き、質疑応答やディスカッションを通じて議論を深めていくというスタイルをとっております。
4月
講師:大前 研一
2024年8月にスーパーや小売店の棚から米が消え、「令和の米騒動」と呼ばれる事態に発展したのを機に、農政・農業が抱える様々な問題が表面化している。
日本の農業・食料問題の本質はどこにあるのか、問題解決を企業はビジネスチャンスにすることができるのか、事例を交えながら検証いたします。
5月
上記テーマにて、7名の講師に御講演いただきます。
◆名古屋
講師:野崎 衛 氏(レコテック株式会社 代表取締役)
今、資源価格が高騰する中、廃棄物由来の静脈資源の争奪戦が始まろうとしています。サーキュラーエコノミー実現に向けた規制がEUを中心に進み、日本国内においてもプラスチック問題への規制「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」。今年3月に閣議決定された「資源有効利用促進法」など法的規制も後押しとなり、廃棄物から資源を作り、そこからものづくりをするサプライチェーンが求められています。
データを見える化し静脈資源の流通を実現するpoolシステムの事業を紹介します。
講師:村上 建治郎 氏(株式会社Spectee 代表取締役 CEO)
Specteeは、AIを活用し、SNSや気象データ、河川カメラ、人工衛星、自動車のプローブデータなど様々なデータをリアルタイムで解析し、災害状況を分析・可視化・予測するソリューションを提供しています。スタートアップが如何に防災を変えるか?これまでの歩みと、規制や既得権などがある業界で、どのように壁を乗り越えてきたか。そして今後の展望など、ベンチャーならでは経営戦略についてお話します。
◆大阪
講師:坪井 俊輔 氏(サグリ株式会社 代表取締役CEO)
サグリは衛星データやAIなどのデジタル技術を活用し、農業の経営発展と脱炭素社会に貢献することを実現するために2018年に兵庫県丹波市で創業したインパクトスタートアップです。衛星データ及びAIを用いて、農地の耕作状況や、作付け状況、生育及び土壌分析、湛水状況を広域かつ迅速に解析、見える化が行える計4つのサービスを、国内外の農地管理を行う組織や農業現場を支える営農指導者・農業生産法人へ提供しています。上記により、これまでの目視や経験値に基づく農地管理や農業生産業務を改善可能です。また、衛星データから農地の区画も自動で生成する技術を開発し、世界中の農地基盤を作成し、どの農地でも解析情報を届けることが可能です。講演では、サグリの事業紹介とともに、目指す未来についてお話しいたします。
講師:櫻庭 康人 氏(株式会社天地人 代表取締役)
天地人が提供する「天地人コンパス」は、宇宙から得られる衛星データを活用し、地上では捉えきれない地下のリスクや水・資源の流れを“見える化“することで、社会インフラの最適化を実現する新たな構想です。気候変動や資源不足といった地球規模の課題に対し、脱・地上型の視点でアプローチすることで、従来の産業構造に変革をもたらしたいと考えております。衛星データという新たな可能性を通じて、持続可能な経済圏と次世代のビジネスチャンスを創出していきます。講演では、天地人が注力している「天地人コンパス 宇宙水道局」を軸に話をします。
◆福岡
講師:閔 弘圭 氏(株式会社Liberaware 代表取締役)
本講演では、超狭小空間点検ドローンの開発・製造を通じて社会インフラの安全を支えるLiberawareの挑戦について紹介します。「人が行けぬ場所へ。人の安全の未来へ。」を掲げ、過酷な環境下での点検・監視を可能にする技術と、社会課題解決に向けた取り組みを解説。JR東日本や東京電力との共同事業、災害対応の実績、そして今後の事業展開についてもお話しし、当日はドローンの実演デモも行います。
講師:ミケレ グアラニエリ 氏(株式会社ハイボット 代表取締役社長)
hibotは、危険を伴う日常業務をロボティクスで支援することを目的に誕生しました。人が行くには危険すぎる、あるいは物理的に不可能な場所では、ロボットを人間のツールとして活用されるべきだと強く信じています。
長年にわたり、私たちは3D(Dirty-汚れた環境, Demanding-過酷な条件, Demeaning-危険または困難な作業)な環境での応用に特化してきました。
私たちのミッションはシンプルです。現場作業者を危険から守り、彼らの仕事の質を向上させること。そして、一日の終わりに誰もが安全に自宅へ帰れるようにすること。これまでにない方法でインフラの点検と保守を革新し、作業がより安全で、低コストで、持続可能な運用を実現することを目指しています。
◆東京
講師:冨田 洋 氏(ジオ・サーチ株式会社 創業者・代表取締役会長)
私たちの日常に欠かせない、道路や上下水道などのインフラは高度経済成長期に集中的に造られ、現在、自然災害の激甚化やインフラ老朽化など様々な問題に直面している。私は、アメリカで地中を可視化するレーダ技術に出会い減災事業を国内外に普及して「人の命と暮らしを守る」ことを使命に、ジオ・サーチを創業した。35年以上にわたり研鑽を続けオンリーワンかつナンバーワンの「スケルカ」技術を実用化した。様々なピンチに出会い乗り越えてきた挑戦ヒストリーとそこで得た成長、世界を目指すGensai Techをご紹介する。
6月
講師:大前 研一
低迷する日本経済からの脱却を目指し、近年政府によるスタートアップ支援策が相次いでいる。岸田元首相の「スタートアップ育成5か年計画」を継承した石破総理は、地方のスタートアップを支援する考えを表明している。
政府によるスタートアップ支援策は壮大すぎる税金の無駄使いになる可能性が高いが、日本はどうすればよいのか事例を交えて検証致します。
7月
8月
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11月
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1月
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3月
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