番組内容 | 放送日時
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【第1回】 ビジネス基礎講座アカウンティング --事例分析編-- 01 [テーマ]日産(1) --ディスクロジャーの視点から見たリバイバルプラン-- [講 師]高田橋 範充 今回から2回にわたって「日産リバイバルプランとV字回復の事例」を取り上げながら、ディスクロージャーの視点とリバイバルプランに現れている企業戦略を、会計的視点から読み解いていきます。
ここでの主な項目は、次の3つになります。
1.日産を巡る状況
2.日産の置かれた状況と打開策
3.日産リバイバルプラン
はじめに、ホンダと日産の資産規模、売上高、当期純利益について時系列で比較します。ここでは、財務諸表を読み解く際のポイントとなる長期で比較することの意義を理解してください。次に、日産とトヨタの費用構造について比較します。ここでは、優良企業と費用構造を比較することにより、どこに問題があるのかということを考えていきます。
後半は、インターネット上に公開されている「日産リバイバルプラン」を実際にダウンロードし、具体的な中身について見ていきます。
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【第2回】 ビジネス基礎講座アカウンティング --事例分析編-- 02 [テーマ]日産(2) --リバイバルプランのF/S的表現-- [講 師]高田橋 範充 前回に引き続き「日産リバイバルプランとV字回復の事例」を取り上げながら、ディスクロージャーの視点とリバイバルプランに現れている企業戦略を、会計的視点から読み解いていきます。
ここでの主な項目は、次の6つになります。
1.日産リバイバルプランの大要
2.リバイバルプランへの疑問
3.リバイバルプランにおけるコスト削減
4.事業構造改革引当金の効果
5.リバイバルプランによる収益構造改善シナリオ
6.キャッシュフローの問題点
ここでは、前回解説した日産リバイバルプランの大要について確認し、日産リバイバルプランに対する疑問点を提示します。
中盤では、日産リバイバルプランにおいて「構造改革引当金」がどのように機能したかということとリバイバルプランの収益改善シナリオについて見ていきます。
最後に、日産リバイバルプランは、業績回復の成功事例として取り上げられていますが、「キャッシュフローも改善されているのか?」ということいついて考えていきます。
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【第3回】 ビジネス基礎講座アカウンティング --事例分析編-- 03 [テーマ]もう一つのV字回復(1) --現在のダイエー-- [講 師]高田橋 範充 今回から2回にわたってダイエーを取り上げ、同社がこの20年間辿って来た道を追いながら、日本企業に共通する問題点として考えていきます。
ここでの主な項目は、次の3つです。
1.ダイエーの概況
2.V字回復(86年)の背景 〜ダイエーの80年代〜
3.1980年代のダイエーの状況と問題点
はじめに、ダイエーを取り上げる理由についてお話しします。次に、 今回から2回で取り上げていく主要論点について解説します。
現在から過去10年間の連結ベースの売上高と総資産について、ダイエーとイトーヨーカ堂を比較し、その特徴について考えます。
次に、単体ベースで売上高、総資産、自己資本、総資産利益率(ROA:Return On Asset)、株主資本利益率(ROE:Return On Equity)について比較し、その特徴について考えていきます。
最後に、80年代に成功したV字回復の背景などについて状況を整理し、会計的な側面から問題点について考えていきます。
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【第4回】 ビジネス基礎講座アカウンティング --事例分析編-- 04 [テーマ]もう一つのV字回復(2) --1980年代のダイエー-- [講 師]高田橋 範充 前回に引き続き、ダイエーを取り上げ、同社がこの20年間辿って来た道を追いながら、日本企業に共通する問題点として考えていきます。
ここでの主な項目は、次の4つです。
1.1980年代のダイエー
2.連結上のV字回復
3.ダイエーの国際化・多角化
4.ダイエーの効率性回復
はじめに、前回講義した1980年代のダイエーについて特徴を確認します。
次に、連結上のV字回復について見ていきます。ここでは、とても興味深い現象として「連結ベースの総資産より、単体ベースの総資産の方が大きい」ということが挙げられます。この意味を十分に理解してください。
また、1986年のV字回復の際に用いられた「セールス&リースバック」についてその考え方をご紹介します。
最後に、効率性回復のために用いられた交差比率について解説します。ここでは、その考え方と具体的な計算方法を理解し、実際に使えるように復習されるとよいでしょう。 | − | 講義資料(PDF)
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【第5回】 ビジネス基礎講座アカウンティング --事例分析編-- 05 [テーマ]カメラ・事務機メーカー(1) --多角化とセグメント情報の使い方-- [講 師]高田橋 範充 今回から2回にわたって、カメラ・事務機メーカーを例に、多角化とセグメント情報の使い方について考えていきます。
ここでの主な項目は、次の6つです。
1.キヤノンの財務諸表の特徴
2.包括利益を巡る問題
3.経常利益の不存在、1株あたり当期純利益、連結資本勘定計算書
4.3社(キヤノン、リコー、ミノルタ)の業績比較
5.キヤノン、リコー、ミノルタのセグメントと製品
6.複数事業を持つことの意義
はじめに、キヤノンの財務諸表を用いてその特徴と日米会計情報の相違について解説します。ここでは、それぞれの違いと考え方が異なる理由について理解してください。
次に、先の議論で出てきた包括利益(Comprehensive Income)の考え方とその問題点、経常利益が表示されない理由、連結資本勘定計算書などについて、さらに深く見ていきます。さらに、3社の業績比較を通じて、キヤノンの優位性、ミノルタのV字回復を見ていきます。最後に、複数事業をもつことの意義として、多角化についてまとめます。 | − | 講義資料(PDF)
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【第6回】 ビジネス基礎講座アカウンティング --事例分析編-- 06 [テーマ]カメラ・事務機メーカー(2) --多角化とセグメント情報の使い方-- [講 師]高田橋 範充 前回に引き続き、カメラ・事務機メーカーを例に、多角化とセグメント情報の使い方について考えていきます。
ここでの主な項目は、次の6つです。
1.多角化の分析
2.3社の(セグメント別)比較
3.キヤノンの強みと弱み
4.ミノルタのV字回復
5.コニカミノルタホールディングスの誕生
6.日本企業の現在
はじめに、多角化の分析としてキヤノン、リコー、ミノルタのセグメント計算書をもとに地域別売上高、収益性について比較します。
次に、キヤノンの強みと弱みミノルタのV字回復、について見ていきます。ここでは、これまでに取り上げたV字回復と何が違うのかを理解してください。
最後に、コニカとミノルタの経営統合について考えます。
今後は、皆様の企業やご興味のある企業など、実際に財務諸表を読み解く訓練を重ね、実務に活かされることを期待します。 | − | 講義資料(PDF)
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