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BPUビジネス講座
【BPUビジネス基礎講座 経営戦略 全6回】
<講座の目的>

【カリキュラム】
番組内容放送日時
関連資料
[要ID&Pass]
【第1回】 ビジネス基礎講座経営戦略01

 [テーマ]事業戦略とは/事業戦略立案・実施のプロセス
 [講 師]石倉 洋子 

 第1回目は、講義の全体像を紹介します。まず初めに「戦略とは何か」、「戦略の要件」について考えます。
 次に、近年の企業を取り巻く環境から「なぜ今、戦略が必要なのか」を理解し、事業戦略の概略と要素(目標、範囲、競争優位性、ロジック)について解説します。ここでは、アスクルの事例をもとに事業戦略の要素の観点から具体的に考えます。
 後半は、事業戦略立案・実施のプロセスを確認し、伊藤園の事例を用いて分析します。ここではまず、清涼飲料業界の実際の状況をもとに、伊藤園のロジック、事業展開、バリューチェーンについてご紹介し、財務状況や同業他社との比較、組織の課題等について考えていきます。

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【第2回】 ビジネス基礎講座経営戦略02

 [テーマ]内的コンテクスト:組織構造
 [講 師]石倉 洋子 

 企業が競争優位を発揮するための重要な要素の一つとして、「コンテクスト」があります。第2回目は、そのうちの内的コンテクスト(組織構造と組織設計)について学習します。
 内的コンテクストでは、企業がどのような資産(有形・無形)を保有し、その資産をどのように組織化しているかを見る(分析する)ことが重要です。企業の資産が競争優位となるかどうかは、組織の仕方にかかっています。このような組織設計の問題(コーディネーションとインセンティブ)と解決法(ARC分析:Architecture, Routine, Culture)を体系的に考える方法を紹介します。
 また、今回も日本を代表する大手化学メーカー2社(信越化学と花王)をとりあげて事業戦略と内的コンテクストの違いや関係を具体的、実践的に学習していきます。

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【第3回】 ビジネス基礎講座経営戦略03

 [テーマ]外的コンテクスト:業界分析
 [講 師]石倉 洋子 

 企業の業績は、社内外のコンテクストと企業のとる「アクション」によって決定されます。今回は、前回の「内的コンテクスト(組織構造と組織設計)」に続いて「外的コンテクスト(業界分析)」について学習します。
 外的コンテクストとは、事業を巡る業界(市場の状況等)および市場以外(売り手、買い手等のバリューチェーン全体)を指します。外的コンテクストを分析するためには、「業界構造分析」や「競争のスペクトラム」等のフレームワークがあります。業界分析の基本フレームワークとしてポーター(Michael E. Porter)の「5つの基本的な力:Five forces」を説明し、実際の業界事例(自動車業界、コンビニエンスストア)に基づき検証していきます。
 また後半では、競争スペクトラム(競争の度合いを考えるフレームワーク)を説明し、その中でもニッチ市場について学習します。事例としてダンスミュージックという新しいニッチを作り出したエイベックスを紹介し、ニッチを創造する戦略について詳細に見ていきます。

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【第4回】 ビジネス基礎講座経営戦略04

 [テーマ]集中市場における競争/新規参入と既存企業の優位性
 [講 師]石倉 洋子 

 前回までに学んだ競争戦略の基本をベースに、今回は、集中市場(寡占市場、支配的企業のある構造)について見ていきます。
集中市場とは、少数の大企業からなる寡占市場と1社の支配的企業が存在する市場のことです。集中市場においては、企業の成果や業績は競争の詳細によって決定します。その競争の詳細をゲーム理論によって説明します。
 一方、既存企業にとって大きな脅威となるのが新規参入の存在です。その新規参入業者に対して優位性を保つための仕組みが「参入障壁」です。後半では、参入障壁の内容と既存企業が優位性を保つための取り組みを学習します。さらに国内の航空業界の事例を通じて、新規参入業者と既存企業の競争について具体的に学習します。

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【第5回】 ビジネス基礎講座経営戦略05

 [テーマ]バリューチェーンと変化への対応/需要サイドの収穫逓増
 [講 師]石倉 洋子 

 第5回目は、業界を含むバリューチェーン(価値連鎖のシステム)に焦点を当て、バリューチェーンが創造する価値やセグメントごとの価値配分などについて学習します。
 初めに、バリューチェーンにおける価値創造と価値獲得の関係について解説します。ここでは、価値獲得という敵対する関係ではなく、価値を創造するためにどのように他者と協調するのかいついて、アスクルの例をもとに学びます。
 また「変化」に対して、これまで学習してきた基本フレームワークで、どのように対応するのかを検証します。特に産業をライフサイクルの観点から捉えた時にとるべき戦略的な対応について学びます。
 最後に、コンピュータや通信産業において顕著な需要サイドの収穫逓増(DSIR)について学習します。需要サイドの収穫逓増とは、ユーザー数が増すにつれてユーザーに対する製品のメリットが増すことをいいます。そのような傾向がある業界における競争戦略について学びます。

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【第6回】 ビジネス基礎講座経営戦略06

 [テーマ]グローバリゼーションと全社戦略
 [講 師]石倉 洋子 

 前回までは、1つの事業の戦略について、内的/外的コンテクスト、バリューチェーン等の視点から分析してきました。
 最終回の今回は、まず、複数の地域や複数の事業を同時に行う場合の効果と課題について考えていきます。多角化経営には資産の有効活用、規模や範囲の経済の享受などメリットがありますが、実際にはうまくいっていないケースが多いようです。複数の事業を同時に行う場合、資源の配分や組織設計に課題があります。JTの事例をもとに多角化経営の実際を学びます。
 次にグローバリゼーションの問題について学習します。国境の消滅や市場の同質化など経済のグローバル化により新たな経営課題が生じています。グローバルな経営を行うには、世界レベルでの効率化を目指すと同時に地域への対応を図らなければなりません。また、グローバルなコンテクストでの学習も大きな課題となっています。グローバル化の最近の傾向として、地域組織の重視があげられます。地域への対応として、ダイヤモンド・クラスターという概念を学びます。

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