[テーマ]「カスタマーズ・アイ -顧客の視点に立って新たなビジネスチャンスを掴め！-」
　[講　師]谷口 正和　

従来のマーケティングとは、商品をいかに売るかの戦略作りという、「商品初めにありき」の発想でした。これからは、顧客が何を求めているかを一義に置き、先方の立場で物を考える姿勢が必要になります。自分がお客様のつもりでサービスを考える「カスタマーズ・アイ」を持つこと。これが新たな発想のヒントです。今回は、MKタクシー・ヤマト運輸などの具体例を見ながら「顧客中心」のマーケティングとは何かを考えます。

　[テーマ]『エコマーケティング』-未来に向けてつながり直すマーケット-
　[講　師]谷口 正和　

「環境」が、コストとしてだけでなく、有望な巨大市場として 捉え直される時代がやってきました。日本では、将来的に 35兆円のビジネスに成長すると言われており、各企業が 様々な切り口で、そのビジネスに参入しようとしています。 21世紀の循環型社会を目指し、日本社会はそのモデルを 示すことで国際社会への貢献が可能です。先進事例を通し て、エコマーケティングについて考えていきます。

　[テーマ]RE・マーケット
　[講　師]谷口 正和　

"RE"はリサイクルの"リ"。余剰の人材や製品を再びマーケットに何度も蘇らせる循環思考が「RE・マーケット」だ。ここでのポイントは、やはり顧客第一主義を大切にすることだ。中古品と新品の既成概念を取り払い、顧客の欲しいものを購入可能価格で提供することを考えよう。ここでは、急進する修繕、リサイクル事業のマーケティング着眼点を紹介する。

　[テーマ]24×7　連続する24時間マーケット
　[講　師]谷口 正和　

深夜の時間帯にお客様がいるわけがない。あなたは営業時間の固定観念にとらわれていませんか？早朝深夜で、今まで選択肢が無かった時間帯に営業時間をのばして成功している事例がたくさんあります。お客様の必要とする時間に、必要とされる商品サービスを提供する、その視点が大切です。今まで営業していなかった時間帯こそ、新しいマーケットがあり、ビジネスチャンスがあるのです。

　[テーマ]H&B
　[講　師]谷口 正和　

日々若々しく、美しくありたいという願いはどの世代にも共通する価値軸になっています。同時に健康に過ごしたいという願いにも応えるマーケットが注目されています。美と健康の情報発信ビル心斎橋OPA「きれい館」、有機野菜や自然食品を宅配する「らでぃっしゅぼーや」、無添加のCAC化粧品、H&Bツーリズムの代表例としてアジアンエステの旅などの事例を紹介します。

　[テーマ]スモールメリット-凝縮し、精度を追求する マーケット-
　[講　師]谷口 正和　

スケールメリットで大きいことを追及する時代から、小さく凝縮 して精度を追及し、お客様ひとりひとりを丁寧に見るビジネスが、 急激な波及効果を生むような時代になっています。等身大で物事 を見て、本当にそうだ、と思うことが広がりをもってくるのです。 一人乗りキットカーを発売した光岡自動車、食べ切れる容量が 人気の小袋菓子、こんなものまで100円！という驚きと喜びを 提供する100円ショップなどの事例を紹介します。

　[テーマ]セルフ式　-顧客の『自由自立』『自己発見』を 支援するマーケット-
　[講　師]谷口 正和　

顧客の視点からサービスの情報整理をして、顧客自身が選択し、 行動しやすい環境をつくるセルフ式のビジネスが注目されていま す。顧客は自分が決定したものなので、高い満足感が得られます。 売り込みなしが売りの自動車販売店、スーツも自分で洗えるコイン ランドリー、1000円のセルフ式エステサロンなどの事例を紹介しな がら、セルフ式ビジネスの成功の要因を考えます。

　[テーマ]メール・FAX大質問大会 　-谷口正和氏に、これが聞きたい！！-
　[講　師]谷口 正和　

谷口先生がホテル経営、安売り店の強み、高齢者の社会貢献方法、 医師のマーケティング、１００円ジュースの発売、小規模店の利点、 今年のマーケティング・ヒットなどのテーマで質問に答えます。

　[テーマ]1999年のメイントレンド 　-エナジーゲット-生命力注入市場の到来
　[講　師]谷口 正和　

1999年は千年の最後の年。20世紀の最後になって、生命力、 すなわち元気を与えてくれるものに注目が集まっています。パワー ・デザイン、パワー・キャラクター、パワー・サプリメント、パワー・プライス、 パワー・コミュニケーションという視点でさまざまな事象を括り直してみま す。21世紀に向けて、元気になりたいエナジーをゲットする商品・サービス に大きなマーケットが生まれる可能性があります。

　[テーマ]ホームクリエーション -我が家での楽しみがマーケットをつくる-
　[講　師]谷口 正和　

ホームクリエーターとは、個人の生活のデザイナーです。休日が増えてきて、 家での暮らしを大切にする人が増えています。現代は、個人が主人公になる 時代で、個人生活圏で自己表現をしたい人が多くなっています。家を中軸に 新しい創造が始まっており、そういった創造を応援する商品やサービスに新 たなマーケットが生まれています。ホームファーニシングやガーデニングなどの 事例を見ながら、新しい生活デザインを考えます。

　[テーマ]京都の発想 -21世紀を築く1200年の知恵に学ぶ-
　[講　師]谷口 正和　

京都といえば1200年続いた歴史の長い都市、観光の街というイメージが強いのですが、一方で京都の企業は独自性を出して高い株価を維持し、今日的な価値もあります。このような企業を多く生みだした、京都の自然環境、歴史的環境、人的環境について、京都出身の谷口正和さんが解き明かします。

　[テーマ]エリア・マネジメント 　-ホームグラウンド・サービスの充実-
　[講　師]谷口 正和　

個人の生活を中心において、価値観を再編しようという時代に なってきました。これまでのようなマスではなく、個人の生活の 場を軸として、その周辺に何か新しい商品・サービスがないか 考えるときです。地域の最小単位のマーケットを丁寧にみてい くことが大切です。そこで地域活性が行なわれると、将来の成 長性が見込まれるビジネスに発展します。宅配サービスのコ ンビニや、温泉地・湯布院、郵便局などの事例を紹介します。

　[テーマ]ベビー＆キッズ市場-少子化時代の市場戦略-
　[講　師]谷口 正和　

少子化時代を迎えた日本。子供の数が減るので、ビジネス が成り立たないと考えてはいませんか。時代はまさに量か ら質への転換期、本当に顧客に喜ばれる商品・サービスが 新たな市場を形成しています。
ここでは、新しいコンセプトの幼児教材 、24時間の保育園、出産・育児用品の巨大専門店などの 事例を紹介します。21世紀の社会とは何かを考える大きな 入り口がベビー＆キッズ市場にあります。

　[テーマ]メール・FAX大質問大会 -谷口正和氏にこれが聞きたい！-
　[講　師]谷口 正和　

1999年1月から3月までに番組に届いたメールやFAXの中で紹介しきれなかった質問やご意見を一挙にご紹介します。
「エリア・マネジメント」、「京都の発想」、「ホームクリエーション」、「エナジーゲット」等これまでとりあげた多くのテーマを振り返ります。

　[テーマ]『エンターテイリング』-エンターテイメント・スピリットが市場を変える-
　[講　師]谷口 正和　

エンターテイメント＋リテイリング＝エンターテイリングです。
100体以上の仏像が置かれたレストラン、コンサート会場の ような熱気のスタジオをもつCDショップ、店員がコスプレで 接客してくれるマンガ古書店など。従来の機能主義の発想 では、もはやだめで、人を楽しませるアイデアを次々と出し ていく力が求められています。

　[テーマ]企業経営とグッドデザイン-デザインのレベルとセンスが、企業の明暗を分ける-
　[講　師]谷口 正和　

日常生活全体のハイスタイル化に伴い、すべての企業活動に センスの高いデザインが求められるようになってきました。優れ たデザインは、消費者の生活スタイルを変えるパワーを持ちま す。個々のパーツの機能性を追求した時代から、トータルでの デザイン重視の時代へ。デザインが経営資産となることを認識 して取り組むか否かが、これからの企業の明暗を分けることを、 豊富なグッドデザインの事例を紹介しながら解説していきます。

　[テーマ]クラブ・マーケティング-顧客が遊び心をもって参加できるマーケティングの仕組みづくり-
　[講　師]谷口 正和　

学生時代のクラブ活動を思い出してみてください。何か興味のあること、 楽しいことに人は集まります。マーケティングの世界でも、楽しいから 顧客が集まる、クラブマーケティングの手法を用いて成功している事例 がたくさんあります。今回はいくつかの事例を見ながら、囲い込まれたくない 顧客との新しい関係をつくるクラブマーケティングの実践を学びます。

　[テーマ]ハッピー・マーケティング-気をポジティブに回すマーケティング・アクション-
　[講　師]谷口 正和　

個人の心に内在するハッピーやラッキーのイメージをもとに 商品を開発し、サービスを考えることが重要な時代です。 ラッキーというものに果敢に反応することが、どんなビジネ スにも求められています。不運、不幸の原因を幸運、幸福 の原因に変えるポジティブな心理的チャンスを顧客に提供 していくことが大切です。 風水のDr．コパやネット占い、最 近のベストセラーに見るポジティブシンキングの事例などを 紹介します。

　[テーマ]願望私様-サービス化社会の頂点は「独自」と「固有性」-
　[講　師]谷口 正和　

たった一人の私を大事にしたいという時代、私がわたしで ありたいという願いを支援するビジネスが注目されていま す。 これまではマスに対して商品サービスが提供されてき ましたが、現在は自分のためだけにつくられたものに付加 価値を感じる人が増えてきました。 自分だけの自動車、結婚式、保険、洋服、旅行などあらゆ るジャンルでオンリーワンの商品・サービスが生まれていま す。

　[テーマ]ミニ・ソリューション-日常のなかの小さな課題に対する小さな解決方法が求められている-
　[講　師]谷口 正和　

ちょっとしたことなのに、それがないために困っているという ことはありませんか？ 日常生活の中の小さな問題解決（ミニソリューション）を実 現していけば、新しい商品やサービスが次々と生まれる可 能性があります。 具体的な事例として、オフィス用品の宅配サービス『アスク ル』、顧客の声をもとに店舗の改善に取り組むジャスコ取手 店、日常生活を改善するライフスタイル・ドラッグなどをとり あげます。