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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー208

【向研会】企業のグローバル化と人材マネジメント


概要:
人材マネジメントの今後の課題について考える。

グローバル化の進展は、さまざまな局面で日本企業に影響を与えており、その流れは加速している。
しかし、日本では、世界で活躍することを前提とした教育や人材育成は行われておらず、企業においても「世界統一人事」の導入に遅れが見られる。
インドやシンガポールに比べ大幅に出遅れているグローバルな経営人材の育成を急ぎ、全世界から優秀な人を集めることの必要性を説く。

企業の人材マネジメントの課題について考える。

人口減社会の到来や、団塊の世代の大量退職、ニートの増加などを受けて、将来の人材不足が危惧されている。
そんな中、グローバル化の進展によって国内マーケットは縮小、世界はどんどん小さくなっている。
世界の消費者に向けて、一斉にアプローチをすることが重要となるなど、グローバル化はさまざまな局面で日本企業に影響を与えている。

たとえば、ミタルは途上国を中心とした買収によって、鉄鋼業界の世界的再編を主導し、わずか10年で新日鉄を抜き、世界のトップへと躍り出た。
欧米の通信キャリアがグローバルにサービスを広げる一方、日本のドコモは、グローバル化で出遅れが目立つ。P&Gと花王も同様。

国境を越えたM&Aも活発に行われている。
しかし、日本では、世界で活躍することを前提とした教育や人材育成は行われておらず、企業における「世界統一人事」の導入にも遅れが見られる。
たとえば、外国人役員の割合を見ると、ネスレが55%、GEが19%に対して、トヨタは7%と、極端に低い。
海外展開を目指す中小企業にとっては、「マネジメント人材の不足」が最大の課題となっているが、グローバル人材の育成は、韓国や台湾、インド、シンガポールに比べても、かなり出遅れている。
インドが世界に通用する経営人材を多数輩出しているのとは対照的だといえよう。

GEやサムソンは、グローバル人材のマネジメントや人材確保に長けているが、日本もこうした先例に倣い、採用、育成、評価などの「世界統一化」を早急に進める必要がある。
トヨタや旭硝子では改革が始まっているが、「人事改革には10年から20年を要する。グローバルに生き残るためにも、全世界から優秀な人を集める必要がある」と、大前氏は締めくくる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 企業のグローバル化と人材マネジメント
00: 00: 23 本日のテーマ
00: 08: 45 <要旨>
00: 18: 52 日本企業を取り巻くグローバル化の潮流
00: 20: 06 企業のグローバル化の道筋
00: 22: 14 <例1>:新日本製鉄とミタル・スチール
00: 24: 38 M&Aによって創業の地と、現在の本社・・・
00: 25: 58 NTTドコモと欧州キャリアの海外展開の状況
00: 28: 44 P&Gと花王が衣料用洗剤を販売する・・・
00: 31: 00 国内市場で成功してから海外進出・・・
00: 34: 38 業種・商品・サービスのローカライズの必要な・・・
00: 35: 12 各業界の主要企業の海外売上高比率
00: 36: 34 トヨタ、GE、Nestleの海外比率
00: 37: 09 国際経営人材に必要とされる能力
00: 39: 02 中小企業の海外展開に対する意識
00: 40: 16 日本企業のグローバル展開上の人材・・・
00: 42: 07 中国人から見ると、日系企業は・・・
00: 42: 49 世界各国のグローバルに活躍できる・・・
00: 44: 10 北欧のグローバル企業
00: 45: 15 <事例1-2>ユニクロとH&M
00: 48: 42 欧米企業・大学におけるインド系人材・・・
00: 49: 04 インド大手IT関連企業が拠点開設や・・・
00: 50: 07 シンガポールの教育ハブ構想
00: 51: 06 GEの人材マネジメント
00: 51: 51 サムスンの人材確保と育成
00: 52: 47 グーグルの人材採用
00: 53: 10 組織・人材のグローバル化に向けたロード・・・
00: 54: 02 日系企業のグローバル人材マネジメントの・・・
00: 55: 44 <事例1>トヨタは、1999年に人事制度・・・
00: 56: 14 <事例2>旭硝子の人材マネジメント改革
00: 56: 35 グローバル人材の経歴
00: 57: 10 旭硝子のグローバルリーダー育成プログラム
00: 58: 54 「これから」のグローバル企業の姿
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

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