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> ビジネス基礎講座 リーダーのための実践ファシリテーション04

触発する、かみ合せる(2)


概要:
ファシリテーションにおいて、触発する、かみ合せるという作業は非常に重要である。

今回はその第2回目として、「SWOT分析」「元気の出るビジョンづくり」「力の場を分析する方法」をとりあげる。
メンバーの意思を統一するために有効なのがSWOT分析であるが、実際に活用することは意外と難しいため、そのポイントを解説する。

また、メンバーの元気につながるビジョンを作り出す方法、ビジョンを目指す時に発生する抵抗する力に対処するための場の力を分析する方法について説明する。

SWOT分析とは、企業をとりまく環境を強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)という4つの象限に分けて把握する分析方法である。
よく知られた手法であるが、実際に活用するのは難しい。

SWOTを使ったファシリテーションを行うポイントは、
(1)会社全体の環境を把握するべきか、一部署のことなのか、対象とする範囲を明確にすること、
(2)4つの象限をすべて見せるのではなく、内部要因(強み、弱み)のみ、外部要因(機会、脅威)のみというように二分割法を繰り返すこと、
(3)対策を考える時もすべて一回で考えるのではなく、強み×脅威、強み×機会というように組み合わせを別個に見せて考えさせること、
(4)作業を通じてメンバーの意思統一を図ることの方が要であるため、最終的に作った図より、プロセスが重要であることが挙げられる。

ビジョンとは「見えるもの」である。本来、ビジョンによって人は勇気づけられ元気になるはずだが、世の中には暗鬱なビジョンが多い。
その場合、リフレーミング(枠を変える)することで、よいビジョンを作るとよい。
そのためのツールとして、モアorレス、タイムマシーン法、ウィッシュリスト、キーワード法、チェックリスト法、マンダラート、マインドマップなどがある。
いいビジョンは、目に浮かぶ、感性に訴える、従業員の共感を得るなどの他に、進捗状況が測定できるという部分がある。

いいビジョンの設定事例として「星野リゾート」のビジョンを示す。
ビジョンを具体化しようとすると、それを推進する力に対して、否定的な力が必ず働くものである。
それに対処するためには“フォースフィールドダイアグラム”といわれる力の場を分析する手法がある。この手法で、場の力を視覚的に表すことで、有効な対処方法を選ぶことができる。

また、便利なテクニックとして、その場の書き込みなどをデジカメで記録し、すぐに議事録を共有する方法についても伝える。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 触発する、かみ合せる(2)
00: 01: 08 講座全体の流れ
00: 01: 34 本日のテーマ
00: 02: 30 触発する、かみ合せる(2)
00: 02: 38 SWOT
00: 07: 06 SWOT Analysis
00: 08: 29 SWOTを使ったファシリテーションのポイント
00: 12: 38 元気のでるビジョンづくり
00: 14: 04 元気になるビジョン
00: 17: 04 プロセス共有
00: 18: 40 元気のでるビジョンづくり スキットの場面
00: 25: 19 THE
00: 26: 16 3人のレンガ積み
00: 28: 10 リフレーミング
00: 30: 12 「リソースがない」「時間がない」そう・・・
00: 34: 04 ビジョンづくりに役立つ主なツール
00: 35: 57 新規事業への挑戦
00: 36: 53 いいビジョンの条件
00: 38: 58 星野リゾートのビジョン
00: 42: 18 コンフォートゾーンから連れ出せ
00: 43: 28 ミッション・ビジョン・バリュー
00: 45: 16 力の場を分析する
00: 50: 06 フォースフィールドダイアグラム
00: 54: 55 記録する
00: 56: 39 カメラを使う
講師紹介: 森 時彦(もりときひこ)
株式会社チェンジ・マネジメント・コンサルティング 代表取締役
大阪大学基礎工学部卒 工学博士 MIT スローン経営大学院卒 (MBA)。株式会社神戸製鋼所 にて、技術開発、新規事業企画、半導体搬送システムなどを担当。その後、日本GE役員に就任。事業企画、プラスチックス事業のグローバルマーケティング、アジアパシフィックの製品開発、プロダクトマネジメントなどに従事。テラダイン株式会社の日本法人代表取締役を経て現職。

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  アシスタント:笹田道子

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