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> アントレプレナーライブ92:米倉誠一郎

【アントレプレナーシップ編61】
Live to Work から Work to Live
ゲスト:髙島郁夫氏(株式会社バルス代表取締役社長)


概要:
「働くために生きる時代」から「人生を楽しむために働く時代」へ。
これからは、人生を豊かにするための消費を狙ったビジネスが出てくる。

高島氏は大学卒業後、家具メーカーに入社。新規事業として「バルス」を設立。
バブル崩壊のあおりも受け大きな損失を出したが、ショールームも兼ねて「Francfranc」を開店。
これが大当たりし、損失解消のみならず、MBOで親会社から独立、そして上場企業にまで成長させた。
高島氏に自らの過去と未来について語ってもらう。

高島氏は、麻雀とアルバイトに明け暮れた大学生活であったためか、大企業への就職という夢が叶わず、1979年に地元の家具メーカーに就職した。
当時、特に独立志向は強くなかったが、仕事の面白さに目覚め、優秀な営業マンに成長。
1990年に販路拡大のための新規事業として設立された「バルス」の経営を任された。
しかし、バブル崩壊のあおりも受け新規事業は大失敗、大幅な赤字を出すに至った。

ところが、ショールームの家賃収入を事業の足しにでもと思い、天王洲アイルに開店した「Francfranc」の一号店が大当たりし、「バルス」の業況は累損を解消するまでに回復。
その後、輸入家具や雑貨へも手を広げ事業を成長させ、1996年にMBOで親会社から独立した。
その後、様々な業態、ブランドの店舗を展開し続け、会社は大きく成長。
2001年にジャスダック、2002年に東証二部、2006年には東証一部上場を果たす。

今期は、売上高300億円、純利益8億円が目標である。
「バルス」が展開しているブランドは、
 「Francfranc」の上を狙った「BALS TOKYO」、
 ハイエンドの「AGITO」、
 日本の美とモダンを調和させた「J-PERIOD」、
 オリエント風の「香風楼」、
 アートフラワーの「HERVE GAMPS」、
 文房具の「BOOKBINDERSDESIGN」と幅広い。

家具小売だけでなく、デザイン家電や不動産も手がけるが、これはデザインに価値を置き、それを横串に事業を展開していくという高島氏の考えの現れといえるだろう。

「バルス」という社名は、
BASIC、ART、LIFE、STYLEの頭文字から取ったもので、これが会社のビジョンであり、「インテリアは人間の知性を映し出します」がコーポレートステートメントとなっている。

人生には、いつまでたってもゴールはなく、過去に苦労したことは必ず生きるという考えで今まで経営を行ってきた高島氏は、5年後に売上高1,000億円を達成し、引退する計画もあるとか。
その後はデザイン関係の人材育成のために、絵やデザインの才能をビジネスに結びつけるための大学設立を考えているという。

講師紹介: 米倉 誠一郎(よねくらせいいちろう)
一橋大学 イノベーション研究センター長・教授
1953年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。1990年、ハーバード大学で歴史博士号を取得。早くからアメリカ・シリコンバレーのIT起業の状況などを見てきた。日米のベンチャー政策に詳しい。著書に『経営革命の構造』『ネオIT革命』『ジャパニーズ・ドリーマーズ』など多数。

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  アシスタント:内田朱美

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