ネットワークとは、人と人とのつながりのことである。
ただある人を知っているというだけではなく、何らかの相互関係があることを「ネットワーキング」という。
組織のヒエラルキーとネットワークは必ずしも一致しない。実力のある人のところにネットワークができ、またネットワークがその人の実力をつくるのである。
コンサルタントにとって、ネットワークの目的の1つは、仕事に役立てることである。
友人や専門家、ジャーナリストなどとのネットワークは、仕事上の情報収集に多いに資するものとなる。また、ネットワークの深さは、顧客の信頼を得ることとなるし、将来の見込み客獲得にもつながる。
異業種のネットワーキングが、思いがけない創造性を発揮し、イノベーションにつながることもある。ただし、実利一辺倒のネットワークは疲れるし、うまく機能しない。
知的な刺激を受けたり、楽しんだりすることを主眼に置くべきである。
ネットワークは自然にできる部分もあるが、計画性を持つことも重要である。
そこで、付き合いの深さと仕事との関係の大小からネットワーキングのタイプ分けをしてみるとよい。コンサルタントがネットワークを構築するためには、セミナー、会食、パーティー、ゴルフ、勉強会などを主催するなどの仕掛けを作ること、外部のセミナーや勉強会などに参加すること、人からの紹介を受けることなどがある。
あるいは偶然の出会いもネットワークには有効である。ネットワーキングは自然流が基本であるが、自分自身のネットワークを維持する上では、時折、チェックリストを作って確認したり、リストに優先順位をつけたりしながら、付き合い方を見直したりすることも必要である。
ただし、ネットワークに早急な見返りを求めてはいけない。あくまで5~10年の長いスパンで考えることがコツである。
ネットワーキングとは、貸し借りである。しかし、1対1の貸し借りと考えるのではなく、全体としていつか貸しが帰ってくるという程度に思うのがよいだろう。