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BPUプロフェッショナル系 組織人事 > 組織人事ライブ375:高橋俊介

女性リーダーを育成せよ
ゲスト:石原直子氏(株式会社リクルートワークス研究所 研究員)
     野澤睦美氏(キャリパージャパン株式会社 キャリア事業部)


概要:
日本企業における女性リーダーの育成について考える。
大企業の役員における女性の占める割合は、アメリカの13.6%に対し、日本は0.7%と極端に低い。こうした数少ない女性リーダーたちの経験をたどると、入社した当時から上昇志向が高かったわけではないことがわかる。また、国際的な調査では、日本の女性リーダーの方が男性リーダーよりも対人関係能力に優れているとの結果も得られている。
日本の特殊事情を考えると、「打たれ強く、ソフトリーダーシップに長けた」日本の女性リーダーから学ぶべきものは多そうだ。
日本企業における女性リーダーの育成について考える。ゲストは、リクルートワークス研究所の石原直子氏と、キャリパージャパン株式会社キャリア事業部の野澤睦美氏。
女性の社会進出が増えたといっても、国際的に見れば日本の遅れは明らか。例えば、大企業の役員における女性の占める割合は、米国の13.6%、イギリスの8.6%に対し、日本はわずか0.7%と極端に低い。身近にロールモデルがいない状況で、日本の数少ない女性役員たちは、どんな経験を経てリーダーシップを磨いてきたのだろうか。

リクルートワークス研究所が上場企業の女性役員および執行役員27人を対象に行った調査によると、プロジェクトへの参画など、チャレンジングな仕事に配属されたことで「対自己の気づき」が生まれ、それが「一皮剥ける経験」につながったと答えた人が多い。一方、男性の場合は「対自己」ではなく「対仕事・課題」で気づきを得ることが多いので、これとは対照的な結果である。
さらに、初めて就業した時点での仕事に対する志向を分類してみると、女性リーダーには、「就業継続意欲が低い」、あるいは就業継続意欲が高くても「上昇志向が弱い」という人が多いのである。つまり、もともと出世欲の強い男性と違って、はじめからリーダーを目指していた女性は少ない。

キャリパージャパンの国際調査によると、日本の女性リーダーは男性リーダーに比べて、リーダーシップにおける「感応力(相手を理解したいという気持ち)」と「復元力(苦境を乗り越える力)」に秀でており、対人関係能力に優れる。イギリス、米国との比較で言えば、日本の女性は頑固という結果が得られた。

以上の国内・国外の調査結果をみる限り、日本の女性リーダーの置かれた状況は国際的に見ても特殊であり、このような特殊な状況にあっても、叩かれてもめげず、ソフトリーダーシップを発揮して人を巻き込む女性リーダーの姿に学ぶべきところは多そうだ。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 女性リーダーを育成せよ
00: 02: 29 本日のテーマ
00: 02: 37 今日の流れ
00: 03: 48 大企業の役員に占める女性比率
00: 05: 50 日本企業における女性役員の数
00: 07: 49 女性役員の「一皮むける経験」調査
00: 09: 20 「一皮むける経験」
00: 09: 52 イベントとレッスン
00: 12: 34 結果の全体傾向
00: 17: 29 女性役員のタイプ分類
00: 23: 48 女性役員のタイプ別の比較
00: 28: 46 男性役員と女性役員の比較
00: 33: 15 Women Leaders Project 2006
00: 33: 19 1.スタディ概要
00: 35: 57 2.日本の女性リーダーと男性リーダー比較1
00: 38: 33 2.日本の女性リーダーと男性リーダー比較2
00: 43: 05 2.日本の女性リーダーと男性リーダー比較3
00: 43: 52 2.日本の女性リーダーと男性リーダー比較4
00: 47: 34 3.各国の女性リーダーと日本の女性・・・1
00: 51: 03 3.各国の女性リーダーと日本の女性・・・2
00: 53: 25 今日のメッセージ
00: 57: 59 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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