日本企業における女性リーダーの育成について考える。 大企業の役員における女性の占める割合は、アメリカの13.6%に対し、日本は0.7%と極端に低い。こうした数少ない女性リーダーたちの経験をたどると、入社した当時から上昇志向が高かったわけではないことがわかる。また、国際的な調査では、日本の女性リーダーの方が男性リーダーよりも対人関係能力に優れているとの結果も得られている。 日本の特殊事情を考えると、「打たれ強く、ソフトリーダーシップに長けた」日本の女性リーダーから学ぶべきものは多そうだ。
日本企業における女性リーダーの育成について考える。ゲストは、リクルートワークス研究所の石原直子氏と、キャリパージャパン株式会社キャリア事業部の野澤睦美氏。 女性の社会進出が増えたといっても、国際的に見れば日本の遅れは明らか。例えば、大企業の役員における女性の占める割合は、米国の13.6%、イギリスの8.6%に対し、日本はわずか0.7%と極端に低い。身近にロールモデルがいない状況で、日本の数少ない女性役員たちは、どんな経験を経てリーダーシップを磨いてきたのだろうか。 リクルートワークス研究所が上場企業の女性役員および執行役員27人を対象に行った調査によると、プロジェクトへの参画など、チャレンジングな仕事に配属されたことで「対自己の気づき」が生まれ、それが「一皮剥ける経験」につながったと答えた人が多い。一方、男性の場合は「対自己」ではなく「対仕事・課題」で気づきを得ることが多いので、これとは対照的な結果である。 さらに、初めて就業した時点での仕事に対する志向を分類してみると、女性リーダーには、「就業継続意欲が低い」、あるいは就業継続意欲が高くても「上昇志向が弱い」という人が多いのである。つまり、もともと出世欲の強い男性と違って、はじめからリーダーを目指していた女性は少ない。 キャリパージャパンの国際調査によると、日本の女性リーダーは男性リーダーに比べて、リーダーシップにおける「感応力(相手を理解したいという気持ち)」と「復元力(苦境を乗り越える力)」に秀でており、対人関係能力に優れる。イギリス、米国との比較で言えば、日本の女性は頑固という結果が得られた。 以上の国内・国外の調査結果をみる限り、日本の女性リーダーの置かれた状況は国際的に見ても特殊であり、このような特殊な状況にあっても、叩かれてもめげず、ソフトリーダーシップを発揮して人を巻き込む女性リーダーの姿に学ぶべきところは多そうだ。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 女性リーダーを育成せよ 00: 02: 29 本日のテーマ 00: 02: 37 今日の流れ 00: 03: 48 大企業の役員に占める女性比率 00: 05: 50 日本企業における女性役員の数 00: 07: 49 女性役員の「一皮むける経験」調査 00: 09: 20 「一皮むける経験」 00: 09: 52 イベントとレッスン 00: 12: 34 結果の全体傾向 00: 17: 29 女性役員のタイプ分類 00: 23: 48 女性役員のタイプ別の比較 00: 28: 46 男性役員と女性役員の比較 00: 33: 15 Women Leaders Project 2006 00: 33: 19 1.スタディ概要 00: 35: 57 2.日本の女性リーダーと男性リーダー比較1 00: 38: 33 2.日本の女性リーダーと男性リーダー比較2 00: 43: 05 2.日本の女性リーダーと男性リーダー比較3 00: 43: 52 2.日本の女性リーダーと男性リーダー比較4 00: 47: 34 3.各国の女性リーダーと日本の女性・・・1 00: 51: 03 3.各国の女性リーダーと日本の女性・・・2 00: 53: 25 今日のメッセージ 00: 57: 59 今日のまとめ