『フラット化する世界』への変化が進む中、従来のコンピュータ業界や多国籍企業のビジネスモデルは終焉し、グローバルに統合された企業の時代を迎えている。グローバル化の進展が著しいIT業界では、多くの優秀な人材を持つインドの重要性が増大している。 その中でもインフォシス テクノロジーズは、「タレント(人材)」の育成に力を入れることで、企業としての競争力を確立するとともに社会貢献も果たし、新たな時代のビジネスモデルを実現している。
デル、マイクロソフト、インテルらコンピュータ業界をリードしてきた企業が、最近同時期に業績の下方修正を発表した。またIBMは世界中に分散していた購買機能を中国・深?に統合した。これらの出来事は、従来のコンピュータ企業や多国籍企業のビジネスモデルが終焉し、抜本的な変化が起きていることを象徴している。人材が国の競争力を左右する時代になり、20万人の理工系エンジニアを擁するインドはIT業界での存在感を増している。 1981年創業の若いインド企業、インフォシス テクノロジーズはその中でも人材育成により高い競争力を築いたITソリューション企業である。同社の経営陣は、社員が帰宅してしまった後の企業のマーケットバリューはゼロであり、価値を維持するためには雇用を維持しなければならないという考えのもと、社員のリテンションを極めて重視している。そのため、質の高い人材を引きつける為の環境づくりと入社後の教育に力を入れている。 同社は、2006年度に2万5千人の新規採用を予定しているが、応募する人数が莫大であるため合格率はわずか1%足らずの狭き門である。また、優秀な人材を集めるだけでなく、入社後は充実した教育施設でさらに人材の能力向上を促す。1万人収容の施設をはじめインド国内には9箇所の教育施設を持ち、2006年度の教育関連予算は120億円に上る。これには教育・研修だけでなく、スポーツや娯楽施設も併設されており、日常の生活を楽しみながら勉強し、仕事をする環境づくりがなされている。経済発展の最中にあるインドでも、こうした施設は他に類を見ないもので、同社の離職率は業界で最も低いという。この競争力を反映して、同社では最近10年間で売上が80倍に成長している。 創業者のムルティ会長は社員にとってのメンターであり、創業時からCSR(企業の社会的責任)を育んできた人物でもある。企業は利益を社会に還元しなければならないという哲学のもと、近隣の村人への業務委託や病院や学校への寄付という形で将来の人材育成に寄与している。 また、早くから社外取締役制度を導入する等コーポレートガバナンスについても重視してきた。グローバルに事業が拡大する中で、社内のオペレーションや人材教育、企業の哲学についても統一されたシステムや考え方が取り入れられており、新時代のグローバルに統合された企業の在り方がインフォシス社において実現しているということができる。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 バンガロールからの教訓 00: 00: 42 本日のテーマ 00: 06: 13 IBM Global Briefing 00: 08: 26 The World Is Flat 00: 09: 53 FOREIGN AFFAIRS 00: 10: 26 PALMISANO 00: 12: 24 Is the computing model over? 00: 13: 54 Is the multinational corporation・・・ 00: 14: 30 War for Talent 00: 15: 28 国別の中間年令 00: 16: 14 キャンパス 00: 16: 45 会議場 00: 17: 16 Infosys 00: 17: 30 プール