コンサルタント育成の基本は徒弟制度のように教育することである。しかしコンサルタントが職人の集まりであればよかった時代から、チームとしての活動が求められる時代になった今日、「おれの技を盗め」というだけでは時代遅れであることは否めない。 講座では、コンサルタント育成のポイントを「育成は人の為ならず」「相手の靴を履く」「尻は拭いてやる」「技を見せる」というキーワードで説明する。コンサルタント会社だけではなく、一般の企業にも通じる人材育成の肝を紹介する。
コンサルタント育成の基本は徒弟制度のように教育することである。しかし、コンサルタントが職人の集まりであればよかった時代から、チームとしての活動を求められる時代になった今日、「おれの技を盗め」というだけでは時代遅れであることは否めない。 コンサルタントの育成は労力と時間のかかるものであるが、決して割りの合わない投資ではないことを理解するべきである。最初は大変な時間をかけ“赤ペン”を入れるような丁寧な育成を行わなければならないが、いざ一人前に育てば、自分自身を助ける心強い存在となる。まさに「育成は人の為ならず」である。ただし、育成対象のタイプによってどのような育成方法をとれば有効であるかは見極めなければならない。 コンサルタントが一人前になるためには様々な“つまずき”を経験する。例えば、仮説、分析、絞込み、粘り、効率という各要素の中のどこでつまずいているのかを理解することが肝要である。その意味では、育成は「相手の靴を履く」ことが必要である。また、フィードバックはその場で行い、自分で考えさせるような工夫も織り交ぜるとよいだろう。 育成するためには、チャンスを与え、失敗から学ばせることも重要である。ビジネスである以上、顧客に被害を与えるわけにはいかないため、コンサルタントを育成する用意は周到でなければならない。例えば、すでに信頼関係が構築されている顧客を活用して経験を積ませることもよいだろう。ただし、それでも顧客に迷惑をかける可能性があるので、その場合は、育成する側が覚悟を決めて「尻を拭いてやる」ことが必要である。 コンサルタントという仕事は机上の論理だけでは務まらない。ある意味、大工を育成するように現場で「技を見せる」ことが必要である。現場での姿勢や対応を見せることで、言葉では伝わらないものを伝承することができる。仕事の品質には妥協してはならない。また社会常識も教えることが重要である。 人の育成とは自分との戦いであるとも言える。仕事に対する姿勢、後進への愛情と余裕がなければ育成はできない。これらは、あらゆる企業の人材育成に通じるものである。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 コンサルタントの育て方 00: 00: 53 本日のテーマ 00: 01: 45 第5回 コンサルタントの育て方 00: 03: 18 第5回コンサルタントの育て方 1.育成は・・・ 00: 05: 27 1.育成は人の為ならず 00: 18: 26 第5回コンサルタントの育て方 2.相手の・・・ 00: 18: 32 2.相手の靴を履く 00: 32: 43 第5回コンサルタントの育て方 3.尻は・・・ 00: 36: 11 3.尻は拭いてやる 00: 44: 15 第5回コンサルタントの育て方 4.技を見せる 00: 45: 06 4.技を見せる 00: 58: 14 まとめ