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BPUマネジメント講座 経営コンサルティング講座 -応用編- > 経営コンサルティング講座 -応用編- 02

企業を変革する ~チェンジマネジメント~


概要:
経営コンサルティングの目的は、顧客の企業にしかるべき変革をもたらし、満足のいく成果を上げることである。したがって、コンサルタントは、自分が正しいと思う答えを出すことに満足するのではなく、顧客の能力を理解し、顧客の納得とやる気を引き出し、成果につながる実行案を考えなければならない。今回は、企業を変革に導く「チェンジマネジメント」を成功させるコツ、企業変革のプロセスを講師の経験に基づき解説する。
経営コンサルティングの目的は、顧客の企業にしかるべき変革をもたらし、満足のいく成果を上げることである。よって、コンサルタントがいくら“正しい答え”を押し付けても、顧客を変革に導くことができなければ的確な答えとはいえない。企業を変革に導くためには、顧客の理解力、能力、意欲に鑑み、着実に実行に移すことができ、かつ成果を上げることができる“答え”を提案しなければならない。

顧客がその解決策を納得し、スピードをもって実行したとしても、すんなりと変革を成し遂げ、成果を上げるに至ることはほとんどない。自分の殻に閉じこもり変革に無関心な者、社内事情に固執する者、できない言い訳ばかりを並べる者、過去の栄光にすがってばかりいる者など改革に立ちはだかる抵抗勢力が必ず現れ、変革に至る道を危うくする。経営コンサルタントは、この変革に至る困難な道のり(チェンジカーブ)をあらかじめ想定し、抵抗にあっても冷静に対処し、成果を結び付けていかなければならない。
チェンジマネジメントを成功させるコツは、顧客に当事者意識を持たせて、小さな成功体験を積ませ、やる気を引き出すことである。改革を成功に導くであろうグループに対してより大きな権限を与え、あえて不公平を作ることによって、改革を推し進めやすくする、あるいは権限が与えられるなら改革に協力しようというグループを触発し、改革勢力を強める効果が期待できる。このほかにも、のらりくらりと逃げる者に対しては、改革できない理由をすべて聞き入れ解決を約束し、言い訳ができないように追い込むこともある。また改革の障害を先読みして対応策を考え、落とし穴に嵌ることを避けるようにしたい。何より、コンサルタントには、問題を投げ出さない“しつこさ”が必要である。
さらにコンサルタントは、顧客に信頼されなければならない。そのためには、当然のことながら成果を出さなければならない。また、時には顧客企業の中からスターを作り出すことも重要である。コンサルタント自身には、改革の痛みを理解し、現場感覚をもって一緒に考えることはもとより、抵抗勢力に対しては第三者としての立場を利用して弾除けになることも必要である。コンサルタントは顧客の人生に関わるような企業変革を仕事にしている重みを胸に刻んで業務に臨まなければならない。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 企業を変革する~チェンジマネジメント~
00: 00: 52 本日のテーマ
00: 01: 14 第2回 企業を変革する
00: 05: 01 第2回 企業を変革する 身の丈提案
00: 07: 19 変身準備のアセスメント
00: 13: 11 原因他人論の蔓延
00: 16: 55 改革リーダーとしてのスキルも不十分
00: 20: 37 身の丈提案
00: 23: 11 第2回 企業を変革する チェンジマネジメント
00: 24: 48 企業変革のプロセス
00: 38: 25 変革にいたる地図:チェンジ・カーブ
00: 45: 10 チェンジモンスター撃滅作戦を策定
00: 48: 57 チェンジマネジメントのコツ
00: 52: 10 第2回 企業を変革する 顧客に信頼・・・
00: 52: 52 顧客からの信頼
00: 57: 55 第2回 企業を変革する まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー/早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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