ビジネスプランは、事業を展開していくにあたっての航海図のようなものである。起業家や経営管理者にとって必要不可欠なビジネスプランの概要と作成方法を学習するシリーズ。 第1回は、ビジネスプランとは何か、その作成の目的や、作成にあたっての必要な視点、よいビジネスプラン、悪いビジネスプランの例などを紹介する。また、ビジネスプラン作成のプロセスについても簡単に説明し、その全体像をわかりやすく提示する。 参考図書:「成功するビジネスプラン」伊藤良二著(日経文庫)
ビジネスプランとは、事業を展開していくにあたっての航海図であり、事業の舵取りをするマネジメントチームが取りまとめた計画書である。 ビジネスプランは、企業にとって、既存事業のビジネスモデルを再構築したり、新事業の立ち上げを目指したりする時、事業を机上でシミュレーションするために必要となる。巨額な資金を必要とする事業運営に行き当たりばったりの姿勢で臨むことは許されず、不測の事態に備え、リスクを最小限に抑えるためにも様々なシミュレーションが不可欠である。 また起業家にとっては、これから始めようとする事業の資金調達を行う際に投資家や金融機関に対するプレゼンテーションの内容となる。投資家が要求する“事業に潜むリスク”“他の案件との比較”“マネジメントチームの状況”を盛り込んで作成しなければならない。 良いビジネスプランとは、簡潔で分かりやすく、客観的なデータに裏打ちされていて、前提、仮定が崩れたときのコンティンジェンシープランがきっちりと描かれている。作成する目的をよく考えて、独りよがりなプランとならないように注意しなければならない。 ビジネスプランは「(1)事業コンセプトの作成」「(2)POA(Point of Arrival:事業の到達点)とPOD(Point of Departure:事業の出発点)の明確化」「(3)POA達成のための戦略立案」「(4)事業展開計画から財務計画への落とし込み」、というプロセスで作成される。 「(1)事業コンセプトの作成」における事業コンセプトとは、事業の全体像であり、マネジメントチームの夢の具現化であるといえる。そこに事業の“意志”が表れるように明確に示さなければならない。また、「(2)POA(Point of Arrival:事業の到達点)とPOD(Point of Departure:事業の出発点)の明確化」において出発点と到達点を明らかにすることで、事業を進める上での課題やリスクが具体的になる。事業コンセプトを単なる夢で終わらせず、「(3)POA達成のための戦略立案」「(4)事業展開計画から財務計画への落とし込み」の実践計画につなげるためにも、必要不可欠なポイントとなるプロセスである。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 ビジネスプランを作成する前に 00: 00: 44 今日のテーマ 00: 06: 04 ビジネスプランとは? 00: 09: 41 より具体的に考えると・・・ 00: 10: 49 ビジネスプランはどんなときに必要か? 00: 16: 33 ビジネスプラン作成の2つの目的 00: 24: 39 行き当たりばったりを避けるための・・・ 00: 25: 50 投資家はどのような視点で見ているか? 00: 28: 37 良いビジネスプランの特徴 00: 30: 47 悪いビジネスプランの例<その1> 00: 33: 12 悪いビジネスプランの例<その2> 00: 35: 52 ビジネスプラン作成のプロセス 00: 38: 49 ①事業コンセプト 00: 40: 25 戦略顧客と訴求価値の事例 00: 41: 49 訴求価値を伝えるために・・・ 00: 42: 58 事業コンセプトの例 00: 46: 41 ②POAとPODとは? 00: 49: 00 ③POA達成のための戦略を立てる 00: 54: 29 ④事業展開計画から財務計画へ1 00: 56: 04 ④事業展開計画から財務計画へ2 00: 58: 33 ビジネスプラン作成のプロセス