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BPUプロフェッショナル系 大前研一アワー > 大前研一アワー182

【向研会】Lower-Middle時代における日本経済再構築


概要:
中流階級の減少、所得の二極化が進む中、新たにマジョリティとなりつつあるLower-Middle層に対し、如何にUpper Classの生活を届けるをテーマに、高コスト構造の是正、税制、教育、行政等のあり方について最新の動向を交えつつ議論します。
 給料が上がらない、非正社員の増加、所得階層の二極化など、Lower-Middle時代の諸現象が、生活の豊かさを奪い、税収の不足を招いている。今回は、この問題を解決するための方策について考える。

 今、日本では、給与が600万円以下のLower-Middle以下の層が国民の8割を占めているという。マジョリティーとなったLower-Middle層の生活の質をいかに向上させるかが、国の重要な課題なのだ。 世界的に見ると、日本の平均世帯所得は高い水準にあるにも関わらず、多くの国民が悩みや不安を抱えている。先進国の中ではもっともサービス価格が割高で、生活者は年金などの社会保障費や日常の生活費に関しても負担が重いと感じているのだ。
 割高な食料品を買わされ、狭い住宅に住まざるを得ないのは政治が無策のため。規制緩和を行って過度な産業保護を撤廃し、市場開放を促進すれば、こうした生活コストを下げられると、大前氏は説く。たとえば、割高な携帯電話の料金も、規制の緩和・撤廃をすれば、もっと下げられるはずなのだ。

 現在の700億円超の公費負担がかかっている衆議院選挙に関する費用も、100億円程度の開発費で電子投票を導入すれば、支出の無駄が省ける。市町村の業務も、自治体のBPOカンパニー一社にアウトソースすれば、地方公務員の数は10分の1に削減できるのだ。さらに税制改革に関しても、フローへの課税からストックへの課税に切り替えることで、安定した財源を確保できるという。

 こうして老大国にふさわしい税体系への移行を行い、小さな政府を実現し、開放経済を推進すれば、Upper-Middleの生活水準が実現できると、大前氏は力説するのである。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 Lower-Middle時代における日本経済・・・
00: 02: 58 Lower-Middle社会の諸問題
00: 04: 47 生活コストを高めている要因
00: 05: 16 生活コストを高めている要因
00: 06: 03 日本の税収と歳出の推移
00: 09: 14 給与所得者数の構成比推移
00: 10: 33 給与所得者数の構成比推移
00: 13: 18 生活者を取り巻く状況と課題
00: 17: 12 主要国の賃金比較
00: 17: 39 一世帯あたり年間所得の国際比較
00: 20: 39 悩みや不安の内容
00: 21: 30 悩みや不安の内容
00: 22: 33 生活者は社会保障費や税金の他・・・
00: 23: 53 「土地改良長期計画」による農業基盤・・・
00: 24: 11 「土地改良長期計画」による農業基盤・・・
00: 25: 29 主要食料品小売価格の国際比較
00: 25: 51 主要都市の戸建住宅価格比較
00: 32: 34 家計支出のイメージ図
00: 36: 21 主な生活費に関わるのコスト要因
00: 37: 50 衆院選に関わる公費負担額
00: 42: 21 公務員数の自治体業務のBPO後イメージ
00: 42: 56 公務員数の自治体業務のBPO後イメージ
00: 43: 12 公務員の多能工化による効率化イメージ
00: 43: 27 公務員の多能工化による効率化イメージ
00: 44: 16 民間給与総額・家計金融資産残高推移
00: 48: 37 家計の一人当たり金融資産の国際比較
00: 48: 57 家計の一人当たり金融資産の国際比較
00: 50: 06 現行法人税・大前案の法人税の仕組み
00: 50: 58 大前案の税収構造
00: 51: 09 大前案の税収構造
00: 51: 52 道州の徴税権と役割の関係
00: 53: 09 地方税 課税ベース別内訳の国際比較
00: 53: 59 生活の質を向上させるための解決策
00: 54: 55 Lower-Middle時代の諸問題に対する・・・
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼージャパン会長を経て、現職。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院政策学部教授、オーストラリアのボンド大学の客員教授でもある。
著書多数。

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