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BPUプロフェッショナル系 起業と経営 > アントレプレナーライブ74:米倉誠一郎

【アントレプレナーシップ編44】
文理ハイブリッド
ゲスト:松田憲幸氏(ソースネクスト株式会社 代表取締役社長)


概要:
PCソフトウェア業界で、「特打」「驚速パソコン」などの安価なソフトを次々と開発して、ユーザーから厚い支持を集めている「ソースネクスト」。2005年度では、国内でのソフトウェアの販売本数シェアは24%を超え、総合ランキングで首位に立っている。

どのような組織が、人材が、ビジネスモデルから、発想から、安くて有効なソフトを生み出しているのか。快進撃を続ける同社の松田社長をゲストに、起業に至る経緯も含めて、その秘密を余すところなく公開してもらう。
 「ソースネクスト」は1996年の創業以来、ソフトウェア業界の常識の多くを覆している。企画・開発型のソフトウェア制作を、まずパッケージを先に制作し、よく使う機能から実装するシステム。業界初の返品フリーサービス。自動インストール機能の導入。すべて1,980円の超廉価なワンプライスのラインアップ。PC専門店・家電量販店中心だった販路を多角化して、2万5千店舗で陳列・販売。パッケージのスリム化など、枚挙にいとまがない。同社では2005年8月現在、105人の社員により300タイトルのソフトを市場に送り出し右肩上がりで業績を伸ばし、2004年度決算では92億円の売上高を誇っている。

 兵庫県の公務員の家庭に生まれた松田氏は、野球少年であったと同時に、「人生ゲーム」など数字が関係するボードゲームに熱中していた。当時の小学校の先生に「人の気持ちを考えろ」と、毎日のように言われ続けたことが、現在の松田氏に対する多くの人の評価である、他人はどう思っているかを読み取る眼力や、気遣いに長けているという人格形成に役立った。また、常にポジティブシンキングする性格は、母親の影響を受けている。
 大阪府立大学工学部では数理工学科を選択し、卒業後は日本IBMに入社して金融系システム開発に携わる。4年後、外資系コサルタント会社の日本支社長の席にヘッドハンティングされたが、支社長では自由裁量が少ないことを痛感し、1993年に自分自身でシステムコンサルタントとして独立した。続いて1996年、31歳で現在の同社の前身である「株式会社ソース」を設立した。
 同社の創業からの目標は、パッケージソフトに特化して「世界一エキサイティング(楽しく・面白く)な企業になる」ことだと一貫している。確かなテクノロジーと、松田氏自ら消費者の現場に足を運んで肌で感じたマーケティングの融合、文理のハイブリッドが、同社の成功の第一要因であろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 文理ハイブリッド
00: 00: 48 今日のテーマ
00: 02: 19 松田憲幸氏 プロフィール
00: 03: 25 会社概要
00: 08: 27 販売本数シェア ~総合ランキング~1
00: 08: 47 販売本数シェア ~総合ランキング~2
00: 09: 10 展開タイトル
00: 09: 21 代表製品
00: 10: 04 BCNカテゴリ内シェア
00: 10: 24 売上高推移
00: 11: 47 ソースネクストの創意と工夫
00: 12: 01 今までの常識1
00: 12: 48 ソースネクストのパッケージ
00: 14: 23 今までの常識2
00: 14: 52 ソースネクストの安心サービス
00: 15: 07 音楽CDとパソコンソフトの違い
00: 15: 21 これまでの典型的なインストール方法
00: 15: 33 自動インストール
00: 15: 52 今までの常識3
00: 16: 03 これからのパソコンソフトの価格
00: 16: 25 映画業界の価格構造
00: 17: 11 今までの常識4
00: 17: 21 販売チャネルの拡大
00: 20: 54 マルチチャネル展開
00: 22: 09 スリムパッケージ化
00: 44: 38 SOURCE for SOURCENEXT
00: 52: 51 ソースネクストの未来
講師紹介: 米倉 誠一郎(よねくら せいいちろう)
一橋大学 イノベーション研究センター長・教授
1953年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。1990年、ハーバード大学で歴史博士号を取得。早くからアメリカ・シリコンバレーのIT起業の状況などを見てきた。日米のベンチャー政策に詳しい。
『経営革命の構造』、『ネオIT革命』、『ジャパニーズ・ドリーマーズ』ほか、著書多数。

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  アシスタント:内田 朱美

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