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> 組織人事ライブ325:野田稔

組織論 再入門 ~Ⅳ.総括~


概要:
「組織」とは、協働のために意図的に調整された複数の人数からなる行為のシステムである。この定義から始まった「組織論再入門」。これまで組織構造を6つの側面から捉え直し、サイエンスとしてではなく、エンジニアリングの観点から、具体的な構造について約1年間にわたって個々に詳しく解説してきた。

今回は「組織論」の全容を押さえるための総括と復習をして、時代に即した組織デザインを考えていただく。
 本講義では、人間の心理的側面に焦点を当てたミクロ組織論と、フレームワークを見るマクロ組織論について述べてきた。
 ミクロ組織論では次の3点を解説した。リーダーシップでは、リーダーとリーダーシップとの相違、定常期と変革期のリーダーシップの在り方。サーバントリーダーシップとコネクティングリーダーシップ。組織内の個人の行動としては、あるべき成果主義の方向性。価値観の共有と、正しい内発的・外発的動機付けの方法。コミットメントマーケティング手法。集団の行動としては、意志決定におけるバカの壁の撤廃、組織内のコミュニケーション方法論。
 マクロ組織論でも次の3点を解説した。組織構造では、考えるだけでなく書き留めて過検証する組織デザインの方法論。職能制・事業部制・マトリクス組織の、各組織構造のパターン別メリット・デメリット。組織機能では、価値観を共有した標準化による、スタッフ部門とライン部門の調整方法。コンセプトアウト組織の提案。グローバル調整メカニズム。組織ネットワークでは、家庭社会学を応用したグループ経営の方法論。コミュニティ強化をベースにした企業間ネットワークの組織論。

 これまでの講義を総括すると、組織をステロタイプな制度論、形態論だけから見るのではなくて、人と人との係わり合いの中に、組織の本質があること。より複雑化した社会では、時代に即して臨機応変に組織を改変し、コンティンジェンシー(危機管理)を徹底できる組織構築の必要性を、ご理解いただけたのではなかろうか。
 今後は応用編として、個人の意識と組織の相互作用、組織のDNA、ネットワーク理論を用いた組織構造の分析、M&Aなどによる組織統合の方法論などについて、ゲストも招き、受講者とともに、さらに検証を進めたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 組織論 再入門 ⅳ.総括
00: 00: 48 組織論 再入門 ⅳ.総括
00: 02: 35 今日の流れ
00: 03: 46 組織とは?
00: 07: 55 組織を捉える6つの側面
00: 09: 21 行ってきたこと1
00: 31: 17 行ってきたこと2
00: 40: 37 行ってきたこと3
00: 50: 03 行っていきたいこと
00: 57: 54 次回テーマ
講師紹介: 野田 稔(のだみのる)
明治大学 大学院 グローバルビジネス研究科 教授/株式会社ジェイフィール代表取締役社長
1981年野村総合研究所入社。同社にて組織人事分野を中心に多数のプロジェクトマネージャーを勤め、経営コンサルティング一部長を経て、現職。 また、株式会社アミューズに所属しテレビ・ラジオ出演、著作・講演活動等でも活躍中。著書に 「燃え立つ組織」「最強のキャリア戦略」(共著)、 「やる気を引き出す成果主義ムダに厳しい成果主義」「コミットメントを引き出すマネジメント―社員を本気にさせる7つの法則」がある。

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  アシスタント:日下千帆

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