金融業をIT産業でありサービス産業だと捉える見方は近年ようやく徐々に根付いてきたように思われる。しかし一方で、この新しい見方に馴染めず、旧来からのスタイルからなかなか抜け出せない企業も少なくない。 そんな中、この新しい見方に基づいて、最も先進的且つ本来的に金融業を捉えているのは、足かせも無く全く自由にこの業界に飛び込んできた若者かも知れない。その自由さから醸し出される金融業の新しいカタチを米倉誠一郎と共に垣間見よう。
近年、いわゆるネット証券会社という区分けがあまり意味をなさなくなってきた。元々はネット取引を行わない証券会社に対して、それを専業にする証券会社を指していた呼称で、まだまだそうした存在がマイナーだった頃には意味のある区分けだった。 しかし現在の事情は大きく変わってきている。いわゆるネット証券会社ではない大手証券会社もネット取引を始める一方、ネット証券会社だったところがネット以外の販売チャネルを開拓しようともしている。またいわゆるネット証券会社を経由して取り引きされる株は様々な証券取引市場において一大メジャーの存在となっている。 カブドットコム証券もそのような中で、東証で500億円を超える取引を扱っている。これはUFJつばさ証券などよりも取引量・取引金額共に大きな規模であり、もはや新興のネット証券会社という括りで捉えるのは不適当だと言えよう。 そのカブドットコム証券が、既存の大手証券会社などに比べてこれだけ元気なのはなぜなのか。それは元々ネット証券という括りにいた会社だから、というのは間違った分析だろう。この会社の強みとは、自社がサービス産業に属すると考えた上で、顧客に対する価値生産とその提供に徹底して拘っているということと、そのために必要なツールや環境を徹底して自前で揃え、それをコントロールしていることにある。 これは例えば、いわゆるネット証券会社の中では唯一コンピュータシステムを自前で構築していることや、コールセンターも自前で持ち、専門的な知識や技能を身につけた一線級の正社員をそこに配していること、そして顧客投資成績重視経営を掲げて徹底したアカウンタビリティを果たしていること、などに具体的な形として表れている。 このカブドットコム証券を立ち上げ、現在も率いている斎藤社長はシステムエンジニア出身の苦労人だ。その苦労を強靱な意思で成長の糧に変えてきた「努力の人」である。しかしそれだけで斎藤社長を表するのは不完全だろう。エンジニアというよりも、システムデザイナーとしての性分と才能や素直さが努力と相まったからこそ、斎藤社長はこの会社を成功に導くことが出来、そしてこれからも更なる成功に導いていけるのだと思われる。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 アントプレナーライブ#66 00: 00: 49 アントプレナーライブ#66 00: 01: 50 齋藤正勝氏 プロフィール 00: 03: 13 会社概要 00: 07: 26 半期ベースでの決算トレンド 00: 08: 11 総合口座数と信用口座数 00: 08: 37 総合口座増加数と信用口座増加数 00: 08: 46 1日あたり株式注文件数及び約定件数 00: 09: 35 株式取引シェアの推移 00: 09: 56 信用取引評価損益率(売買合計) 00: 11: 16 サポートセンター関連の開示 00: 14: 02 システム関連の開示 00: 16: 13 サービス品質保証制度関連の開示 00: 19: 13 当社の経営理念および経営基本方針 00: 22: 27 当社の経営目標 00: 30: 55 1966年 ~双子として産まれる~ 00: 31: 39 ~大学時代 00: 49: 38 2003年 ~ITマネジメント賞受賞~ 00: 51: 00 2004年 ~新システム導入~ 00: 51: 17 2005年 ~上場~1 00: 51: 24 2005年 ~上場~2 00: 51: 29 2005年 ~上場記念品贈与~ 00: 54: 57 カブドットコム証券の未来 00: 58: 12 齋藤正勝 座右の銘