現役の経営コンサルタントは、基本スキルやノウハウを実践でどのように活用しているのだろうか。この講座では、ボストン・コンサルティング・グループの現役コンサルタントを講師として招き、実際の具体的な事例に即して紹介する。 第1回目の今回は、基本スキルの中でも、重要な「インタビュー」と「定量分析」に絞って解説する。基本スキルをどのように活かしていくのか、現役コンサルタントでしか知りえないコツを紹介する。
経営コンサルタントのスキルやノウハウを知識として持っていても、それがそのまま実践に役立つとはいえない。実際の経営の現場において、どのようにコンサルティングを行うのかは、それぞれのコンサルタントの経験や応用能力によるところが多大である。 コンサルタントが行う活動は(1)人と議論する、(2)分析する、(3)1人で考える・書く、といったものにまとめることができる。それぞれは、ばらばらに行われるのではなく、仮説の構築と検証を伴いながら、互いに深い関連性を持って行われる。今回は、「インタビュー」と「定量分析」に絞って解説する。 コンサルタントのインタビューは、単なるヒアリングではなく「議論」でなければならない。そのためには、事前に考えた仮説を双方向で構築・進化・検証するプロセスとする。“何故”を3回繰り返すことにより問題の深耕を行い、抽象的な意見には具体例・定量化を求め、事実を意見の切り分けを行い、常に話の大きさをチェックする。質問の方法によって、具体的な数値を聞きだすことも可能となる。また、アポイントメントを取る際には、インタビュー相手の問題意識を刺激し、ギブ・アンド・テイクであることを理解してもらう。依頼状を作成することも重要である。 定量分析を行う場合、グラフ作成の基本として、X軸が独立変数(原因)、Y軸が従属変数(結果)であることは押えておく。その上で、定量分析を行う際にも、仮説構築を先に行うことが肝要である。定量分析には、「比較する」「構成・シェアを見る」「分布を見る」「バラツキ・相関を見る」という視点があるが、そのうちどれを使用するかは、事前に準備した仮説に基づいて決める。分析結果の表現には、項目の趨勢比較、面積による構成比の表現や、平均値には出ない要素を分布によって出す方法など様々なものがあるが、分析のための分析に陥るのではなく、伝えたいメッセージに即して項目の絞込みを行ったり、並べ方を工夫したりして、適切に使い分けることが重要である。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 経営コンサルティング講座 --実践編-- #01 00: 00: 50 経営コンサルティング講座 --実践編-- #01 00: 04: 19 コンサルタントの3大作業 00: 05: 46 本日の内容は・・ 00: 08: 41 コンサルタントのインタビューとは 00: 10: 47 通常のヒアリングとの差異 00: 12: 53 アポ取りから気を遣う 00: 15: 53 インタビューで議論を行うためのコツ(まとめ) 00: 18: 18 インタビュー依頼状に盛り込むべき内容 00: 21: 39 数字を聞くコツ 00: 26: 13 真実を聞くコツ 00: 30: 30 どちらがX軸かを理解する1 00: 32: 11 どちらがX軸かを理解する2 00: 35: 01 本日覚えて頂きたい定量分析のコツ 00: 35: 40 ①複数データ項目を比較する 00: 41: 28 ②-1背後にあるメカニズムを明確化する 00: 45: 31 ②-2面積で構成を表現する 00: 49: 06 ③平均値でなくて分布で見る 00: 52: 55 ④バラツキを見る