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BPUビジネス基礎講座 品質管理 > ビジネス基礎講座 品質管理06

品質賞(その意義と特徴)


概要:
現在まで、多くの企業が品質賞に挑戦し、経営品質を飛躍的に向上させ、多大な経営成果を獲得してきた。品質賞に取り組むことは、単に製品や業務の品質が上がることに止まらず、企業の体質改善や組織の一体化、売上の向上といった成果につながっていく。

今講座では、デミング賞、マルコム・ボルドリッジ賞、日本品質奨励賞という代表的な3つの賞を取り上げ、それぞれの特徴と概要、審査方法と賞を獲得した企業の効用などについて紹介する。
 品質賞とは、組織における製品・サービスの質にかかわる活動・成果を評価し、その優れた面を表彰することで、当該組織における活動の一層の促進と、質にかかわる活動の社会的普及をねらいとする、独自の枠組み・規則を持つ制度である。個々の企業の品質管理活動の優れた面を伸ばすだけではなく、組織の統合化・総合化を助け、社会的な関心を高め、他企業にベンチマークを提供する役割を果たす。

 品質賞には、様々なものがあり、それぞれ特徴がある。
 デミング賞は、デミング博士の講演を機に日本で生まれた世界初の品質賞であり、50年の歴史を持つ。本賞、実施賞、日本品質管理賞、事業所表彰の4つから構成される年度賞である。経営品質に関する基本事項とともに、特徴のある活動や首脳部の役割と発揮について評価するのが特徴である。応募企業が実情説明書を提出し、審査チームによる実地審査を経て、合否判定を行う。応募企業に対しては、審査報告書が送付される。賞に取り組むことによって、品質を安定・向上させるだけではなく、生産性、売上、利益の向上をもたらし、組織の一体化、体質改善に資する。デミング賞を通して生み出された経営手法は少なくない。

 マルコム・ボルドリッジ国家品質賞は、日本の製造業を精査したアメリカによって創設された。リーダーシップ、戦略的計画、顧客市場志向、測定・解析・知識マネジメント、人的資源志向、プロセス管理、事業の結果という7つの基本事項と、それぞれの要素のつながりについて審査する。特徴ある活動に関する項目はなく、基本事項を審査するのがデミング賞との違いである。合否判定だけではなく、1つのカテゴリー(全5カテゴリー)に2社しか受賞できない。

 日本品質奨励賞は、TQMに取り組む際の第1ステップとしての意味合いを持つ。企業や事業部だけではなく、事業所、部門などでも応募できるようになっている。

 品質賞を活用するためには、賞の効用を理解し全員が目標と達成のための方法を共有すること、それぞれの賞の特徴を理解すること、トップがリーダーシップを発揮し、人の育成と組織の整備を進め、定期的な活動の診断・見直しを行うことが重要である。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 品質賞(その意義と特徴)
00: 01: 21 ビジネス基礎講座 品質管理
00: 01: 42 第6回 品質賞~その意義と特徴~
00: 02: 55 品質賞とは
00: 06: 33 色々な品質賞とその特徴
00: 12: 14 デミング賞実施賞(1)
00: 16: 04 デミング賞実施賞(2)
00: 21: 56 デミング賞実施賞(3)
00: 26: 15 デミング賞実施賞(4)
00: 29: 38 デミング賞実施賞(5)
00: 31: 22 デミング賞実施賞(6)
00: 35: 01 マルコム・ボルドリッチ国家品質賞(1)
00: 38: 34 マルコム・ボルドリッチ国家品質賞(2)
00: 40: 50 マルコム・ボルドリッチ国家品質賞(3)
00: 42: 56 マルコム・ボルドリッチ国家品質賞(4)
00: 45: 06 マルコム・ボルドリッチ国家品質賞(5)
00: 49: 04 日本品質奨励賞(1)
00: 52: 08 日本品質奨励賞(2)
00: 54: 11 日本品質奨励賞(3)
00: 56: 39 品質賞を活用する
講師紹介: 中條 武志(ちゅうじょう たけし)
中央大学理工学部経営工学科 教授

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  アシスタント:津田 三七子

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