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> 経営コンサルティング講座 --入門編-- 05

経営コンサルタントの基本スキル(3)


概要:
仮説構築力はある意味、経営コンサルタントにとって最も重要な能力である。極端にいえば、分析力がなくてもコンサルタントは務まるが、仮説構築力がなければコンサルタントとして成り立たない。まさに仮説はコンサルティングを効率的に進めるための魔法の杖。

今講座では、コンサルティング・スキルの肝とでもいうべき、仮説について、仮説の定義とその重要性、実際に仮説を立てる方法、解決策を導くための仮説の進化方法について学ぶ。
仮説構築力はある意味、経営コンサルタントにとって最も重要な能力である。極端にいえば、分析力がなくてもコンサルタントは務まるが、仮説構築力がなければコンサルタントとして成り立たない。

仮説とは、論点に対する仮の答えのことである。問題、真因、解決策、それぞれに仮説が成り立つ。仮説がなければ、情報過多の時代に、情報洪水に溺れてしまい、問題の真因や解決策を発見、絞り込むために多大な労力を費やさなければならない。まさに仮説はコンサルティングを効果的・効率的に進めるための“魔法の杖”である。例えば、分析を行う際には、仮説をまず立てて、それを検証するために行うようにすれば効率的である。仮説を立てる際には、解決策につながるような具体性を伴うことが重要である。

経営コンサルタントが仮説を立てる場面は様々である。分析結果を見て、その内容に沿って仮説を立てる方法がある。1つのグラフからでも、見る人の視点によっては、実に様々の仮説を立てることが可能である。また、インタビュー結果からも、多くの仮説を組み立てることができる。BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)のコンサルタントによると、仮説を思いつく場面として、ディスカッション、インタビュー、突然ひらめく、じっくり考えている時、など各人各様であることがわかる。

ただ、仮説は思いついただけでは不十分である。解決策につながるような仮説に進化させるためには、“Why?”または“So What?”を3回以上繰り返すことで、真因を探っていく。イシュー・ツリーなどのツールを使うことも有効である。早めに立てた仮説が間違っていたり、行き詰ったりした時は、1人で悶々と悩むより、早めにシニア・コンサルタントや顧客にぶつけるようにすればよい。顧客が刺激を受け、驚くような大胆で新鮮な仮説を立てられれば一人前である。若い経営コンサルタントは、少ない情報でもよい仮説を立てることができるように経験を積んでもらいたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 経営コンサルティング講座 --入門編-- #05
00: 00: 52 経営コンサルティング講座 --入門編-- #05
00: 01: 25 プロセスと基本スキルの関係
00: 02: 58 経営コンサルタントの基本スキル(3) 仮説とは
00: 03: 17 コンサルタントが良く使うキーワード
00: 08: 04 方程式
00: 12: 19 仮説とは
00: 16: 07 良い仮説と悪い仮説
00: 20: 49 仮説の重要性
00: 26: 27 仮説の立て方
00: 27: 53 分析結果から仮説を立ててみる(1)
00: 34: 32 分析結果から仮説を立ててみる(2)
00: 36: 58 インタビュー結果から仮説を立てる
00: 39: 22 インタビュー結果から立てた仮説の例
00: 45: 20 仮説はどこで生まれるか?
00: 51: 18 進化のさせ方
00: 51: 38 論点の構造化
00: 55: 54 進化のさせ方 まとめ
00: 57: 50 本日のまとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだかずなり)
株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て現在に至る。ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:岩崎里衣

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