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> パラダイムシフト・マネジメント06

落とし穴からの脱出


概要:
パラダイムシフトを一つの落とし穴と考えた場合、その落とし穴にいかに落ちないようにするのか。また、落ちてしまった時には、どう対応していけば良いのだろうか。それには、第一に現状における自己認識を正しく行うこと。次に現状に即した手を打つこと。そして、打ち手を確実に実行していくこと。これらが重要なポイントとなる。

今回は「落とし穴からの脱出」と題し、パラダイムシフト・マネジメントの総括を行う。
 パラダイムシフトを一つの落とし穴と考えた場合、その落とし穴にいかに落ちないようにするのか。また、落ちてしまった時には、どう対応していけば良いのだろうか。今回は「落とし穴からの脱出」と題し、パラダイムシフト・マネジメントの総括を行う。

 第一に重要なのは、「己を知ること」である。パラダイムシフトには、その進行度合いに応じて7つのステップがあり、自分がどこに位置しているのかを把握する必要がある。また、「パラダイムシフトが起きやすい業界」というものもある。強固なビジネスモデルが存在する業界、規制業界、ローカル事業、技術革新の可能性の高い業界、非効率な業務を抱える業界などが、これにあたる。自社がどういった業界に属しているのかを把握しておくことも重要となる。このように現状認識は大切である。しかし、いかに事前の準備をしようとも、パラダイムシフトは思いがけず発生するものであることは忘れてはならない。

 現状分析の後は、パラダイムシフトへの打ち手を考える必要がある。基本的には、「現パラダイムを活かせる新規顧客を捜す」「現顧客に新たなパラダイムを適用する」「顧客もパラダイムも新しくしていく」という3つの方針がある。実際には、バリューチェーンを分解する、弱点を活かす、2番手で様子を見る、といった対応策を行っていくことになる。

 打ち手が決まったら、次は実行である。自分がチャンピオン(パラダイムシフター)なのかゴッドファーザー(リーダー)なのかを理解し、強固な軸足と柔軟性をもった、しなやかなリーダーシップを発揮することで、打ち手を着実に推進していくことが重要となる。

 パラダイムシフトには、大きな力がある。それは成功している企業を、呆気なく失敗させる可能性を秘めている。パラダイムは変わる(変えることができる)ことを常に念頭に置き、柔軟性を持った対応ができるよう、準備しておく必要がある。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 パラダイムシフト・マネジメント
00: 00: 58 パラダイムシフト・マネジメント
00: 02: 04 第6回 落とし穴からの脱出
00: 03: 46 パラダイムシフトのステップ
00: 14: 47 パラダイムシフトが起きやすい業界
00: 23: 37 ディック・デービス
00: 24: 21 パラダイムシフトへの対応策(1)
00: 36: 25 パラダイムシフトへの対応策(2)
00: 47: 18 マルセル・プルースト
00: 48: 28 変革のリーダーシップ
00: 51: 20 変革のリーダーシップ 3つのスピード
00: 53: 33 落とし穴からの脱出 まとめ
00: 56: 38 パラダイムシフト・マネジメント まとめ(1)
00: 58: 25 パラダイムシフト・マネジメント まとめ(2)
講師紹介: 内田 和成(うちだかずなり)
株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て現在に至る。ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:岩崎里衣

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