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> パラダイムシフト・マネジメント05

パラダイムシフトの担い手


概要:
今回は、まずパラダイムシフトの担い手として、新しいパラダイムの創造者となるパラダイムシフター(チャンピオン)、そしてそのパラダイムを採用し、定着させるリーダー(ゴッドファーザー)の2つの存在の違いを明らかにする。

その後、パラダイムの「進化」と「シフト」の違いを考察し、企業の中ではどのようにパラダイムの進化とシフトが起こっていくのか。そして、それを動かしていくのはどういった人たちなのかを学んでいく。
 今回は企業の中でどのようにパラダイムの「進化」と「シフト」が起きていくのか。そして、それを動かしていくのはどういった人たちなのかを学んでいく。

 第一にパラダイムシフトの担い手であるが、2つのタイプが存在する。新しいパラダイムの創造者であるパラダイムシフター(チャンピオン)と、それを採用し定着させていくリーダー(ゴッドファーザー)である。パラダイムシフターは常にアウトサイダーであり、新人、異分野のベテラン、一匹狼、よろず屋といったタイプの人たちが存在する。彼らは新たなパラダイムの誕生には欠かせないが、彼らだけでもパラダイムシフトは起きない。

 パラダイムシフターがどこにいるか、そしてどのアイデアを採用すべきかを把握し、新パラダイムが定着するまでをマネジメントするリーダーが必要である。彼らはリスクを査定し、パラダイムを変える意志決定を行うと同時に、後に従う人々に道筋と勇気を与えなければならない。ヤマト運輸の小倉氏のように、一人で両方の役割をこなした人もいるが、そういった人はほとんどが創業社長であり、自分の裁量で何でも進めることができた。一人二役は通常は難しく、二者の存在が欠かせない。このパラダイムシフターとリーダーの関係は、中世ヨーロッパの芸術家とパトロンの関係にも相通ずるものがある。

 これまではパラダイムシフトにフォーカスを当ててきたが、これは頻繁に起こるものではない。現在の仕事を効率的、効果的に行っていくためには、今あるパラダイムの「進化」が非常に重要となる。一番良い例は、トヨタ生産システムである。この進化を推進するのがマネージャーであり、彼らはリーダーとは異なる。今あるパラダイムの中で管理をするのがマネージャーであり、パラダイムとパラダイムの間を導くのがリーダーである。パラダイムシフトばかりに気を取られ、現在の進化を忘れてはならない。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 パラダイムシフト・マネジメント
00: 01: 13 パラダイムシフト・マネジメント
00: 01: 56 第5回 パラダイムシフトの担い手
00: 04: 07 2つの異なる機能が必要
00: 04: 57 パラダイムシフターは、常にアウトサイダー
00: 06: 02 パラダイムシフター4つのタイプ
00: 28: 12 パラダイムシフトの担い手
00: 46: 49 マネージャーの役割
00: 49: 53 リーダーの役割
00: 53: 51 パラダイム曲線
00: 56: 28 マネージャーとリーダーの違い
00: 57: 50 パラダイムシフトの担い手 まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだかずなり)
株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て現在に至る。ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:岩崎里衣

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