パラダイムすなわち「思いこみ」は一度形成されてしまうと、それに縛られてしまい、新たなパラダイムシフトの波に乗れず失敗する危険性がある。この罠から脱却するにはどうすれば良いのか。 今回は「パラダイムの魔力」と称し、新たなパラダイムが形成されるのはどういった時なのか。なぜ、パラダイムシフトを見逃してしまうのか。パラダイムシフトを創出し、実践していくのはどういった人たちなのか。こうした点を学んでいく。
新しいパラダイムが形成されるのはどういった時なのであろうか。ジョエル・バーカーは著書『パラダイムの魔力』で、パラダイム曲線という概念を使い、3つの段階に分けてこれを説明している。 第一は、問題に対して何かしらの解決法が芽吹いた段階である。第二はこの解決法がルール化され、汎用化されていく段階。最後は、その解決法が徐々に陳腐化し、役に立たなくなってきた段階である。通常、第三段階でパラダイムシフトが起きると考えられがちだが、実際は第二段階後期に起きる場合が多い。つまり、古いパラダイムが有効である最中に次のパラダイムが現れるのである。しかも、それは一つに限らず、複数現れる場合もある。こうしたことが物事を複雑にしている。自らの仕事が今、パラダイム曲線のどこに位置しているのか、よく考えてみることが大切である。 では、どうして人はパラダイムシフトを見逃してしまうのか。人間は一度パラダイムを形成してしまうと、物事をフィルター越しに見る傾向がある。特に今までのパラダイムで成功してきた人ほど、パラダイムシフトを見逃しやすい。それは今のパラダイムに絶大な自信を持っており、且つ新たな方法によって成功する自信を持てないからである。 最後に、パラダイムシフトを起こすのはどういった人なのか。2つのタイプが存在する。第一にパラダイムシフターという、アイデアの元を考える人たちである。新人、異分野のベテラン、一匹狼、よろず屋などがパラダイムシフターとなる場合が多い。第二がパラダイム開拓者という、新たなパラダイムの実践者である。パラダイムシフターとなるのは難しいが、パラダイム開拓者となるのは比較的容易なはずである。人より先に開拓者となるためには、十分なデータが揃うまで待たず、直感で判断し、飛び出す必要がある。勇気がいることだが、後塵を拝しては競争に勝ち残ることはできない。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 パラダイムシフト・マネジメント 00: 01: 04 パラダイムシフト・マネジメント 00: 02: 31 パラダイムの魔力 00: 03: 43 パラダイム曲線 00: 08: 19 新しいパラダイムはいつ現れるのか1 00: 08: 54 新しいパラダイムはいつ現れるのか2 00: 17: 25 問題 00: 18: 14 正解 00: 25: 54 身逃されたパラダイムシフト 00: 39: 24 パラダイムシフトに必要な2通りの人間 00: 41: 00 パラダイムシフター 00: 50: 14 中古車買い取りビジネス1 00: 51: 30 中古車買い取りビジネス2 00: 53: 14 パラダイムシフター 00: 56: 17 パラダイム開拓者 00: 57: 51 パラダイムの魔力 まとめ