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BPUプロフェッショナル系 組織人事 > 組織人事ライブ264:高橋俊介

専門学校の人材マネジメント ~東京工科専門学校のケース~
ゲスト:芦田宏直氏(東京工科専門学校 校長)


概要:
問いかけ:専門学校や大学の教員はどのように評価すればいいと思いますか?

学校も生き残りの時代。
より良い教育環境を提供する為には、授業を担当する教員、講師の向上は欠かせません
しかし、教員、講師と言う職業は非常に成績評価をしにくい職業である事も事実です。

10年以上に渡り、教職員の人材マネジメントを手がけてきた東京工科専門学校校長 芦田宏直氏をお迎えし、実際に取り組まれている授業評価方法を詳しく御紹介頂きます。
 文部科学省では平成14年に「学校教育法」を改正し、第三者による大学評価制度を導入した。専門学校に対しては、第三者評価を受ける義務はないが、自己評価・点検の努力義務が定められた。
 東京工科専門学校では、国からの指示以前から、教員、職員、校長、理事長による授業評価を実施していたが、授業を見学するだけの評価にばらつきがあり、正当な評価ができなかった。そこで同校では、結果だけでなく教育プロセスも明確になるよう、「コマシラバス(授業計画表)・授業シート体制」を独自に開発。全体シラバス、コマシラバス、履修判定試験の三位一体の「授業計画」を作成した。各科目のリーダーを任命し、彼らが「授業計画」の作成・管理を担当している。「授業計画」に沿って実施された授業の終了時間前には、「授業計画」にもとづいて教員が作成したカルテによる小試験を実施する。

 授業の評価は、出席率、カルテ落伍者率、カルテ点数分散、教員自己アンケートの4つの指標で、AからGまでの段階評価を各コマ単位で毎日実施、各教員の評価が最低でもB段階になるよう、授業内容の再検討を指導している。さらに、履修判定試験の結果、落伍者が出た場合、教員がどのようにフォローしたかも評価の対象としている。科ごとの管理による授業システムのもとでの学生アンケートは、教員の人気ランキング的なものではなく、一種の第三者評価の機能を果たしている。

 こうした各コマのAG授業評価と課題ポイント評価は、履修判定試験の総合評価にリンクされている。このため、どういった教育をしたら、どのような結果が出るのかを総括的、かつ数値的に判定できるノウハウを、同校は豊富に蓄積していることになる。

 東京工科専門学校の例は、個別専門性が高くて、個人の評価が困難だと思われている教育機関の教員においても、具体的な成果イメージを設定することで、相対的な評価は可能であることを証明している。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 専門学校の人材マネジメント
00: 00: 45 専門学校の人材マネジメント
00: 03: 13 今日の流れ
00: 03: 42 問いかけ
00: 04: 11 東京工科専門学校
00: 06: 17 教育改革と専門学校
00: 10: 13 教育改革と大学
00: 13: 31 「自己点検・評価」という課題
00: 15: 22 「自己点検・評価」の10年間
00: 19: 35 東京工科専門学校の場合
00: 24: 38 コマシラバス・授業シート体制
00: 28: 24 コマシラバス
00: 30: 04 授業シート
00: 32: 22 カルテ
00: 33: 49 授業評価の二重性(今日とその後)
00: 34: 47 コマ授業評価の4指標(AG評価①)
00: 37: 27 コマ授業評価の4指標(AG評価②)
00: 37: 48 コマ授業評価(AG評価③)
00: 38: 03 去年のAG評価の例
00: 40: 15 去年のAG評価の例2
00: 41: 48 フォロー評価・動体評価
00: 43: 38 履修総括
00: 43: 42 系列別グラフの例1
00: 44: 25 系列別グラフの例2
00: 48: 18 授業環境についての質問
00: 58: 10 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

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  アシスタント:日下 千帆

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