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BPUプロフェッショナル系 起業と経営 > アントレプレナーライブ51:米倉誠一郎

【アントレプレナーシップ編26】
高い志、大きい夢55年計画
ゲスト:熊谷正寿氏(グローバルメディアオンライン株式会社 代表取締役会長兼社長)


概要:
問いかけ:夢って実現しないと思っていませんか?

 ITバブル崩壊の波を乗り越えられなかったベンチャーはどこに問題があったのか。ビジネスモデルとビジネスシステムの両方がお粗末であったことが本質的な原因である。
 どのような顧客に対してどのような商売を行うのか、それをどのような仕組みや体制で構築するのか。経営の基本ができないお粗末さが失敗を呼ぶのであれば、反対にその基本をしっかり踏まえて経営がなされればインターネットという成長市場の勢いに乗って大きな成功を収めることもできるはずだ。グローバルメディアオンラインの事例はそのことを思い起こさせてくれる。
 グローバルメディアオンラインは、レンタルサーバ、webページデザイン、電子決済環境構築、オンライン広告、そしてそれらを統合するコンサルティングなどを手掛け、現在は12社から成る、売上160億円のグループである。
 グループを率いる熊谷正寿氏は異色の青年実業家と言えるかもしれない。一番の成績で入った高校を2年で退学し、パチンコ店店長やDPEショップ、レストランの運営など幾つもの職を経て、20代で自分の会社を起業。しかしその会社を何度も業態転換させている。そして始めたインターネットサービスプロバイダが時流に乗って急成長し、1999年には独立系プロバイダとして初めての株式公開を果たすことになる。
 その成功の背後にあるのは戦略的な選択と集中、そして集中した先でのビジネスシステムの工夫である。流行り廃れのあるものや、最初に大きなお金が動いてもその後はあまりお金が動かないような商売よりも、ずっと必要で長く続けられるものとしてプロバイダを選んだこと。またその事業を実際に手掛ける際に、アクセスポイントのフランチャイズ制や、料金回収代行サービスとの組み合わせを取り入れて差別化を図ると共に自分達の弱みをカバーする戦略は理に適っている。その後、業績が上り坂の時に事業拡大を図ることや、その拡大先も自らの得意領域とシナジーが期待できるところにすること、更にそれら拡大した事業を手掛けるのに権限委譲を適切に行ったことなど、全て経営のセオリーから見て理に適ったことが実践されている。まさに、適切な市場で適切な経営を行えば成功するという格好の参考例と言えるだろう。
 そんな熊谷氏はメモ魔であり、スクラップ魔であることで社内外に知られている。メモをし、スクラップをする過程で自分の中で予復習が進み、そして自分の理解が深まると共に、物事に執着するという習慣が身につけられるという。その執着心を元に考え抜かれた55ヶ年計画では、207の子会社を作り、全ての人にインターネットが拓く素晴らしさを提供することが記されている。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 高い志、大きい夢55年計画
00: 00: 50 高い志、大きい夢55年計画
00: 02: 02 問いかけ
00: 02: 46 会社概要
00: 06: 30 提供サービス紹介
00: 08: 53 熊谷 正寿 氏
00: 16: 13 やりたいことリスト
00: 16: 40 夢・人生ピラミッド
00: 17: 40 夢・人生年表
00: 36: 48 夢・ヴィジョン・フィロソフィー
00: 56: 10 事業領域を2分野に集中
00: 57: 12 熊谷 正寿 座右の銘
00: 59: 03 今日のキーワード
講師紹介: 米倉 誠一郎(よねくら せいいちろう)
一橋大学 イノベーション研究センター長・教授
1953年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。1990年、ハーバード大学で歴史博士号を取得。早くからアメリカ・シリコンバレーのIT起業の状況などを見てきた。日米のベンチャー政策に詳しい。
『経営革命の構造』、『ネオIT革命』、『ジャパニーズ・ドリーマーズ』ほか、著書多数。

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  アシスタント:内田 朱美

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