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BPUプロフェッショナル系 イノベーション > イノベーションライブ200:竹内弘高

第三回ポーター賞受賞企業シリーズ(5) ~株式会社セブン-イレブン・ジャパン~
ゲスト:大薗恵美氏(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 助教授)


概要:
ポーター賞は、製品、プロセス、経営手法においてイノベーションを起こし、これを土台として独自性がある戦略を実行し、その結果として業界において高い収益性を達成・維持している企業を表彰するために創設されました。賞の名前は競争戦略論の第一人者であり、長年にわたって日本企業に関心を寄せてきたハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授に由来しています。

今回は第三回ポーター賞受賞企業シリーズとして、株式会社セブン-イレブン・ジャパンをお送りします。
セブン-イレブン・ジャパンは1973年創業。店あたり日販が業界で最も高く、平均して二日に一度の頻度で一日約一千万人が来店します。 地域、季節、時間などによって頻繁に変わる「朝起きてから夜寝るまでにちょっと必要な」ものを「いつでも高い品質で」効率的に提供できる仕組みを徹底して追求しています。

ポーター賞第一回よりコンテンツ担当をされている大薗恵美氏をゲストにお迎えし、セブン-イレブン・ジャパンの強さについて解説していただきます。
 株式会社セブン-イレブン・ジャパンの強さを各種データで見てみる。過去5年間の投下資本利益率、営業利益率の業界平均との差は、それぞれ16.1%、38.3%、期末国内店舗数では9,690店で二位ローソンより2,000店以上多く、連結当期純利益は82,825百万円と二位ファミリーマートの7倍弱、チェーン全店売上高、連結営業利益も圧倒的な1位であり、総て競合他社を大幅に上回っている。しかしながら、当社の強さはデータが示す規模の大きさや効率性、また日本で最初のコンビニという部先行者優位にあるものでもない。

 当社は顧客のニーズにマッチすることを徹底追求、その結果、平均日販は65万円と業界上位5社の平均を15万円以上上回る。顧客からの情報収集と徹底した単品管理で変化の兆しと結果を把握、仮説-検証型の発注で催事、季節や天候、嗜好の変化に対応して品揃えを迅速に変更する。年間で約7割の商品が入れ替わる。顧客が潜在的に欲しいものを提供するため、メーカーとチームマーチャンダイズを行い、その商品は全商品の5割占める。また、週一回FC会議・マネージャー会議を開催し、2,000人が情報共有し店舗運営をサポートしている。更に、効率性の追求のため地域的な密集を重視するドミナント出店戦略を取っており、驚くべきことだが出店していない都道府県が15もある。当社発足30年間経過したが、未だに店平均粗利益率、平均日販は伸び続け、平均在庫は減少し続けている。

 当社は顧客が欲しいと思う価値のあるものを効率的に提供することを愚直かつ徹底的に追及し業界のグッドリーダーとなった。教育を通じて現場の知を引き出し仕組みや効率性の追求は、エクセレントカンパニーとして知られるトヨタやサウスウェスト航空と共通する。一見、コンビニという業態は各社同様で特徴がないと思いがちであるが、当社は真似が出来ないような活動のシステムを追求し続けており、それが当社の強みとなっている。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 第三回ポーター賞受賞企業シリーズ(5)
00: 04: 42 株式会社セブン-イレブン・ジャパン-
00: 09: 27 業界平均との差
00: 10: 10 期末国内店舗数
00: 10: 51 連結当期純利益
00: 11: 57 チェーン全店売上高
00: 12: 24 連結営業利益
00: 13: 21 顧客のニーズにマッチすることを徹底追求
00: 13: 46 全国平均日販(単体)
00: 16: 06 顧客のニーズにマッチすることを徹底追求
00: 25: 18 仕組みの面でユニークなところ
00: 28: 19 日本で32都道府県 9,757店
00: 35: 45 平均在庫日数・日販・店平均粗利益率
講師紹介: 竹内 弘高(たけうち ひろたか)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 研究科長
米カリフォルニア大学バークレー校経営大学院で修士号(MBA)、博士号(Ph.D)を取得。1976年より1983年までハーバード大学経営大学院助教授。1987年より一橋大学教授。
著書に『企業の自己革新』、『ベスト・プラクティス革命』。

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  アシスタント:西野 七海

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