渡辺氏は19回の転職を繰り返した後、25歳で健康事業を独立するが失敗。半年で300社を超える面接を受け、会社の仕組みらしきものを学んでから、「サンマーク株式会社」に入社。半年で営業部長、1年で取締役に昇格するも、13年後に退社。明光義塾の名で学習塾のFCを立ち上げ、1997年に株式を店頭公開した。 渡辺氏が明光義塾のオーナー限定でしている講演内容を、初めてアタッカーズ・ビジネススクールのために公開してもらった。
渡辺氏が会社員だった時代には、会社のヒト・モノ・カネを利用して多くの新規事業を立ち上げた。これがいまでは大きな財産になっていると、渡辺氏は回顧する。 明光義塾の起業に際しては、社会で既に認知されている産業で、少数精鋭による付加価値追求型の新しいサービスがこれからの事業として拡大するだろうという予測を立て、倒産直後のFC学習塾を5千万円で買い受けた。起業家自身が資金繰りに追われていては、事業は新しい展開は読めない。渡辺氏は資金的な余裕を持つため起業直後に、3つの信用金庫・信用組合から計1億3千万円を無担保で借りた。無担保融資を受けるためには、数字的な裏付けのある明確な夢とビジョンを隠すところなく語ることで審査をパスした。 渡辺氏が起業家に語った語録を抄録する。事業も人生もあなたの望んだ通りになる。人生は思い通りになるし、また思い通りにしかならない。すべて自らが選択している。あなたの責任でないものは何一つ存在しない。常日頃どのような思いを描き、どのように行動しているかで、あなたの事業も人生も決まる。 なぜ思い通りの結果が出てしまうのか。あなたも潜在意識というランプの魔神を持っている。顕在知と潜在知の関係のはたらきを知る。思い通りに実現させるためには、明確な目標と信念を持った言動が必要である。信念こそがあなたの持っている神の力だ。潜在意識がしっかり働くと事業も人生も、すべてあなたがつくりあげるものになる。 人間の思いは内と外が連動する。成功イメージの築き方によって、あなたの将来は決まる。あなたの夢・目標と、目標達成期限を明確にする。人生のシナリオ、事業のシナリオづくり。人間の脳には未来の記憶をインプットし、未来の記憶に関連した情報を取捨選択する機能がある。だからあなたは、事業と人生の未来を創造することができるのだ。成功を目指すには、あなたの生き方を決めることだ。確固たる信念が決まれば、あなたの信念はぐらつくことがない。成功は既にあなたの手中にある。