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BPUテーマ別 プレゼンテーションの法則 > プレゼンテーションの法則01

自己アピール・話し方術


概要:
 我々日本人は、話し方で自己アピールがどれだけできるかという訓練を受けていない。自己アピールとは決して自己の押し売りではない。まず相手の心を開くことが重要となる。
相手の話をよく聞けば相手が自分のことを覚えてくれる。自己紹介とは自分の感じ方や考え方を相手に伝えることである。知らない人とのコミュニケーションが対話であり、日本人はこれができない。自己アピールとは相手を通して自分を語ることなのである。
 自己アピールについての誤解で根本から変えなくてはいけないことは、自分を押し売りすることではないということである。相手の存在を意識しなくてはいけない。相手の話をよく聞けば、相手に何かをさせてあげることとなり、自分のことを良く覚えてもらえる。

自己紹介では経歴や所属を語ることが多いが、これは相手に自分を印象付けるものとはならない。最も良い自己紹介とは、昨日何をやっていたかを語ることである。自分の考え方や感じ方が相手に伝わり、自分自身を覚えて貰うことになる。権威を振りかざすことは決して自分をアピールしていることとはならない。意外性と生活感を出すことで相手が自分に良い感じを持つ。今、世の中で何が起こっているかを知るのに最も良い方法は、新聞のテレビ欄を全て読み込むことである。テレビという広範な人を対象とするメディアの性格から、全てを読み込むことはどのような人に対しても通じる情報を得ることができるからである。

対話とは知らない人とのコミュニケーションであり、日本人が不得手とするものである。対話では相手とコンテクストを共有している部分が少ないので、相手との価値観やタイミングに合わせることのできるスキルが必要となる。相手の反応を見るのが上手く、相手に心地よい空間を作るというスキルである。ユーモアのセンスを磨くことは、正にこれに相当する。驚きの上手い人とは相手の話と自分の持っている知識を結びつけることのできる人である。

人との出会いには伏線が必ずあるが、多くの人はこれを思い出すことができない。伏線を語ることが相手に自分を覚えて貰うきっかけとなる。相手の名前を呼ぶことや正対して話すことも重要である。目の前の相手だけでなく、その向こう側にいる人のことも考えで話さなくてはいけない。自己アピールとは自分を槍のように相手に突き刺すことではない。相手を通して自分のことを話す、相手との関係を語ることなのである。
 講義タイムテーブル:
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講師紹介: 中谷 彰宏(なかたに あきひろ)
株式会社中谷彰宏事務所 代表取締役
早稲田大学第一文学部演劇科卒業、博報堂でCMプランナーを担当。その後、中谷彰宏事務所を設立。
ベストセラー書の就職マニュアル『面接の達人』以来、就職、ビジネス、恋愛でつまずく若者向けに数々の指南書を提供。テレビ、ラジオ、舞台でも活躍。

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  アシスタント:井上 くり子

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