1985年に青年起業家協会(現日本青年起業家協会)を設立し、1988年に株式会社就職予備校(現アントレプレナーセンター)も開設した福島氏は、自立創造型社会および自立相互支援型社会の創出に注力している。 福島氏の起業経験も交えて、ビジネスモデルの構築から企画書の書き方、ベンチャーキャピタルへの企画書提出方法からの投資の受け方、事業を成功に導くまでのポイントを心理面も含めて、多くのノウハウを公開してもらう。
福島氏は早稲田大学を卒業するとき、自分には夢がないと思っていた。しかしこれを逆に考え、夢がないからこそ、ゼロから夢を創造できることに気づいた。夢を持つと人は輝き、周囲の風景も、それまでと違って見えてきた。その後、いくつかの起業をして失敗を重ねたが、顧客や投資家の期待・想像を極端なほど越える存在価値のビジネスプランで、本物の感動を提供することが起業の成功ポイントだということも知った。 起業の第一歩になるビジネスプランは、まず1枚から書きはじめ、多くの人に読んでもらうことで骨子が固まり、それだけ応援者も増え、企画段階から信用も得ることができる。企画書はページ数が多くても、1ページだけでビジネスモデルのすべてが理解できる概要ページを用意する。企画書の内容を批判する人や事業の失敗者の話は、ビジネスプランの貴重な改善のヒントを与えてくれる。 天才的な経営者でも、事業の未来を的確に予測することはできない。ただし、明確なビジョンとポリシー、人生哲学を起業時に定めておけば、どんな変化が起きようが的確な判断ができる。1つの分野で起業することを決めたら、専門書、業界紙、インターネットなどで徹底的に参画業界の情報収集をしよう。業界団体や多くの関係者に会い、自分の夢を語ろう。ここで、できないことの問題点がわかる。できないから自分がやろうという夢の実現を考え行動すれば、知識や人脈が増えて必ず解決法が導き出せる。すべての偶然は、努力によって起こる必然である。 リーダーシップの原点は、決して迷いのない確たる夢を持ち、他者支援の心があり、不況等の環境に左右されるのではなく、プラス思考で、夢の実現のために自分自身を変えて環境に適応できる意志があることだ。また、しっかりと改善・向上し続けるために自己評価ができることも、リーダーシップに求められる大きな要素である。