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エッジコンピューティングによるデジタル変革 > エッジコンピューティングによるデジタル変革 02

ゲスト対談
ゲスト:益永喜則氏(中国電力株式会社 エネルギア総合研究所 電力技術グループ 主席研究員)


概要:
ゲスト対談の1回目は、FogHornと現在一緒に仕事を行っている中国電力の子会社、エネルギア・コミュニケーションズ(エネコム)の益永喜則氏を招き、取り組み内容の詳細、気を配った点、FogHornのシステムを導入した経緯と今後の展望を伺う。中国電力は90カ所の水力発電所を持っているが、いずれも規模は小さくIoTに必要な環境も整備されていない。きっかけがあってエッジコンピューティングを知った益永氏は、このシステムを使って発電所の改革を決断。構想から実現まで、心構えも含めた詳しい話を聞く。
エネコムとFogHornの接点は、2016年、シリコンバレーでIoTシステムと業務提携したことがきっかけだった。この技術は水力でも生かせると経営層が判断、益永氏に打診し計画が本格スタートした。研究開発の目標は、発電所設備利用率向上、保守点検の効率化・合理化、作業安全性等で、エネコム、FogHorn、プラントメーカー2社の合計4社からなるチームビルディングを構築、分野横断的に各技術を結びつけて開発を行っている。

水系発電の仕組みは、まずダムで水をせき止め、導水路に流して発電所で発電、再び水を川に戻し、次の発電のためにまたダムでせき止め、導水路から発電所へという流れだ。設備はいずれも山奥に設置されており導水路は数キロに及ぶものもあるため、情報のやり取りは限定され、データの集約状況もエリア内に限られるが、個別だった情報を一覧で見ることができれば、発電所間のデータを見比べてチェックが可能となる。そこで、各ダムにIoTエッジサーバーを設置し、集めた情報の時間軸をそろえてデータセンターのクラウドサーバーに集約、整えられたデータは24時間分表示され、出力状況、水槽水位、振動値等の相関関係を確認できる。このエッジサーバーに、リアルタイム性が肝要なプラント管理に最適なFogHornの技術が使用されている。2021年の春にはIoTシステムを使ってスクラップ&ビルドした第1号機が稼働を始めている。

構想から実証開始までの鍵は、高度技術を持つ企業との提携、経営層の理解、ビジネス化がスムーズに進む協働体制、事前の構想力、そしてスマート化への熱望だ。これから事業改善に取り組む人は、業務の改革を考える前にまず自分の意識改革が重要であり、そのために必要なものを探す取り組みから始めてはどうか。「DX、2025年の崖」という言葉があるが、IT化の遅れは今後、膨大なリスクを背負うといわれている。スマート化は日本にとって強力な武器になり得るので、各方面に広がることを切望する。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 エッジコンピューティングによるデジタル変革#2 ゲスト対談1
00: 00: 53 エッジコンピューティングによるデジタル変革 シリーズ一覧
00: 01: 50 1.中国電力株式会社について
00: 04: 04 2.自己紹介
00: 05: 32 3.FogHornSystems社との協業(1/3)
00: 07: 00 3.FogHornSystems社との協業(2/3)
00: 07: 41 3.FogHornSystems社との協業(3/3)
00: 09: 24 4.研究開発プロジェクトの概要(実施期間:2017/10~)
00: 15: 25 4.研究開発プロジェクトの概要
00: 17: 26 [参考]同一水系発電所群への適用(1/2)
00: 18: 40 [参考]同一水系発電所群への適用(2/2)
00: 20: 40 5.概念実証を開始するまでのキーファクター
00: 26: 35 6.エッジコンピューティング検証状況(1/4)
00: 27: 51 6.エッジコンピューティング検証状況(2/4)
00: 30: 32 【再掲】6.エッジコンピューティング検証状況(1/4)
00: 30: 50 6.エッジコンピューティング検証状況(3/4)
00: 34: 04 【再掲】6.エッジコンピューティング検証状況(2/4)
00: 36: 34 6.エッジコンピューティング検証状況(4/4)-1
00: 36: 56 6.エッジコンピューティング検証状況(4/4)-2
00: 38: 43 6.エッジコンピューティング検証状況(8/8)
00: 40: 06 【再掲】6.エッジコンピューティング検証状況(4/4)-2
00: 40: 39 7.当社HPにてスマート保安の運用開始を紹介
00: 41: 10 8.助成金活用が契機になった導入事例のPR
00: 41: 45 9.概念実証から実用化に至るまでのキーファクター
00: 45: 20 [参考]スマート保安の国策動向
00: 47: 34 10.今後の展開見通し(一部実現しているものから願望までを含む)
講師紹介: 遠藤 雄太(えんどう ゆうた)


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  アシスタント:坂本 安代

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