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デジタル技術がもたらすヘルスケア革命 > デジタル技術がもたらすヘルスケア革命 02

計算科学を活用した新しい創薬(1)
ゲスト:小上裕二氏(大分大学 先端医学研究所 取締役)
    木村 俊氏(モジュラス株式会社 代表取締役CEO)


概要:
本講座が注目するバイオテック領域・AI創薬において、計算科学を活用した創薬事業を手掛ける企業を、米国からの最新情報を交えて紹介する。ゲストは、創薬の鍵と鍵穴の関係に注目し、低分子加工物で結合を阻害する研究をリードする、大分大学先端医学研究所(IAM)取締役の小上裕二氏と、最先端の計算科学と疾患生物学の洞察を深くし、革新的治療薬の研究開発を行う、モジュラス株式会社代表の木村俊氏。両社とも、AIを使ったドライな創薬と、ウエットな生物科学を高次元で融合している点が注目される。
ウイルスは体内のタンパク質の鍵穴に付着し増殖を繰り返すが、IAMは増殖の段階に合わせた多種多様の鍵(ライブラリー)を用意し、AIに認識させたところ、活性の強弱が顕著な鍵はAI創薬に向いていることが分かった。事業セグメントは、製薬会社へライブラリーを提供する事業、データインテグレーション事業、薬理事業が主なもの。3つの事業からなるプラットフォームテクノロジーを用いて臨床試験前の最適化を行い製薬会社へバトンタッチ、ライセンスアウトされたキャンディデート(候補化合物)を製薬企業が上市まで進める。

通常、キャンディデートになるまで約3万個の化合物が必要だが、AIによって数十個を数日で絞り込める。困難だった鍵の画像変換もコンピューターが可能とし、数分で最適な新薬候補を評価、最終的に薬理事業を駆使してキャンディデートを取得する。IAMは真のAI創薬ベンチャーとして最新技術で命を守ると、小上氏は話す。

モジュラスのミッションは、計算技術と疾患生物学を組み合わせて、革新的治療薬の開発を加速すること。自社のプラットフォームでは、独自の手法で創薬プロセスを立ち上げ、研究開発のタイムラインを半分に短縮、合成物数も約数千の最適化から、計算技術により約40の化合物合成で動物実験前までを可能にした。

前回シリーズで紹介したペプチドリーム社ともタッグを組んでおり、PDPSというターゲットに結合するペプチドを発見するペプチドリームの技術に対し、結合点に低分子を設計して置き換える研究を行っているが、大手が注目する部位とは別に結合点を見いだして革新的治療薬をデザインしている点がポイント。現在10走っているプロジェクトのうち3つは臨床候補品選定まで進んでおり、困難といわれる低分子創薬のアウトプット可能にして、2年後のIPOを目指す。専門性の強いバイオベンチャーはグローバルエコシステムに入っている必要があるが、両者とも早期から海外企業と組んでいるのが印象的で、今後の活躍が期待される。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 デジタル技術がもたらすヘルスケア革命#2 計算科学を活用した新しい創薬(1)
00: 00: 44 デジタル技術がもたらすヘルスケア革命 シリーズ一覧
00: 01: 12 本シリーズで注目している分野
00: 01: 37 本日ご紹介する会社
00: 02: 14 デジタル技術がもたらすヘルスケア革命 ゲストプロフィール
00: 03: 00 会社概要
00: 03: 57 釣り針からAIへ
00: 04: 33 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(1)
00: 04: 54 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(2)
00: 05: 02 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(3)
00: 05: 08 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(4)
00: 05: 24 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(5)
00: 05: 27 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(6)
00: 05: 32 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(7)
00: 05: 50 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(8)
00: 08: 32 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(9)
00: 08: 37 創薬 ≒ 鍵と鍵穴(10)
00: 09: 01 多種類の鍵(1)
00: 09: 25 多種類の鍵(2)
00: 09: 42 IAMの事業セグメント(1)
00: 10: 05 現在のビジネス展開(1)
00: 10: 11 現在のビジネス展開(2)
00: 10: 44 ライブラリーの特長(1)
00: 11: 31 ライブラリーの特長(2)
00: 11: 49 ライブラリーの特長(3)
00: 13: 27 IAMの事業セグメント(2)
00: 13: 38 IAMの事業セグメント(3)
00: 13: 46 製薬企業との提携(1)
00: 13: 48 製薬企業との提携(2)
00: 13: 57 製薬企業との提携(3)
00: 14: 02 製薬企業との提携(4)
00: 14: 11 製薬企業との提携(5)
00: 14: 25 製薬企業との提携(6)
00: 14: 46 創薬のタイムフレーム(1)
00: 14: 52 創薬のタイムフレーム(2)
00: 15: 06 創薬のタイムフレーム(3)
00: 15: 14 創薬のタイムフレーム(4)
00: 15: 18 創薬のタイムフレーム(5)
00: 15: 27 創薬のタイムフレーム(6)
00: 15: 46 創薬のタイムフレーム(7)
00: 15: 51 創薬のタイムフレーム(8)
00: 16: 12 創薬のタイムフレーム(9)
00: 18: 01 創薬のタイムフレーム(10)
00: 18: 06 創薬のタイムフレーム(11)
00: 18: 15 創薬のタイムフレーム(12)
00: 18: 44 IAM技術(1)
00: 19: 08 IAM技術(2)
00: 19: 34 IAM技術(3)
00: 19: 44 データインテグレーション事業(鍵の画像変換)(1)
00: 20: 56 データインテグレーション事業(鍵の画像変換)(2)
00: 21: 12 データインテグレーション事業(鍵の画像変換)(3)
00: 21: 13 データインテグレーション事業(鍵の画像変換)(4)
00: 22: 41 最新のデータ(エボラ出血熱)(1)
00: 22: 49 最新のデータ(エボラ出血熱)(2)
00: 23: 22 最新のデータ(エボラ出血熱)(3)
00: 24: 11 エボラ出血熱治療薬(先行プログラム)(1)
00: 24: 27 エボラ出血熱治療薬(先行プログラム)(2)
00: 24: 55 エボラ出血熱治療薬(先行プログラム)(3)
00: 26: 17 IAMのあるべき姿(1)
00: 26: 19 IAMのあるべき姿(2)
00: 27: 01 IAMのあるべき姿(3)
00: 28: 06 デジタル技術がもたらすヘルスケア革命 ゲストプロフィール
00: 29: 23 Computational Technology Reaches a Critical Inflection Point
00: 30: 00 But Not Being Leveraged Efficiently by Big Biopharma Companies
00: 30: 34 We Saw an Opportunity and a Better Way
00: 31: 16 Our Mission
00: 31: 50 A Robust Discovery Engine with an Extensive and Sustainable Pipeline
00: 32: 51 A Track Record of Rapid Progress and Achievements Since 2017
00: 39: 02 Our Next Steps and Path to Success
00: 41: 02 A Team of Experienced Computational Drug Discovery Experts
00: 41: 54 KOL Advisors & Collaborators
00: 42: 41 We Apply Molecular Simulation and Advanced AI Technologies to Accelerate Drug Discovery
00: 45: 27 An Example of R&D Acceleration
00: 48: 58 R&D Pipeline
00: 50: 14 Lead Programs
00: 50: 42 Projected Value-Creation Drivers
00: 53: 45 Key Take-Aways
00: 58: 24 デジタル技術がもたらすヘルスケア革命~(2)まとめ
講師紹介: 小南 欽一郎(こみなみ きんいちろう)
テック&フィンストラテジー株式会社 代表取締役

1994年 東京大学大学院博士号(理学)取得後、英国王立癌研究所に留学
1998年 九州大学生体防御医学研究所にて助手(分子生物学)
2001年 野村R&A(野村證券)調査部にてIPO調査、及び投資部にて24社の バイオ企業投資を行う(内12社上場済み)
2015年 みずほ証券国内営業部門法人グループ法人営業推進部戦略調査室 ディレクターとして、IPO調査、産学連携を担当。
2017年 テック&フィンストラテジー株式会社設立。ベンチャー企業のIPOコンサル、 大手企業の新規事業進出支援、ベンチャーキャピタル・金融機関支援などを 手がける

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  アシスタント:坂本 安代

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