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メンタル・タフネス思考法 > メンタル・タフネス思考法 05

第4章:実践に向けよくある質問FAQに答える


概要:
前回までの講座において、メンタルタフネス思考法、第1ステップから第5ステップの内容を解説してきた。次回、演習課題へのチャレンジの前に、これまで学習してきた中で疑問点が残らないよう、また、要点のまとめや復習の意味合いを含めながら、本講座でよくある質問FAQを行っていく。タフネス思考法の応用能力を高めるための総合演習は、モチベーションの維持も必要とする。少しでも疑問や不安が残ると意識の低下を招く場合があるので、技術面だけではなく精神面も含めて、可能な限り多くの質問に答える。
最初に、当思考法の印象として「気休め」と感じるかもしれないが、問題解決のためにもまず気を休めることが重要であり、究極の気休め手法と捉えるとよい。そもそも人は同じ状況でも考え方(解釈)によって感情と行動が変わるので(ABC理論)、行動変容の際、考え方を変えるのは効果的だ。

「ねばならぬ」に関して、なぜ駄目なのかという根本的な質問があった。存在しない結果の保証を要求する非現実的で根源的な矛盾を招く思考であり、失敗の恐怖に根差した外的動機付けが「ねばならぬ」に他ならない。逆に強い願望思考の「ありたい」には根源的な矛盾がなく、たとえ願望がかなわなくても悪いマイナス感情を覚えずにすむ場合が多い。

「ありたい」思考になると動機付けが弱くなるのではという疑問だが、危険回避要求の「ねばならぬ」に負けないよう意識的に強く願望し、願望未達成にまつわる良いマイナス感情と共に行動の原動力にするとよい(第5ステップ)。また、納得感のある思考技術を反復練習し、自分の中の「ありたい」を整理することも重要だ。

第3ステップの願望未達成の「受容」は諦めではないかという質問に対して、受容とは認知することであり、決して同意や軽視することではない。存在の認知は問題解決のスタートラインと考える。

第4ステップの願望未達の解説で、もっとポジティブの方がよいのではという質問だが、リスクを許容しない限りポジティブに持っていくのは困難だ。まずは最悪状況に耐えられる感覚をつくり、その上で自然とポジティブになるのは悪くない。

タフネス思考法はセルフ・コーチングであり、安易に他者へコーチングすることは危険だ。また、ゆったりと業務をこなす上でのイメージ上の誤解を招く可能性も踏まえる必要がある。習得のコツは、心配(準備)、不愉快(交渉)等の良いマイナス感情と、不安(逃避)等の悪いマイナス感情の違いを理解し、何度も襲ってくる「ねばならぬ」に留意しながら5ステップの練習を習慣化すること。次回は応用力をつけるための総合演習を行う。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 メンタル・タフネス思考法#5 第4章:実践に向けよくある質問FAQに答える
00: 00: 43 ストレスに強くなる精神タフネス思考法を紹介する
00: 02: 05 第4章の要旨
00: 02: 27 この手法は単なる「気休め」では?
00: 02: 50 回答のポイント
00: 05: 09 考え方によって感情や行動が変わるのか?
00: 05: 34 回答のポイント
00: 07: 22 「ねばならぬ」はなぜいけないのか?
00: 07: 57 回答のポイント
00: 10: 34 「ねばならぬ」で結果を出している人も多いのでは?
00: 11: 00 回答のポイント
00: 13: 52 私たちはなぜ「ねばならぬ」をしがちなのでしょうか?
00: 14: 19 回答のポイント
00: 18: 13 「ありたい」の効果の仕組みと言い訳に使われるリスクは?
00: 18: 40 回答のポイント
00: 21: 47 「ありたい」だと動機付けとして弱いのでは?
00: 22: 17 回答のポイント
00: 24: 15 周りと自分の「ねばならぬ」にどう対応すると良いか?
00: 24: 46 回答のポイント
00: 26: 32 第3ステップ「状況の受容」は諦めにつながるのでは?
00: 26: 59 回答のポイント
00: 29: 13 第4ステップではもっとポジティブになる方が良いのでは?
00: 29: 54 回答のポイント
00: 33: 19 メンタル・タフネス思考法を実践する上でのリスクは?
00: 33: 37 回答のポイント
00: 36: 50 本手法の定着にコツはあるか?
00: 37: 09 回答のポイント
00: 39: 56 ステップの順番を変えても良いか?
00: 40: 11 回答のポイント
00: 41: 31 マイナス感情の違いを見分けるには?
00: 41: 55 回答のポイント
00: 44: 47 心配、不快感、悲しみ、呵責以外の良いマイナス感情はあるのでしょうか?
00: 45: 10 回答のポイント
00: 48: 48 安心モードでの感情とは?
00: 49: 10 回答のポイント
00: 50: 33 うまく行かない場合は?
00: 50: 51 回答のポイント
00: 52: 50 第4章の要旨
講師紹介: 高杉 尚孝(たかすぎ ひさたか)
有限会社高杉尚孝事務所代表
筑波大学大学院客員教授

慶応大学経済学部卒、ペンシルバニア大ウォートンスクール卒(MBA)。
アルバート・エリス研究所認定スーパーバイザー・心理セラピスト。
ニューヨーク証券取引所認定上級財務アナリスト。
マッキンゼー、JPモルガンなど東京及びニューヨーク事務所勤務を経て1997年に独立。
メンタル・タフネス強化、論理的思考、交渉術など人材育成業務に従事。
NHK教育TV「英語ビジネスワールド」’99〜’02講師。
米国在住通算13年。

著書に「実践・プレッシャー管理のセオリー」「実践・交渉のセオリー」(NHK出版)、「英語ビジネスドキュメント・ライティングの技術」「論理表現力」 「問題解決のセオリー」(日経新聞出版社)など。

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  アシスタント:沖津 那奈

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