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メンタル・タフネス思考法 > メンタル・タフネス思考法 03

第2章:悪い思考をアンインストールする


概要:
自分の中にある悪い思考「ねばならぬ」は、根拠に乏しい非現実的なものであり、結果的にマイナスの結論を生む。この歪んだ考えをつぶすためには、気付きだけではなく粘り強く否定し続けることが必要だ。第2章は、悪い思考を逆転させるために科学的分析に基づいたアプローチ方法を伝授する。ポイントは、頭の中に存在する古いアプリをアンインストールすること。論理的、実証的、実利性の観点から検証し、考え方を否定(論駁)することで柔軟な思考に持っていく。後半は論駁の演習として練習問題を提示する。
「ねばならぬ」の例として「同僚は絶対に私を批判すべきではない」という思考を論駁してみる。まず理屈上正しいかを論理的に考えと、結論を導き出す上での単なる飛躍にすぎないと断言できる。次に実証的に確率論を見れば、批判する人がいないのは非現実的で不自然だ。目的達成の手段として実利的に有益かというと、批判者を恨むのは敵をつくることであるが、前向きに考えると批判は貴重な学習のチャンスでもある。分析の結果、これは絶対的な思い込みではないのか、仮説思考がよいのではと柔軟性思考が出てくる。

論駁の方法は、悪い思考を多面的につぶすことが有効だ。絶対要求「ねばならぬ」、絶望悲観「最悪だ」、耐性欠乏「耐えられない」、非難卑下「許せない」は代表的な負の思考だが、それぞれに理屈上の論理性、比較・経験則における実証性、効果の程を見る実利性に当てはめて分析してみると、これだけの反駁材料があるなら考えを変えた方がいいと柔軟的な考え方に変わり、悪い思考を論駁することができる。ただ、「耐えられる」「許せる」状況を「耐えねばならない」「許さなければならない」と飛躍しないように注意すること。「できる」と「せねばならない」は混同しやすいが、能力と意思は分ける必要がある。

次に「プレゼンを成功しなければならない。どんなに準備してうまくいくはずがない。プレッシャーは耐えられない」の論駁の演習をしてみる。「成功しなければならない」は己の願望であり論理的飛躍。よい結果を要求してもうまくいかないときもある。「準備してもうまくいくはずがない」は、そもそも根拠のない絶望的思考、準備すれば成功の確率は上がるはずだ。「プレッシャーに耐えられない」は我慢できないという思い込みで、事実耐えていると論駁できる。実利的には、どの思考も悪いマイナス感情をもたらし、失敗する確率を自ら高めるという共通性が見られる。論駁は俯瞰的に、網羅的につぶすことがこつだが、あくまでも自分の中の思考としてセルフ・コーチングすることが重要である。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 メンタル・タフネス思考法#3 第2章:悪い思考をアンインストールする
00: 00: 41 メンタル・タフネス思考法講座
00: 00: 55 第2章の要旨
00: 01: 59 第2章の流れ
00: 02: 25 悪い思考の特徴
00: 03: 58 徹底論駁の重要性(1)
00: 04: 00 徹底論駁の重要性(2)
00: 04: 01 徹底論駁の重要性(3)
00: 04: 50 悪い思考の論駁
00: 11: 48 論駁方法のまとめ
00: 18: 08 第2章の流れ(演習:悪い思考の論駁を練習する)
00: 18: 22 論駁例 悪い思考の論駁
00: 23: 00 演習 論駁の演習
00: 23: 54 解答例 論駁の演習(1)
00: 24: 01 解答例 論駁の演習(2)
00: 24: 57 解答例 論駁の演習(3)
00: 25: 03 解答例 論駁の演習(4)
00: 25: 32 解答例 論駁の演習(5)
00: 25: 43 解答例 論駁の演習(6)
00: 26: 34 解答例 論駁の演習(7)
00: 26: 35 解答例 論駁の演習(8)
00: 28: 03 解答例 論駁の演習(9)
00: 28: 09 解答例 論駁の演習(10)
00: 28: 53 解答例 論駁の演習(11)
00: 28: 54 解答例 論駁の演習(12)
00: 29: 42 演習 タフネス・アンケート
00: 31: 23 演習 論駁の演習
00: 36: 02 第2章の要旨
講師紹介: 高杉 尚孝(たかすぎ ひさたか)
有限会社高杉尚孝事務所代表
筑波大学大学院客員教授

慶応大学経済学部卒、ペンシルバニア大ウォートンスクール卒(MBA)。
アルバート・エリス研究所認定スーパーバイザー・心理セラピスト。
ニューヨーク証券取引所認定上級財務アナリスト。
マッキンゼー、JPモルガンなど東京及びニューヨーク事務所勤務を経て1997年に独立。
メンタル・タフネス強化、論理的思考、交渉術など人材育成業務に従事。
NHK教育TV「英語ビジネスワールド」’99〜’02講師。
米国在住通算13年。

著書に「実践・プレッシャー管理のセオリー」「実践・交渉のセオリー」(NHK出版)、「英語ビジネスドキュメント・ライティングの技術」「論理表現力」 「問題解決のセオリー」(日経新聞出版社)など。

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  アシスタント:沖津 那奈

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