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アフターデジタル時代のUXデザインとグロース戦略論 > アフターデジタル時代のUXデザインとグロース戦略論04

アフターデジタル時代の競争原理
ゲスト:楠木 建氏(一橋大学ビジネススクール 教授)


概要:
DXを声高に叫ぶ企業が中、はやっているものは「とにかくやらなければならない」と飛びついてしまい、本質からずれて成果の上がらない無駄うち的な施策も多く見られる。デジタルが当たり前になった時代に、どう向き合っていくのかの本質的な議論をしなくてはならない。『逆・タイムマシン経営論』の著者・一橋大学教授の楠木建氏をゲストに迎え、DXが流行する理由と、そこに潜む罠について、対談形式で講義を進めていく。
海外で成功した最先端のビジネスモデルをいち早く日本で展開して利益を得る経営手法「タイムマシン経営」、これを反転させた考え方が「逆・タイムマシン経営論」だ。旬の話であるほどステレオタイプ的なバイアスがかかり、意思決定における錯誤を引き起こす「同時代性の罠」がある。情報は鮮度が大切と思われがちだが、時間経過とともに同時代のノイズが除去され、自然と本質的論理に目が向く。ここに過去を振り返る意味がある。

成果に対して責任感が強い人、せっかちな人は、導入すれば一気に競争力がつくと思ってしまう「飛び道具トラップ」にかかりやすい。「飛び道具トラップ」は華々しい成功事例とセットで語られるが、その成功事例は固有の戦略ストーリーで動いたものであり、都合のいい文脈だけを取り出しても、まったく違う文脈で動いている自分たちの一貫性が破壊され、かえってパフォーマンスが落ちることもある。まずは落ち着いて、自分の頭と言葉で論理を説明できる状態にあることが重要だ。

忘れられがちだが、経営者の基本はシンプルに長期利益を実現することだ。長期利益が実現されれば、ほとんどのことは丸く収まり、争いも起こらず、サステナビリティにもつながる。目で見えない未来の長期利益は、合意形成することが難しい。長期利益という物差しを持ちつつ、自社のビジョンやパーパスをしっかり理解して戦略ストーリーを描き、自分たちの稼ぐ力を論理的に語れるかどうかが説得のカギとなる。

DXがパーパスの実現とどういう因果関係にあるのか、なぜ利益を増やすのか、手段を目的化せずに活用し、自分たちのビジネスに取り入れてうまく作動するかどうかを見極める必要があり、個々の企業の経営の質、経営者の力があらためて問われている。 特に、体の中に自然と蓄積されている「歴史」がない若者には、中高年に対抗するために「逆・タイムマシン経営論」的な考え方をお薦めしたい。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 アフターデジタル時代のUXデザインとグロース戦略論#4 アフターデジタル時代の競争原理
00: 00: 22 『アフターデジタル時代のUXデザインとグロース戦略論』 第4回アフターデジタル時代の競争原理(対談)
00: 01: 49 本日のゲスト
00: 02: 16 資料(1)
00: 02: 28 タイムマシン経営
00: 02: 34 未来は偏在している
00: 02: 55 タイムマシン経営の論理を反転させる(1)
00: 02: 58 タイムマシン経営の論理を反転させる(2)
00: 03: 07 資料(2)
00: 03: 12 資料(3)
00: 03: 32 同時代性の罠(1)
00: 03: 34 同時代性の罠(2)
00: 03: 40 同時代性の罠(3)
00: 03: 45 同時代性の罠(4)
00: 03: 48 同時代性の罠(5)
00: 03: 52 過去のメディアの記事・言説を振り返ると……
00: 04: 03 揺らぐ「日本的経営」
00: 04: 16 日経ビジネス1976年9月27日号(1)
00: 04: 20 日経ビジネス1976年9月27日号(2)
00: 04: 33 半世紀にわたって崩壊を続ける「日本的経営」(1)
00: 04: 37 半世紀にわたって崩壊を続ける「日本的経営」(2)
00: 04: 59 時間の経過による「デトックス」(1)
00: 05: 00 時間の経過による「デトックス」(2)
00: 05: 14 新聞雑誌は10年寝かせて読め
00: 05: 23 同時代性の罠の典型
00: 05: 31 400万台クラブ(1998年ごろ)
00: 06: 10 資料(4)
00: 06: 15 資料(5)
00: 06: 19 資料(6)
00: 06: 23 資料(7)
00: 06: 34 資料(8)
00: 07: 15 フォードのPAG戦略(1)
00: 07: 19 フォードのPAG戦略(2)
00: 07: 23 フォードのPAG戦略(3)
00: 07: 41 資料(9)
00: 07: 45 資料(10)
00: 07: 56 資料(11)
00: 07: 58 資料(12)
00: 08: 09 資料(13)
00: 08: 18 資料(14)
00: 08: 24 資料(15)
00: 08: 28 「ダイムラークライスラーの誕生は『電気ショック』だ」(1)
00: 08: 32 「ダイムラークライスラーの誕生は『電気ショック』だ」(2)
00: 08: 55 「400万台クラブ」幻想の崩壊(1)
00: 08: 56 「400万台クラブ」幻想の崩壊(2)
00: 09: 34 論理の不在(1)
00: 09: 38 論理の不在(2)
00: 10: 26 因果の錯乱(1)
00: 10: 28 因果の錯乱(2)
00: 10: 54 「潮が引いた後でだれが裸で泳いでいたかが分かる」(1)
00: 10: 58 「潮が引いた後でだれが裸で泳いでいたかが分かる」(2)
00: 11: 14 偽物(同時代のノイズ)が除去され、自然と本物(本質的論理)に目が向く
00: 11: 43 逆・タイムマシン経営論の効用(1)
00: 11: 44 逆・タイムマシン経営論の効用(2)
00: 11: 50 「本質」とは何か(1)
00: 11: 55 「本質」とは何か(2)
00: 12: 02 歴史の逆説(1)
00: 12: 04 歴史の逆説(2)
00: 12: 15 歴史の逆説(3)
00: 12: 44 同時代性の罠のタイプ(1)
00: 12: 46 同時代性の罠のタイプ(2)
00: 13: 41 同時代性の罠のタイプ(3)
00: 19: 28 本日のテーマ
講師紹介: 遠藤 直紀(えんどう なおき)


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