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アフターデジタル時代のUXデザインとグロース戦略論 > アフターデジタル時代のUXデザインとグロース戦略論02

UXデザイン方法論


概要:
デジタル時代である現代は、情報の主導権がユーザーへ移行し、企業の思いどおりにはいかなくなっているため、よりユーザーの目的、情報、要求を探ることが重要となる。本講義では、企業が提供する各種側面での情報サービスがどのような品質になるかを分析し、UXデザイン方法論として、企業と顧客のインタラクションの比率を高めるための考え方、アプローチの取り方について解説する。UXデザインは、サービスを受け取る側の状況、提供する側をつなぐコミュニケーションとして重要なものと定義される。
UXデザインは2つのポイントがある。1つはコンセプト(世界観)を検討すること。誰の何の課題を解くのかをストーリーとして理解することが出発点となる。

例えば料理サイトの「クックパッド」は、主婦の悩みを聞き、料理を通じて楽しい社会にしたいという思いから始まった。Amazonでは、CEOを含む全社員がコールセンター研修を受け、苦情・困り事を肌感で感じた上でコンセプトを検討した。ただ、ターゲットを広く求め、リサーチ会社にユーザー調査依頼をすると、総花的解決や2次情報となる可能性があるので、真の状況理解にはならない。

デザイン設計の際は、ペインポイント(悩みの状況)からゲインポイント(吸着点)をどうつくるかを考える。まず未解決で放置されているペインを探り当て、ゲイン化するための「幸せな状態」を定義、そのために必要な体験を具現化し、「幸せな状態」を保持させる仕組み化を行う。人はペインが深いほど解決体験へのエネルギーが増すので、期待価値をしっかりと捉えてから体験を提供する必要がある。

2つ目は、高速仮説検証とプロトタイピングだ。本当に優れた体験なのかは仮説検証が必要であり、試作品を使って検証していくことが重要な取り組みとなる。ポイントは、顧客の意見を聞かない点だ。人は何かを言われるとほぼ相手の期待に応える傾向があり、真実は意見より行動に隠されている。

行動観察調査の例を挙げると、食器メーカーが次期シーズンに出す皿のグループインタビューを行ったところ、画期的なデザインの意見が多く出たが、終了後のお土産に選んだ皿は、皆、白い丸皿だった。理由を聞くと、家族には白いお皿が使いやすく、目立つデザインは単品だと使いづらい真実が分かった。行動観察には設定被験者に近いユーザーを選び、仮説を刺激物に落とし込んで反応を観察、問題点を把握する。大切なのは直に会うことだ。ユーザー像や心理をクリアに描くには、実際に見て実感するべきであり、仮説検証の繰り返しがベストなUXデザインを可能にする。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 アフターデジタル時代のUXデザインとグロース戦略論#2 UXデザイン方法論
00: 00: 31 第2回 UXデザイン方法論
00: 00: 37 本日のアジェンダ
00: 01: 04 デジタル時代の主役はユーザ
00: 01: 59 ドナルド・ノーマンが提唱するUXの定義
00: 03: 12 大切なのは、ユーザ・目的・状況を知ること
00: 04: 15 UXデザインとは
00: 05: 05 サービスとユーザを繋ぐものがUXデザイン(1)
00: 05: 35 サービスとユーザを繋ぐものがUXデザイン(2)
00: 05: 54 サービスとユーザを繋ぐものがUXデザイン(3)
00: 06: 37 事例 - 子ども向けMRI(1)
00: 07: 18 事例 - 子ども向けMRI(2)
00: 07: 26 事例 - 子ども向けMRI(3)
00: 07: 58 事例 - 子ども向けMRI(4)
00: 08: 20 生み出したい「幸せな状況」= コンセプト
00: 09: 34 高速仮説検証サイクル
00: 10: 17 コンセプト(世界観)の検討
00: 12: 07 まずはユーザを知ることから(1)
00: 14: 42 まずはユーザを知ることから(2)
00: 15: 48 まずはユーザを知ることから(3)
00: 16: 40 「全員がターゲット」は絶対にあり得ない
00: 18: 55 もっとも大切なことはユーザに「直に会う」こと(1)
00: 20: 05 もっとも大切なことはユーザに「直に会う」こと(2)
00: 20: 06 もっとも大切なことはユーザに「直に会う」こと(3)
00: 20: 44 生み出したい「幸せな状況」= コンセプト(再掲)
00: 21: 16 ペインの解消を起点にする
00: 23: 17 期待価値を描き、体験価値に落とし込む
00: 25: 31 事例 - 専用デバイス付き自動車保険サービス
00: 28: 24 事例 - 株式会社 花まるラボ様 Think!Think!
00: 31: 07 仮説検証とプロトタイピング
00: 31: 30 意見ではなく、行動を重視
00: 34: 21 意見を聞かないユーザ調査 - 事例
00: 36: 37 ユーザ行動観察調査の方法(1)
00: 38: 19 ユーザ行動観察調査の方法(2)
00: 39: 14 ユーザ行動観察調査の方法(3)
00: 39: 34 行動観察事例 - 住宅ローン検討(1)
00: 40: 02 行動観察事例 - 住宅ローン検討(2)
00: 40: 55 行動観察事例 - 住宅ローン検討(3)
00: 41: 25 行動観察事例 - 住宅ローン検討(4)
00: 41: 44 目的に応じて、様々なレベルのプロトタイプを活用
00: 42: 49 まとめと次回予告
講師紹介: 遠藤 直紀(えんどう なおき)


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  アシスタント:三木 順哉

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