川合氏は、東京農業大学農学部卒業後、起業準備のため、ニチモウ株式会社、バリューコマース株式会社、株式会社サイバーエージェントで経験を積み、2004年に株式会社シースタイルを設立し代表取締役に就任、ネット広告代理店として事業開始した。2006年に不動産一括査定サービスを立ち上げ、2018年にリビン・テクノロジーズ株式会社に社名変更、2019年に東証マザーズ上場した。
リビン・テクノロジーズは、不動産プラットフォーム事業として、WEBテクノロジーと不動産を融合したプロダクトの開発・運営しており、不動産バーティカルメディア、不動産業務支援システム、不動産業界向け人材サービス、インターネット広告のサービスがある。
メディアと業務支援が連携したビジネスモデルを展開しており、今後はメディアサービスのリビンマッチからの見込客情報の提供に留まらず、不動産会社の営業活動を円滑にするサービスを提供していくという。
起業した時点では事業が定まっておらず、社長になりたいという思いで創業し、インターネット広告代理事業をやっていたが、差別化が難しいため、自社サービスとして、不動産一括査定サービス、お墓一括問い合わせサービス、女性向けアパレルのオンラインショッピングサービスを同時に立ち上げ、不動産プラットフォーム事業が生き残った。
経営戦略は、不動産売却領域の拡大、不動産売却以外の不動産領域拡大、不動産テック領域の拡大としており、重点施策として、営業力の強化、企業ブランド力・認知度の向上、サービス領域の拡大、経営基盤の強化に取り組んでいる。今後は、住生活領域における社会問題をテクノロジー・マーケティング・セールスの3つの力で解決する企業として、不動産テックの巨人を目指しているという。
経営で一番大切にしていることは、会社を成長させることで、従業員も会社が成長しいるから働いているだと思っているので、成長させる事が経営と思っていると語った。