近藤氏は、慶應義塾大学理工学部を卒業後、株式会社みずほ銀行に入行し、中小企業向け融資業務に従事。イー・ステージ株式会社を経て、2007年に中小企業を支援するサービスを提供する株式会社ココペリを設立し、代表取締役CEO就任。2020年に東証マザーズ市場へ新規上場した。
ココペリの事業は、ビジネスプラットフォームで、創業当初から中小企業向けにバックオフィス業務のアウトソーシングを受けるITサポートサービスを提供開始し、中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」の開発・運営、AIモジュール「FAI」の開発、ITサポートサービスなどを提供している。
「Big Advance」サービスは、中小企業の成長と地方創生を支援するBtoBのSoftware as a Service(SaaS)をビジネスモデルとし、ビジネスマッチング、福利厚生「FUKURI」、ホームページ自動作成、補助金・助成金かんたん検索、ビジネスチャット、士業相談、安否確認のサービスを提供している。全国の地域金融機関と協業する中小企業向け経営支援プラットフォームとして、金融機関から初期費用と月額利用料、会員企業から月額3,000円を受け取るモデルとなっている。
またAIモジュール「FAI」の開発は、中小企業向けに特化し、金融機関・SIから初期費用と月額利用料を受け取るモデルで、ITサポートサービスは、SHARESを中心として中小企業・個人事業主向けにサービスを提供している。
これから起業を考えている方へ向けたメッセージとして、起業は始めるのは簡単だが続けていくのは大変、やろうとしている事の99%は上手くいかない。上手くいかないものと思ってやれば、やり方を変えていくことができ上手くいくこともある。起業して新しいものを生み出すことは社会にとって良いことでもあり、また楽しいものでもあるので起業することをお勧めしていると語った。