林氏は、早稲田大学商学部を卒業後、PwCコンサルティング株式会社(現日本IBM)に入社し、CRMソリューションにおけるコンサルタントとして従事。2007年に株式会社CSK-IS(現SCSK)に入社し新規事業開発を経験。2009年にデータセクションの取締役COOに就任し、2018年より代表取締役社長兼CEOに就任している。
データセクションは、データサイエンスによって生活者のニーズを正しく捉え、より良い製品・サービスを届けようとしている企業を支援するために、データ分析技術を軸とし、リテールマーケティング事業、ソーシャルメディア分析事業、AI・システム開発事業の3つの事業を展開している。
リテールマーケティング事業は、オンラインとオフラインの垣根を超えたデータ分析の実現し、店舗分析ツール「FollowUP」を国内外へ展開している。ソーシャルメディア分析事業は、ソーシャルリスニングツール「Insight Intelligence」から始まり、事業対象領域を広げ、マーケターの視点・業務に寄り添いビッグデータ収集/解析する事業を展開している。AI・システム開発事業は、画像解析技術をベースに概念実証(Proof of Concept:PoC)に終わるのではなく、実業務で活用できるAIエンジンを開発提供している。
昔ながらのビジネスからの脱却し、企業が生活者に良いものを届け人々の生活を豊かにしていく社会を作るために、本質を捉えたデータ分析をあらゆるビジネスに浸透させていく必要があり、生活者と企業間に存在するマーケティングを中心としたコミュニケーションを、データ分析によって変革し、企業のサービス品質の向上とより豊かな人々の暮らしの実現を目指しているという。
データセクションは、人々の暮らしを豊かにするためにデータ分析を必要としている企業をグローバルで支える会社として、世界20カ国に事業展開しており、今後の目標は、日本発のグローバル・スタンダードになりたいと語った。