問いかけ:事業を大ヒットさせるポイントは何だと思いますか? ターン・アラウンド実現のためにコスト削減を進めていくと、企業は縮小均衡に陥りがちです。そうならないためには、新しいものを創造していく力=クリエイティビティが必要不可欠です。 今回は、ヒットを生み出すためのプロデューサーの役割や、クリエイト環境の作り方について、映画「稲村ジェーン」の例なども交えながら考えていきます。
新しいことを始める際のクリエイティビティとは物事を肯定的に捉える中からしか生まれないものである。故に、ビジネスとしてコントロールするには物事を批判的に捉えることが必要だとばかり考えていると、ビジネスにおいても必要なクリエイティビティを削いでしまうことになりかねない。 ハリウッドでの映画作りを見てみると、かつてに比べてプロデューサーの役割の大きさと重要さが格段に増している。この傾向は日本でも同様で、音楽やゲームなど様々な業界においてヒットの陰にプロデューサーがいることが当然になってきた。これは、コンテンツの生産や販売の方法が複雑・高度化したために、伝統的なやり方に沿っていたのではヒットが生まれにくい状況になったことと、コンテンツを作品ではなく商品としてマーケットに適切に投入する必要が生じているからである。 プロデューサーが、偶然ではなく必然としてヒットを生み出すために、果たさなければならない機能が3つある。マネージャー、ディレクター、マーケターがそれである。 マネージャー機能とは、最高のクリエイト環境をクリエイターに提供することである。マネージャーはクリエイターの不安や不満を無くし、その上でクリエイターを楽しく気持ちよくさせなければならない。新しいもの自体を創造するのはプロデューサーではなくクリエイターだからである。しかしクリエイターはビジネスに疎いのが通常だ。そこでディレクターとしての機能で、クリエイターの仕事をビジネスのレベルに引き上げる必要がある。そのためにプロデューサー自身がマーケットのニーズを掴み、それを分析した上で商品のカタチを練り上げねばならない。最後にマーケターの機能として、出来上がった商品をマーケットにおけるプレゼンスが高まるように様々な仕掛けを講じる必要がある。 プロデューサーはコンテンツ産業のみならず、ビジネスをプロデュースするという意味で、どのような業界においても必要である。特にターン・アラウンドにおいては、新しい事業を必ずやヒットに結びつけるべく、プロデューサーの役割が不可欠だと言える。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 クリエイティビティ・マネジメント 00: 01: 00 ターン・アラウンドの経営戦略 00: 02: 13 問いかけ 00: 03: 10 手押し車 00: 04: 20 P N I 00: 10: 02 穴の中にごみを捨てる時、便利だね 00: 10: 43 底にフタをつけて、ヒモで開くようにしたら 00: 14: 29 プロデューサー昔と今 00: 17: 02 ハリウッドの多メディア展開戦略 00: 18: 54 プロデューサー昔と今 00: 20: 47 ヒットソフトの陰にプロデューサーあり 00: 23: 48 プロデューサーとは? 00: 24: 48 作品をヒットさせるためのプロデューサー機能 00: 29: 07 最高のリクエスト環境を提供する 00: 29: 59 最高のリクエスト環境とは? 00: 38: 12 ニーズをつかむ 00: 42: 05 ニーズ練り込み作業のコツ 00: 44: 47 映画稲村ジェーンヒットの仕掛け 00: 49: 50 プロデューサーは自由と自己責任を持つ 00: 50: 39 経常利益率 00: 52: 49 株価の動き 00: 53: 15 ゲーム会社 A社の改革 00: 56: 03 経常利益率 00: 56: 11 株価の動き 00: 57: 32 ビジネス・プロデューサー 00: 58: 28 責任のとり方のオプション 00: 59: 06 人のマネジメント